🌱はじめに
イエスさまが歩まれた町々には、悲しみを抱えた人びとがいました。
ある日、ナインという町で、最愛の息子を亡くしたひとりの母に出会います。
その心に寄り添われた主イエスは、思いがけない「いのちの奇跡」をもたらされたのです。
この物語は、私たちの涙にもやさしく目を留めてくださる神のまなざしを教えてくれます。
📝この記事を読むとわかること
- ナインの町でのイエスの奇跡の物語(ルカの福音書7章11〜17節)
- イエスのあわれみと力があらわされた場面
- 原画に込められた創作の想い
- 現代のわたしたちへの励ましのメッセージ
🖼️ 原画:『ナインのやもめの息子を生かす』(らけるま作)

🪷やさしい解説
この物語の舞台は、小さな町ナイン。
そこで、ひとりの女性が町をあげての葬列のなかにいました。
彼女はやもめ――つまり、すでに夫を亡くし、そして今や息子までも失ったのです。
イエスはその様子を見て、「泣かなくてもよい」と語りかけ、棺に手を置き、「若者よ、さあ、起きなさい」と言われました。
すると、死んでいた青年が息を吹き返し、話し始めたのです。
この奇跡は、ただの不思議な出来事ではありません。
それは、主が人の深い悲しみに心を寄せ、「死」さえも越えていのちを与えてくださる方であるというしるしでした。
🌼こどもたちへのメッセージ
イエスさまは、かなしい気もちをちゃんと見ていてくれるよ。
やもめのおかあさんがとてもさびしかったとき、
「なかないでいいよ」ってやさしく声をかけてくれたの。
どんなときも、イエスさまはそばにいて、こころをあたためてくれるんだよ🌷
🎚️ 信仰のことば
「主はこの婦人を見て深い同情を寄せられ、『泣かないでいなさい』と言われた。」
(ルカの福音書 7章13節)
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
イエスがナインの町で、亡くなったやもめの息子をよみがえらせる場面を描いたイラスト。嘆き悲しむ人々と、奇跡を目の当たりにして驚く群衆の姿が描かれている。
【キャプション】
「泣かなくてもよい」――ナインの町で出会った一人の母に、イエスはやさしく語りかけました。
主の深いあわれみによって、死から命へと導かれた若者の奇跡。
それは、すべての悲しみに寄り添われる神の愛を映し出しています。
📌原画には、パブリックドメイン口語訳が入っています。
🎨 らけるまの創作メモ|悲しみのなかにある希望を描こうとした日
この絵を描いた日、わたしの心にも、沈黙のなかの祈りがありました。
「なぜ、こんな悲しみがあるのだろう」と問いながら描き進めていくうちに、
イエスさまのあわれみの目線が、だんだんと浮かび上がってきました。
わたしは「泣かなくてもよい」という言葉に、慰めだけでなく、
新しい朝を迎えさせる力を感じています。
この原画が、悲しみを抱える誰かの心に、光のしずくとなりますように――🌿
📝この記事のまとめ
- ナインの町でイエスがよみがえらせた奇跡の物語を紹介
- やもめの悲しみに寄り添うイエスのあわれみ
- 死を超えていのちを与える神の力
- 原画にはその愛と希望のメッセージが込められている
- 現代の私たちにも届く、やさしいまなざしを伝える記事です
🕊️ 結びの祈り
やさしいイエスさま、
あなたは涙にくれる母のそばに近づき、「泣かなくてもよい」と語りかけてくださいました。
そのまなざしに、どれほどのあたたかさと力があったことでしょう。
主よ、今もなお、悲しみや孤独のなかにいる人々に、
あなたのあわれみの手が差し伸べられますように。
どうか、希望の光を失わずに歩めるように、わたしたちを導いてください。
イエスさまのお名前によって祈ります。アーメン。
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