🌱はじめに
「きてごらんなさい」――
この言葉は、イエスが最初の弟子たちにかけた招きのことばです。
私たちの人生にも、そっと語りかけるように、主の招きが響いてくることがあります。
この記事では、ヨハネの福音書1章35節から51節をもとに、イエスと弟子たちとの出会いをやさしくたどってみましょう。
📝この記事を読むとわかること
- イエスが最初に弟子たちを招いた場面の流れ
- 「来てごらんなさい」ということばの意味
- 信仰の第一歩は、静かな「従い」にあること
🖼️ 原画:『最初の弟子たち』(らけるま作)


🪷やさしい解説
ヨハネの弟子たちは、イエスが歩いておられるのを見て、「見よ、神の小羊」との証言を聞きます。
そのことばに心動かされ、イエスについて行った彼らに、イエスは問いかけます。
「何を求めているのか?」
そして彼らは、「どこにお泊まりですか?」と尋ねます。
このやりとりは、単なる住所を聞いているように見えて、実は「あなたと共にいたい」という心の表れでした。
イエスの「来てごらんなさい」という応答は、すべての人に向けられた、やさしい招きでもあります。
その後、アンデレが兄弟シモン(ペテロ)をイエスのもとへ連れて行き、次の日にはフィリポがナタナエルを導きます。
ナタナエルは最初、心に疑いを持ちながらもイエスの前に出ますが、「あなたのことをわたしは知っている」と語るイエスに出会い、信じて従う者となっていきます。
信仰とは、完全な理解から始まるのではなく、「来て見る」その一歩から始まるものなのです。
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
「ヨハネの福音書1章35〜51節に基づいたイラスト。イエスが最初の弟子たちに声をかけ、招く様子があたたかく描かれている。弟子たちは色とりどりの衣を着てイエスのまわりに集っている。」
【キャプション】
「来てごらんなさい」――イエスのことばに応え、信仰の旅に歩み出す弟子たちの姿を描きました。私たちもまた、静かな招きに耳を澄ませてみましょう。
📌原画には、パブリックドメイン口語訳入っています。
🎨 らけるまの創作メモ|「従う」姿を描こうとした日
この原画を描いた日は、「信仰のはじまりって、どんな顔をしているんだろう」と静かに想像していました。
弟子たちは、まだ何も知らずに、ただ「この方について行ってみたい」と思っただけ。
その心の動きを、まっすぐな目線と、あたたかな色で表せたらいいなと思って描きました。
イエスさまのことばは、どれも押しつけではなくて、静かで、でも心の深いところに届く力があります。
この絵が、小さな「はい」の積み重ねの大切さを思い出すきっかけになったらうれしいです。
📝この記事のまとめを箇条書き
- 最初の弟子たちは、イエスの「来てごらんなさい」ということばに応えた
- イエスは、弟子たちを一人ひとり知っておられた
- アンデレやフィリポのように、出会いは誰かに繋がれていく
- 信仰は、完全な理解ではなく「従ってみる」ことから始まる
- 今も主は、私たちに「来てごらんなさい」と語っておられる
🕊️ 結びの祈り
主イエスさま、
あなたが語られた「来てごらんなさい」のことばに、私たちも心から応えられますように。
不安や迷いがあるときも、あなたに信頼して一歩踏み出す勇気を与えてください。
アンデレやフィリポのように、出会いの喜びを誰かと分かち合うことができますように。
このページに出会ってくださった一人ひとりが、あなたのやさしい導きに気づき、信仰の道を歩めますように。
あなたに心を開いて従っていく私たちの歩みを、どうか祝福してください。
アーメン。
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きっと、あなたの今の歩みに寄り添う光が見つかりますように。
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