宮の破壊の予告|マルコの福音書13章1-2節

黄金の装飾が輝く壮麗な神殿の前で、イエスが弟子たちに語っている。弟子の一人が手を挙げて建物を指差し、他の弟子たちも見上げている。画面右側に『宮の破壊の予告 マルコ13:1–2』の文字。 教えとたとえ話|心に届くことば

🌱はじめに

受難週の火曜日――イエス様は神殿の中で人々に教え、貧しいやもめの献金に心をとめられました。そして、神殿を後にするその時、弟子のひとりが目の前の壮麗な神殿を見上げて、感嘆の声をあげます。

しかし、イエス様の返されたことばは、弟子たちが予想もしなかったものでした。「この石の上に石が積まれたまま残ることはない」。

この場面には、目に見えるものへの執着から、永遠に残るものへの信仰へと招く、深いメッセージが込められています。


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👉 前回の記事「やもめの献金」はこちらからご覧いただけます


📝この記事を読むとわかること

  • マルコ13章の冒頭にある出来事の意味
  • 壮麗な神殿に込められた象徴性
  • イエス様の予告の背景と成就
  • 私たちが何に希望を置くべきか

📖 この箇所の文脈|神殿からの出発と語られる予告

前回は、婦人の庭で「やもめの献金」がなされた場面でした。イエス様はそのささやかな献げものに、天の目から見た「最も大きなささげもの」として深く心を動かされました。

その直後、イエス様は弟子たちと共に神殿をあとにします。

壮大な石の建造物と黄金の装飾に目を奪われた弟子の一人が、「なんと見事な建物でしょう」と声を上げた時、イエス様は静かにこう語られます――「この大きな建物を見ているのか。この石の上に石が積まれたまま残ることはない」

この預言は、紀元70年、ローマ帝国によって神殿が徹底的に破壊された出来事によって歴史的に成就しました。ユダヤ戦争の末、ティトゥス将軍率いるローマ軍がエルサレムを包囲し、神殿を焼き尽くしたのです。


🖼️ 原画:『宮の破壊の予告』(らけるま作)

壮麗な神殿を背景に、弟子の一人が黄金の装飾を指差してイエスに話しかけている。イエスは神殿の方を見ながら、やさしくも厳かな面持ちで答えている。弟子たちは色とりどりの衣を着て、驚きと関心の表情を浮かべている。
「なんという立派な建物でしょう」――弟子の言葉に対して、イエスは驚くべき予告をされました。「この石の上に石が積まれたまま残ることはない」目に見える栄光よりも、神のご計画に目を向けるようにとの、深いメッセージが込められた場面です。

🪷やさしい解説

イエス様は、私たちが「大きい」「立派」と思うもののむこうに、神さまのご計画を見ておられます。

この箇所では、弟子たちが目の前の神殿の美しさに心を奪われていたとき、イエス様は永遠に残るものと、やがて崩れるものの違いを教えてくださいました。

🕯️ 受難週:火曜日の夕暮れに

この日、イエス様は朝から神殿で教え、律法学者・パリサイ人への警告、そしてやもめの献金に言及されたあと、神殿から出てオリーブ山へと向かわれます。

弟子たちは、神殿の外観に目をとめ、思わず感嘆の声をあげます。
当時の神殿は、ヘロデ大王が拡張した豪華な建造物で、白い石と金の装飾が輝いていたと言われています。

📜 「この石の上に、石も残らない」

イエス様のこの言葉は、単なる歴史的な予告だけではありません。
それは、私たちが「目に見えるもの」に心を奪われやすいことへの警告であり、「神の国」は人の手による建物や制度ではなく、神ご自身との関係にあるのだということを教えてくれます。

この預言は、紀元70年、ローマ帝国によってエルサレム神殿が崩壊した出来事として歴史の中で成就しました。

弟子たちにとって衝撃的なこの言葉の中に、主は目に見えるものではなく、永遠に残るものを見つめる信仰へと導いておられたのです。

この預言から始まり、イエス様は「終わりの日」に関する深い教えへと入っていかれます。


🌼こどもたちへのメッセージ

イエスさまは、大きくて立派な建物よりも、もっとたいせつなものを教えてくれます。

それは、神さまをしんじる心です。
めに見えるものは、いつかこわれるけれど、イエスさまのことばは、いつまでもかわりません。


🎚️ 弟子の告白

主イエスさま、わたしは目に見えるものに、安心したり心をとらわれてしまいます。
でも、あなたは永遠に変わらないお方であり、わたしの心を正しい土台に立て直してくださいます。

地上の栄光ではなく、天にある望みを見つめて、今日もあなたについて行きたいです。


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
「黄金に輝く壮麗な神殿を背景に、弟子の一人が手を挙げて建物を指差している。イエスは階段の下で立ち止まり、神殿を見上げながら静かに語っている場面。」

【キャプション】

弟子たちが見上げた神殿の美しさ。しかし、イエス様は「この石の上に石が残らない」と語り、永遠に残るものへのまなざしを示されました。

📌原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
https://j-bible.jimdofree.com/


🎨 らけるまの創作メモ|「大きなもののむこうにあるものを描こうとした日」

この絵を描いたとき、弟子たちが神殿を見上げる目のきらめきと、イエス様の静かなまなざしの対比を意識しました。

私たちは、しばしば「すごい!」と思うものに心を惹かれます。
でも、イエス様はそれよりもっと深く、確かなもの――見えない信仰と神の国を見ておられる。

そのまなざしの深さを、金色の飾りと対照的なやさしい色合いで表現しました。


📝この記事のまとめ

  • 受難週の火曜日、イエス様が神殿から出られる場面
  • 壮麗な神殿に弟子たちは目を奪われた
  • イエス様は、神殿が崩壊することを予告された
  • その預言は紀元70年、ローマによって歴史的に成就した
  • 「この石の上に、石も残らない」という預言の言葉は、霊的にも深い意味を持つ
  • 私たちも、見えるものではなく、神の言葉に望みを置く信仰へと招かれている

🕊️ 結びの祈り

主よ、あなたのことばは、時を超えてわたしたちの心に届きます。

この地上の栄光や安全ではなく、あなたにある確かな望みへと、わたしたちの目を向けさせてください。
この記事を読まれるすべての方が、あなたの変わらない真理に立ち、永遠の希望を見つめて歩むことができますように。

アーメン。


🔔 次回の予告

次回は、「オリーブ山での説教」マタイの福音書24章3–26章5節を見つめていきます。イエス様が語られた終わりの時のしるしと、目をさまして待つ者への招きをご一緒に学びましょう。


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