🌱はじめに
神のことばを受けとめたマリヤは、
すぐに山里に住む親戚エリサベツを訪ねました。
その出会いは、聖霊のはたらきによって、
祝福と喜びに満ちたものとなります。
そしてマリヤは、心から神をほめたたえる歌を歌いました――
それが「マリヤの賛歌(マグニフィカート)」です。
2つの原画とともに、
信じる者に注がれる神の恵みを、静かにたどってみましょう。
✨ イエスさまの足跡をたどる旅へ ✨
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📖ルカの福音書1章39–56
🖼️原画1:『マリヤのエリサベツ訪問』(らけるま作)

📌 この原画には、パブリックドメイン口語訳(ルカの福音書1:39~45)が入っています。
代替テキスト(alt):マリヤとエリサベツが向かい合い、祝福を交わす場面。背景は山里の道と家並み。
キャプション:
「主のお語りになったことが、必ず成就すると信じたあなたは、なんと幸いでしょう」――ルカ1:45
マリヤのあいさつを聞いたとき、
エリサベツの胎内の子が喜んで跳ねました。
聖霊に満たされたエリサベツは、マリヤを祝福します。
その祝福のことばは、
神のことばに信頼する者に注がれる
恵みのしるしでもあります。
🎨らけるまの創作メモ|訪れたふたり
この出会いを描くとき、
マリヤの「一歩踏み出す信仰」と
エリサベツの「受けとめる祝福」を
色とまなざしで表したいと思いました。
遠い道のり、迷いながらも向かったマリヤと、
迎えたエリサベツ――
その間に流れる聖霊の喜びを、
線のひとつひとつに祈りながら描きました。
🖼️原画2:『マリヤの賛歌』(らけるま作)

📌 この原画には、パブリックドメイン口語訳(ルカの福音書1:46~56)が入っています。
代替テキスト(alt):まっすぐ前を見て、神を賛美するマリヤの全身像。背景は白。
キャプション:
「わたしの魂は主をあがめ、わたしの霊は救い主なる神をたたえます」――ルカ1:46-47
マリヤの口からこぼれた賛歌は、
神の正義と憐れみに満ちた、美しい信仰告白でした。
へりくだった者を高くし、飢えた者を満たし、
神の約束が今、わたしたちの中に成就しつつあるという希望。
マリヤの賛美は、
時代を超えて私たちの心にも響きます。
🎨らけるまの創作メモ|歌うように描く
この場面では、言葉の音が見えるような、
歌声のような線を目指しました。
マリヤの手のかたちやまっすぐな立ち姿には、
神への賛美とゆだねの思いを込めています。
背景はあえて余白をとって、
この歌が読む人の心の中で
自由に響いてほしいと願いました。
🕊️結びの祈り
主よ、
あなたのことばを信じて歩んだマリヤのように、
わたしたちも、
あなたのご計画に静かに応えていく者でありたいと願います。
祝福を分かち合う出会いが与えられますように。
そして、どんな時にも心からあなたをほめたたえる歌が
わたしたちの内に響きますように。
アーメン。
📝この記事のまとめ
- マリヤは神のことばを信じてエリサベツを訪ねた
- エリサベツは聖霊に満たされ、マリヤを祝福した
- マリヤは心から神を賛美し、その信仰を歌にあらわした
- すべての出来事の中に、神のあわれみと約束の成就がある
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