イエスと心を清める──最初の宮きよめから学ぶもの

「神殿の背景の前で、商人の机を倒し、金貨を散らすイエス。驚く弟子たちと商人がその場にいる様子が、やさしいタッチで描かれている。」 イエスの御業

🌱 はじめに

神殿とは、神さまに心を向けるところ。
でもその場所が「商売の家」になっていたら――。
イエスさまは、神の家を愛するがゆえに、ある日その神殿を清められました。
私たちの心もまた、神さまの宮として整えられる必要があるのかもしれません。
この「宮きよめ」の出来事を通して、イエスさまの情熱と静かな愛に目を向けてみましょう。


📝 この記事を読むとわかること

  • 「宮きよめ」とは何かがやさしく理解できる
  • イエスが神殿で怒られた理由
  • 私たちの心のあり方を見つめ直すヒント

🖼️ 原画:『最初の宮きよめ』(らけるま作)

エルサレム神殿の境内で商人たちを追い出し、両替人の台を倒すイエス。驚く弟子たちと商人たちがその周囲に立つ。
イエスは、神の家が祈りの場であるべきことを誰よりも知っておられました。 混じり気のない心で神に向かう――その大切さを、主は行動で示されたのです。

🪷 やさしい解説

この出来事は、ヨハネの福音書2章13〜25節に記されています。
過越の祭りを祝うために人々が集まるエルサレムの神殿。その境内では、動物が売られ、両替が行われ、静かに祈るべき場所が市場のようになっていました。

イエスさまは、そんな光景を見て心を痛められ、動物を追い出し、両替人の台をひっくり返されました。そのとき、弟子たちは聖書の「あなたの家を思う熱心が、わたしを食い尽くすであろう」ということばを思い出します。

これは単なる怒りではなく、神の家への深い愛から出た行動です。
イエスさまは、ご自分のからだを「神殿」と呼ばれました。やがてご自分が十字架で死に、三日目に復活することを、ここで象徴的に語っておられるのです。


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
「エルサレム神殿の境内で商人たちを追い出し、両替人の台を倒すイエス。驚く弟子たちと商人たちがその周囲に立つ。」

【キャプション】
イエスは、神の家が祈りの場であるべきことを誰よりも知っておられました。
混じり気のない心で神に向かう――その大切さを、主は行動で示されたのです。

📌原画には、パブリックドメイン口語訳が入っています。


🎨 らけるまの創作メモ|心の奥を描こうとした日

この場面を描くとき、「怒っているイエスさま」というよりも、「悲しみをこらえた優しいまなざし」を大切にしました。
きっとイエスさまは、神さまとのつながりが失われてしまった場所を、もう一度愛の場に戻したかったのだと思います。

商売の台を倒す手にも、深い祈りが込められていたはずです。
見る人の心にも、神さまのまなざしが届きますように――そんな願いを込めて、静かに色を重ねました。


📝 この記事のまとめを箇条書き

  • 「宮きよめ」は、神殿の本来の目的を取り戻す行動だった
  • イエスの行動は怒りではなく、神の家への深い愛の表れ
  • 私たちの心もまた、祈りの家として整えられるべき場所
  • 神さまは、今も静かに、私たちの心に語りかけておられる

🕊️ 結びの祈り

主よ、
あなたの御心が住まわれるところとして、
わたしたちの心をきよめ、整えてください。
雑音や忙しさに満ちた日々の中で、
あなたとの静かな対話を失わないように導いてください。

読む方一人ひとりの心が、
あなたの平安に満たされ、
祈りの家として息づいていきますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。
アーメン。

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