律法学者とパリサイ人への厳しい言葉|ルカ11:37-54の呼びかけ

食卓についたイエスが、三人のパリサイ人たちに向かって語っている場面。テーブルにはパン、果物、肉、壺などの料理が並び、イエスは手を合わせて静かに話している。 教えとたとえ話|心に届くことば

🌱はじめに

静寂の中、主の声が急に響き渡ったようでした。
律法の形式を守る者たちの食卓に座りながら、イエスはそこにあった偽りの信仰を鋭く見抜かれました。
この言葉は、やさしい説教ではありません。
これは、御前にわたしたちの心をさらけ出す招きの剣です。



📝この記事を読むとわかること

  • 形式と本質の断絶と視点
  • 偽善を照らされる恐怖と必然
  • 今日を生きるわたしたちへの厳しい問い

📖 この箇所の文脈|ルカの福音書11章37-54

イエスは、口をきけなくする悪霊の追い出し、群衆に語られた後、あるパリサイ人の家で食事を召されます。
その場で、律法を守るがゆえに形だけを重んじる姿勢を暴かれ、偽善の実態を告発されました。
この章は、表面的な敬虔さの裏側にある闇を暴き、心の清さを迫る宣言です。


🖼️ 原画:『律法学者、パリサイ人を責める』(らけるま作)

イエスが食卓につき、パリサイ人たちに向かって教えを語っている場面。整えられた料理の前で、パリサイ人たちがイエスの言葉に耳を傾けている。
ルカの福音書11章49〜54節の聖句が丁寧に書かれた原画。神の知恵、預言者の血、そして律法学者やパリサイ人に対するイエスの厳しい言葉が静かに綴られている。

🪷やさしい解説

パリサイ人たちは、皿も杯も外側は磨き上げましたが、その奥は強欲と邪悪で満ちている とイエスは語られました(ルカ11:39)。
律法を重んじながら、人々の背負いを重くして自身は手を貸そうとせず、重荷を課すだけの姿勢も指摘されます。
これらは他人事ではありません。私たちが無自覚に「正しさ」を装うとき、主はその偽りを剥ぎ取りに来られるのです。

🕯「偽善を糾弾できるのは、イエス様だけです。
私たちにできることは、
その御声に耳を傾け、
自分の心だけを差し出すこと。」


🌼こどもたちへのメッセージ

イエスさまは、手のきれいさではなく、心のきよさ を大切にされる方です。
どんなにお祈りやよい行いをしても、心の中が暗くては、神様には届きません。
だからこそ、毎日「神さま、わたしの心も見てください」と祈ろうね。


🎚️ 信仰のことば

「あなたがたの内側にあるものを施しなさい。そうすれば、すべてのものがあなたがたにとって清いものとなる」(ルカ11:41)


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
イエスが食卓につき、パリサイ人たちに向かって教えを語っている場面。整えられた料理の前で、パリサイ人たちがイエスの言葉に耳を傾けている。

【キャプション】
表面ではなく、心を潔くせよ。
イエスの声は、偽りを暴く刃となって響く(ルカ11:37-42)。

📌原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
https://j-bible.jimdofree.com/


🎨 らけるまの創作メモ|静かな食卓で語られた真理

この御言葉に向き合うのは、筆を持つ手が震えるほど恐れでした。
「私はこの場の裁き人にはなりたくない」
何度、祈っても立ち止まり、見上げては涙する日が続きました。
それでも、聖霊が告げました。
「これは慰めではない。真理の警告である」と。
この一枚は、愛とは異なる剣を帯びた主の声を描いた戦記なのです。


📝この記事のまとめ

  • イエスは偽善を断罪され、心の清さを求められた
  • 形式的信仰は、深い闇へと通じる
  • この言葉は愛ではなく、悔い改めへの呼びかけ
  • わたしたちの日常も問われている

🕊️ 結びの祈り

主よ、あなたの眼差しが私の内側を深く見透かすことを恐れます。
表面だけを整える偽りの心を砕き、内側から清めてください。
私はあなたの御前に、心の戸を開きます。
どうか、真理と憐れみをもってわたしを導き、変え続けてください。
アーメン。


🔔 次回の予告

次回は、「弟子たちへの教え」ルカの福音書12章1-53— 律法から解き放たれる者への深い招き


イエスさまの御業やことばを、心静かにたどってみたい方へ。
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きっと、あなたの今の歩みに寄り添う光が見つかりますように――

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✨感謝のことば
最後まで読んでくださって、ほんとうにありがとうございます。
あなたの心に、今日も小さな光が灯りますように――
またいつでもお越しくださいね🕊️
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著作権
本作品は、聖書に忠実に、神様との対話の中で心を込めて描いた原画です。文化庁に著作権登録済みであり、無断使用・転載はご遠慮くださいますようお願いいたします。 This artwork was prayerfully created in faithful reflection of the Bible and through a personal dialogue with God. It is registered with the Agency for Cultural Affairs, Japan. Unauthorized use or reproduction is not permitted.
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