🌱はじめに
イエスさまが十字架に向かわれる最後の週――受難週。神殿で教えておられるイエスさまのもとに、宗教指導者たちがやって来て問いかけます。「何の権威によって、あなたはこれらのことをしているのか?」
この問いは、ただの質問ではなく、イエスさまの存在そのものへの挑戦でした。しかし主は、真理を見失った彼らに、深い洞察と警告をこめた3つのたとえばなしを語られます。
この箇所を通して、神の国の真の招きと、それに応える心の備えについて静かに見つめていきましょう。
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前回の記事「枯れたいちじくの木の教訓」はこちらからご覧いただけます
📝この記事を読むとわかること
- イエスの権威を問う宗教指導者たちの姿勢とその背景
- イエスが語った3つのたとえばなしの意味
- 神の国の招きに応える心の大切さ
- 御国を待ち望む者としての私たちの応答
📖 この箇所の文脈|宮清めの翌日
前回は、イエスさまがいちじくの木を見て実がなかったことで、それを呪われた場面を見ました。その翌朝、木が根元から枯れているのを見た弟子たちは驚きます。
そしてその日――受難週の火曜日。イエスさまは再び宮に入り、教えておられました。すると、祭司長と民の長老たちが近づいてきて、イエスの権威を問いただします。
このやりとりに続いて、主は彼らに向かって三つのたとえばなしを語ります。「ふたり息子のたとえ」「悪い農夫のたとえ」「宴会の招きを断った人々のたとえ」――どれも、悔い改めを拒む心や、神の招きに応えない姿勢に警鐘を鳴らすものでした。
イエスさまは彼らに対して直接語らず、たとえばなしによってご自身の思いを伝えるようになります。そのたとえの中に自分たちの姿があると気づいた祭司長や長老たちは、ますます反発を強め、イエスを殺そうとたくらむようになっていきます。
🖼️ 原画:『イエスの権威についての質問』(らけるま作)




🪷やさしい解説
神殿で問われたイエスさまの権威。イエスさまは、その問いにただ答えるのではなく、人々の心のあり方を明らかにするたとえばなしを通して、神のまことと愛を静かに語られます。
✨受難週:火曜日
イエスさまは神殿で教えておられる中で、宗教指導者たちに取り囲まれ、「何の権威によってこのことをしているのか」と問われます。その問いの裏には、イエスさまを排除しようとする思いがありました。
✨「イエスの権威についての質問」マタイ21:23-27
イエスさまは、「では、ヨハネのバプテスマはどこから来たのか」と逆に問い返されます。彼らは答えることができませんでした。イエスさまは、彼らの偽りの心を見抜いておられました。
✨「ふたり息子のたとえ」マタイ21:28-32
ある父が二人の息子にぶどう園で働くように命じます。最初は拒んだが後で従った息子と、最初は「はい」と言いながら従わなかった息子。行いによって示される心の誠実さが問われます。
✨「悪い農夫のたとえ」マタイ21:33-46
主人が送ったしもべたち、そして最後には自分の子までもが、農夫たちに殺されてしまいます。これは、預言者たちを退け、ついには神の御子までも拒む人間の姿を映し出しています。
✨「宴会の招きを断った人々のたとえ」マタイ22:1-14
王が用意した婚宴に招かれた人々は、招きを無視したり、侮辱したりしました。招かれたからといって自動的に入れるのではなく、その招きにどのように応えるかが大切です。
🌼こどもたちへのメッセージ
イエスさまは、だれでも神さまの国に招いてくださっています。でも、その招きをたいせつにして、心から「はい、行きます!」とこたえることが大切です。イエスさまにしたがって歩んでいこうね。
🎚️弟子の告白
主よ、わたしは弱く、不完全で、すぐに自分の都合や感情で動いてしまいます。それでも、あなたの招きを信じ、従いたいと願います。たとえ失敗しても、あなたのあわれみと赦しを信じて、御国にふさわしく歩んでいけますように。
🖼原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
イエスが神殿で宗教指導者たちに囲まれ、問いかけに答える場面。群衆と指導者たちの表情が印象的に描かれている。
【キャプション】
神殿でイエスに問いかける宗教指導者たち。主は彼らの心を見抜き、たとえばなしによって語られました。
📌原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
https://j-bible.jimdofree.com/
🎨らけるまの創作メモ|たとえ話を描こうとした日
この連作を描いたとき、イエスさまが語られた三つのたとえばなしの深さに心を打たれました。一見厳しくも思える言葉の中に、神さまの深い愛と、応答を待っておられる優しさを感じながら描きました。見る人の心にも、イエスさまのまなざしが届きますように。
📝この記事のまとめ
- イエスの権威を問う宗教指導者たちに対し、主は三つのたとえばなしを語られた
- それぞれのたとえは、悔い改めと従順の大切さを教えている
- 神の招きには、心からの応答が求められている
- 弟子として、失敗の中にも従おうとする信仰が大切
🕊️結びの祈り
主イエスさま、あなたのまなざしは今日も私たちの心を見つめておられます。偽りではなく、まことの心であなたに応える者とならせてください。
招きにこたえきれない弱さもありますが、どうか赦しと励ましをもって、私たちを御国への道に導いてください。読者お一人お一人の上に、平安と光が注がれますように。
アーメン。
🔔次回の予告
「カイザルへの納税」マタイの福音書22章15-22節。
この世の権威と、神の御心についての深い対話に注目します。
📖この記事に関連する御言葉をもっと深く
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