「主よ、主よ」と言うだけでは ― 行いに現れる信仰のかたち

青空の下、イエスが山の上で群衆に語りかける様子。色とりどりの衣をまとった人々が座り、中央に立つイエスは両手を広げてやさしい表情で教えている。左上に「山上の説教」、中央に「21.「主よ、主よ」とだけ言う者について」と黄色の文字が配置されている。 教えとたとえ話|心に届くことば

🌱はじめに

信じることと、それを生きること――そのちがいについて、イエスさまはとても静かに、けれどはっきりと語られました。
山上の説教のなかで、「主よ、主よ」と言う者がみな御国に入るのではない、と教えられたイエスさま。
この言葉は、私たちの信仰をあらためて見つめ直す、大切な問いかけです。今日はそのメッセージに心を澄ませてみましょう。

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📝この記事を読むとわかること

  • 「主よ、主よ」と言う者に向けたイエスの警告とは
  • 信仰は言葉だけでなく、行動に現れるもの
  • 子どもにも伝えやすいやさしい言い換え
  • 原画に込めた創作のこころ
  • 自分の信仰を見つめ直すヒントと祈り

🖼️ 原画:『「主よ、主よ」と言うだけの者について』(らけるま作)

イエス・キリストが山上で群衆に語りかける様子。「主よ、主よ」と言うだけではなく、御心を行うことの大切さについての教えが中央に記されている。
イエスさまは、「主よ」と呼ぶだけではなく、御心を行う者こそが天の御国に入ると教えられました(マタイ7:21–23、ルカ6:46–49)。

🪷やさしい解説

イエスさまは、「主よ、主よ」と呼ぶだけでは足りないとおっしゃいました。
神さまの御心を行う者こそ、天の御国に入ると。信仰は言葉で言い表すだけでなく、その心から生まれる行動や生き方に現れるものです。
どれだけ信仰のことばを口にしても、愛のない行動、不正なふるまいをしていたら、その信仰は実を結んでいないのかもしれません。
イエスさまは、「わたしの言葉を聞いて、それを行う者」に、真の信仰があると語られたのです。


🌼こどもたちへのメッセージ

「しゅよ、しゅよ」って言うだけじゃなくて、そのことばどおりに、やさしくしたり、ほんとうに神さまを信じて行動することが大切だよって、イエスさまは教えてくれたよ。
ことばよりも、心と行いがたいせつなんだね。


🎚️ 信仰のことば

わたしにむかって『主よ、主よ』と言う者が、みな天国にはいるのではなく、ただ天にいますわが父の御旨を行う者だけが、はいるのである。 ― マタイ7:21

信仰は、神さまの愛を生きること。その誠実な一歩一歩を大切にしたいですね。


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
イエス・キリストが山上で群衆に語りかける様子。「主よ、主よ」と言うだけではなく、御心を行うことの大切さについての教えが中央に記されている。

【キャプション】
イエスさまは、「主よ」と呼ぶだけではなく、御心を行う者こそが天の御国に入ると教えられました(マタイ7:21–23、ルカ6:46–49)。

📌原画には、パブリックドメイン口語訳が入っています。


🎨 らけるまの創作メモ|言葉の先にあるものを描こうとした日

この絵を描いているとき、私自身の心にも「主よ、主よ」とだけ言って、行動がともなっているか?という問いがありました。
イエスさまは、外側だけでなく、心と生き方の内側を見てくださるお方です。
群衆のなかには、真剣に耳を傾ける人、考えこむ人、疑う人――さまざまな姿を描きました。
このイラストを通して、「信じる」とは「生きること」だと、そっと伝えられたらと願っています。


📝この記事のまとめ

  • 「主よ、主よ」と言うだけでは信仰とは言えない
  • 神さまの御心に従って行う者こそ、天の御国に入る
  • 子どもにも伝えられる、ことばと行いの大切さ
  • 原画ではイエスさまと真剣に向き合う群衆が描かれている
  • 信仰を生きることへの招きが、今もわたしたちに注がれている

🕊️ 結びの祈り

主よ、わたしたちが、ただ名前を呼ぶだけではなく、あなたの御心を心から行えるように導いてください。
言葉よりも、行いにあらわれる愛を。
見せかけではなく、誠実な歩みを。
この記事を読んでくださったすべての方の信仰が、あなたに根ざしたものとなりますように。アーメン。


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