🌱はじめに
イエスが公に姿を現す最初の奇跡は、ある静かな婚礼の場で起こりました。
それは大きな舞台でも、奇抜な出来事でもなく、
人々の日常の中で起きた、あたたかな恵みのしるしでした。
この小さな奇跡にこめられた深い意味を、いっしょにたどってみましょう。
📝この記事を読むとわかること
- 「カナの婚礼」でイエスが示した最初のしるし
- 水がぶどう酒に変わる出来事の背景と意味
- この奇跡を通して表されたイエスの心
- 私たちの日常に響く信頼と備えのメッセージ
🖼️ 原画:『カナの婚礼と最初の奇蹟』(らけるま作)

🪷やさしい解説
「ぶどう酒が足りなくなった」――
それは、当時のユダヤの婚礼においてはとても困った状況でした。
イエスの母マリアは、そのことに心を留め、
イエスにそっと願いを託します。
イエスはその願いに応え、しもべたちに「水がめに水を満たしなさい」と命じました。
そして、ただの水が、最も良いぶどう酒に変わったのです。
これは、イエスが初めてその「栄光」を現した出来事であり、
弟子たちはその時、深くイエスを信じるようになったと聖書は記します(ヨハネ2:11)。
この物語は、足りないと思える状況の中にも、
神の満たしと祝福が用意されていることを教えてくれます。
静かに、しかし確かに働かれる神の御業――
それは、今を生きる私たちにも希望を届けてくれるのです。
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
イエスがカナの婚礼で水をぶどう酒に変える奇跡を行う様子を描いたイラスト。登場人物たちが喜びに包まれている。
【キャプション】
水がぶどう酒に――イエスの最初の奇蹟。日常にしのばせた神の恵み。
📌原画には、パブリックドメイン口語訳入っています。
🎨らけるまの創作メモ|「しるし」を描こうとした日
この原画を描いた日は、わたしの心もどこか乾いていたのかもしれません。
足りないこと、うまくいかないことばかり目に入っていた時、
ふと「水がぶどう酒に変わる」この奇跡のことを思い出しました。
何も変わっていないように見えても、
神さまは静かに、でも確かに満たしてくださる――
そんな信頼を色と線に込めながら描きました。
今も、誰かの器に水が注がれ、喜びが用意されていると信じています。
その喜びが、あなたの心にも届きますように。
📝この記事のまとめを箇条書き
- イエスが行った最初の奇跡は「水をぶどう酒に変える」出来事
- 母マリアの信頼と、イエスの応答に注目
- 神は必要に静かに応え、豊かに満たされる方
- 日常の中にも神の「しるし」があることを思い出させてくれる物語
🕊️結びの祈り
主よ、
私たちの日々の歩みに、あなたの静かな御業を見出せますように。
足りないと感じるとき、あなたの備えを信じられる心を与えてください。
水がぶどう酒に変わるように、わたしたちの心も、
あなたの恵みによって新しくされますように。
読んでくださった方の心に、
平安と祝福が豊かに注がれますように。
イエス・キリストの御名によって、祈ります。アーメン。
📖この記事に関連する御言葉をもっと深く
イエスさまの御業やことばを、心静かにたどってみたい方へ。
テーマごとにまとめたカテゴリをご案内します。
きっと、あなたの今の歩みに寄り添う光が見つかりますように。
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