イエスのバプテスマ――天が開かれるとき

ヨルダン川でイエスがバプテスマを受け、天を仰ぐ場面。ヨハネがそばに立ち、上空からは赤い鳩の姿をした聖霊が光とともに下ってくる。背景には「イエスのバプテスマ 天が開かれるとき」とタイトルがあり、左上に「これはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である。」というみことばが添えられている。 イエス様の足跡を巡る旅

🌱はじめに

イエスがヨルダン川でヨハネからバプテスマを受けられた場面は、神のご計画が新しい段階へと進み出す、深く力強い瞬間です。この出来事を通して、神の御子がどのようにして私たちと「一つ」となり、救いのわざを始められたのかをご一緒に見つめてみましょう。


📌この記事を読むとわかること

  • バプテスマの本来の意味
  • イエスがバプテスマを受けられた4つの理由
  • 天が開け、神の三位一体があらわされた出来事
  • 創造と再創造のつながり

🖼️ 原画:『イエスのバプテスマ』(らけるま作)

ヨルダン川でバプテスマを受けるイエスと、それを見守るヨハネ。天が開き、聖霊が鳩の姿で下ってくる場面を描いた色鉛筆画。
イエスがヨルダン川でヨハネからバプテスマを受けたとき、天が開かれ、御霊が鳩のように下ってきました――「これはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である」。 (マタイ 3:13-17)

📌原画には、パブリックドメイン口語訳入っています。


🪷やさしい解説

「バプテスマ」とは、一体化のしるし

バプテスマ(洗礼)とは、「水に入ることによって、何かと一体となる」ことを意味しています。罪を悔い改めて新しく生きる人々が受けていたこの儀式を、罪のないイエスがなぜ受けられたのでしょうか。

それには、いくつもの深い意味が込められていました。

  1. 正しいことを行うために
     イエスはモーセの律法にかなったすべての「正しさ」を全うするために、バプテスマを選ばれました。それは神の御心に従う姿勢そのものでした。
  2. ヨハネのメッセージと一体となるために
     荒野で叫ぶ者の声として神の国を語っていたバプテスマのヨハネ。その言葉がまことに神からのものであると、イエスは公に認め、心を合わせられました。
  3. メシアであることをあらわすために
     このバプテスマは、イエスの公生涯――すなわち救い主としての働きの始まりを告げるものでした。
  4. 罪人である私たちと一つになるために
     罪を持たないイエスが、罪ある人々の群れに加わり、水に沈む。その姿は、私たち一人ひとりと共に歩む神の姿そのものです(2コリント5:21、イザヤ53:12)。

 神はわたしたちの罪のために、罪を知らないかたを罪とされた。それは、わたしたちが、彼にあって神の義となるためなのである。(2コリント5:21)

 それゆえ、わたしは彼に大いなる者と共に/物を分かち取らせる。彼は強い者と共に獲物を分かち取る。これは彼が死にいたるまで、自分の魂をそそぎだし、とがある者と共に数えられたからである。しかも彼は多くの人の罪を負い、とがある者のためにとりなしをした。(イザヤ53:12)

天が開き、三位一体の神が現れる

イエスが水から上がると、まるで天地がその瞬間を待っていたかのように、天が開かれました。

  1. 聖霊が鳩のように下る
     聖霊が鳩のようにイエスの上に下られました。この「鳩」は、創世記1:2――地の表を母鳥のように覆っていた神の霊を思い起こさせます。神の再創造のはじまりが、ここに告げられています。
  2. 天の父の声が響く
     「これはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である」。
     この天からの声は、イエスがただの教師でも預言者でもなく、まさに神の御子であることを証ししました。

このようにして、父なる神、御子イエス、聖霊がともに現れ、三位一体の神が救いの働きを開始されたのです。

🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
ヨルダン川でバプテスマを受けるイエスと、それを見守るヨハネ。天が開き、聖霊が鳩の姿で下ってくる場面を描いた色鉛筆画。

【キャプション】
イエスが水に沈められると、天が開かれ、御霊が鳩のように下り、父なる神の声が響きました――「これはわたしの愛する子」。
(マタイ 3:13-17)

🎨 らけるまの創作メモ|イエスのバプテスマを描こうとした日

この絵を描こうとしたのは、ある静かな午後でした。
聖書を読んでいて、「イエスがバプテスマを受けられたとき、天が開かれた」という場面に心がとまりました。

罪のないイエスさまが、
私たちと共に水の中に入られたという事実――
それは、ただの歴史のひとコマではなくて、
“神がわたしたちと同じところに立ってくださった”という、
深い愛のしるしなのだと思います。

私はその「ひとつになる」という静かな決意と、
天からの愛の宣言が交わるその瞬間を、
やさしく、でも力強く描きたくなりました。

イエスさまを見上げるヨハネ。
天から光とともに降りてくる鳩のような御霊。
その空気のなかで、静かに両手を胸に重ねておられるイエスさま。

描きながら、私もまたその水辺に立っているような気がしました。
「これはわたしの愛する子」
その言葉が、画面の奥からそっと響いてくるように思えたのです。

もし、あなたがこの絵に出会ったとき、
心の中に小さな静けさが流れこんできたなら、
それはきっと、天からのやさしいささやきです。

今日も、イエスさまと共に歩めますように。
あなたの心が、平安に包まれますように。

らけるま🕊️


📝この記事のまとめ

  • バプテスマとは「一体化」のしるし
  • イエスは律法、ヨハネの言葉、そして私たちと一つになるために洗礼を受けた
  • 天が開かれ、三位一体の神が共にあらわれた
  • イエスの公生涯の始まりと、救いの再創造の幕開け

🕊️ 結びの祈り

主よ、
罪のないあなたが、私たち罪ある者と共に水に入り、
その深みにまでくだってくださったことを思います。
天が開かれ、父の声が響いたように、
私の心にも、あなたの愛の確かさが響きますように。
今日も、あなたと一つになって歩めますように。
アーメン。

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