人をさばかない ― 自分の目の梁を見つめるとき ―

青空の下、イエスが山の上で群衆に語りかける様子。色とりどりの衣をまとった人々が座り、中央に立つイエスは両手を広げてやさしい表情で教えている。左上に「山上の説教」、中央に「17.人を裁くことについて」と黄色の文字が配置されている。 教えとたとえ話|心に届くことば

🌱はじめに

わたしたちは、つい他の人のことが気になってしまうものです。
「あの人はどうしてああなんだろう」「あれは間違っている」と。

でも、イエスさまは山の上でこう語られました。
「あなたがたがさばくとき、そのさばきで自分もさばかれる」と。

この言葉は、他人に厳しくなる私たちの心に静かに語りかけ、
まずは「自分の目にある梁(はり)」に気づくことを促してくれます。


📝この記事を読むとわかること

  • マタイ7:1–6/ルカ6:37–38,41–42の意味
  • イエスの語る「さばくこと」とは何か
  • 自分自身を見つめることの大切さ
  • 子どもにも伝わるやさしいメッセージ
  • 原画に込められた、赦しと見つめなおしの祈り

🖼️ 原画:『人を裁くことについて』(らけるま作)

イエスが山の上で群衆に語りかける様子。色とりどりの衣を着た人々が、心静かに話を聞いている。人を裁くことについての深い教えが語られている場面。
イエスは「人をさばくな」と語り、まず自分自身を見つめるよう促されました。 そのことばは、今日のわたしたちにも静かに届きます。 ―― マタイ7:1-6/ルカ6:37-38, 41-42

🪷やさしい解説

イエスさまは、私たちが他の人の間違いばかりを見て、
自分自身のことを見過ごしてしまうことを心配されました。

「人をさばくな」とは、間違いを見逃すという意味ではなく、
まず自分の心を整えるようにという優しい呼びかけです。

自分の目にある「はり」を取り除くことができれば、
はじめて人を愛をもって助けることができるようになる。
イエスさまはその順番を、大切にされたのです。


🌼こどもたちへのメッセージ

イエスさまは、「ほかの人のまちがいばかり見ないでね」って教えてくれているよ。
じぶんのこともよく見て、やさしい目でまわりの人といっしょに歩こうね。
みんなで神さまのひかりをめざそう🌞


🎚️ 信仰のことば

人をさばくな。自分がさばかれないためである。
― マタイ7:1

自分の目にある梁を取り除け。そうすれば、はっきり見えるようになって、兄弟の目にあるちりを取りのけることができるであろう。
― ルカ6:42


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
イエスが山の上で群衆に語りかける様子。色とりどりの衣を着た人々が、心静かに話を聞いている。人を裁くことについての深い教えが語られている場面。

【キャプション】
イエスは「人をさばくな」と語り、まず自分自身を見つめるよう促されました。
そのことばは、今日のわたしたちにも静かに届きます。
―― マタイ7:1-6/ルカ6:37-38, 41-42

📌原画には、パブリックドメイン口語訳が入っています。


🎨 らけるまの創作メモ|やさしいまなざしを描きたくて

この絵を描くとき、いちばん考えたのは「まなざし」でした。
他人を見るときのまなざし、自分を見つめるときのまなざし、
そして何より、イエスさまのまなざしです。

さばくことではなく、見つめあい、気づきあい、赦しあう――
そんな関係を描きたくて、柔らかな線と色で表現しました。


📝この記事のまとめ

  • イエスは「人をさばくな」と語った
  • 自分の目にある「はり」を取りのぞくことの大切さ
  • 他者へのまなざしより、自分の心のあり方を見つめる
  • 子どもにも伝えやすいやさしい視点で解説
  • 原画には、まなざしと赦しのテーマが描かれている

🕊️ 結びの祈り

主よ、
わたしたちは、つい他人の足りなさばかりを見てしまいます。
どうかその前に、自分自身を照らし出す心を与えてください。

さばくことではなく、
気づき、祈り、共に歩む道を選ぶことができますように。

今日もあなたのまなざしの中で、
やさしく人と向き合えるよう、わたしたちを整えてください。
アーメン。


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