🌱はじめに
私たちは、ときに神さまからの「しるし」を求めたくなります。
でも、ほんとうに必要なのは、信じる心と霊の目で見る力――。
イエスさまは、パリサイ人の問いかけに深く嘆かれ、弟子たちには「パン種に気をつけなさい」と語られました。
今日の聖書の場面から、信仰の目で主の語りかけに気づくことの大切さを、一緒に見つめていきましょう。
✨ イエスさまの足跡をたどる旅へ ✨
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前回の記事「四千人の給食の奇跡」はこちらからご覧いただけます
📝この記事を読むとわかること
- 「しるし」を求めることの背景とイエスの応答
- 「パン種」が意味するものとは何か
- 弟子たちの誤解と、イエスのやさしい導き
- 現代に生きる私たちへのメッセージ
🖼️ 原画:『今の時代は「しるし」を求める』(らけるま作)

🪷やさしい解説
イエスはガリラヤ湖の北西にあるダルマヌタ地方へ戻られ、そこでパリサイ人たちと再び論争になりました。
彼らはイエスを試そうとして、「天からのしるし」を求めました。
しかし、イエスがこれまでに行ってきた多くの奇跡さえ、彼らには「天から」ではなく「サタンによるもの」と映っていたのです。
そのかたくなな心に、イエスは深く嘆き、もはやしるしは与えられないと語られました。
その後イエスは弟子たちと共に再び舟に乗り、向こう岸へ渡られます。
イエスは彼らに、「パリサイ人とヘロデのパン種に気をつけなさい」と告げます。
しかし弟子たちは、自分たちがパンを持ってくるのを忘れたことを咎められたのではと勘違いし、議論を始めます。
イエスはそんな弟子たちに、二度も体験したパンの奇跡を思い起こさせ、食べ物の心配をする必要はないことを諭されます。
ここで言う「パン種」とは、「偽りの教え」です。
- パリサイ人のパン種:イエスはサタンの力によって奇跡を行っているという誤解
- ヘロデのパン種:イエスはローマやヘロデ政権に敵対する政治的反逆者だという非難
イエスは、外側ではなく心の内側を見るようにと、弟子たちの信仰を静かに整えておられたのです。
🌼こどもたちへのメッセージ
しるしが見えなくても、イエスさまはちゃんとそばにいてくださるよ。
こわいときも、さびしいときも、イエスさまのことばを信じていれば、心はしんとして、あんしんできるんだよ。
🎚️ 信仰のことば
「なぜ、今の時代はしるしを求めるのだろう。…しるしは今の時代には決して与えられない。」(マルコ8:12)
――見えないものを信じる信仰の大切さを、イエスさまは教えてくださいました。
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
イエスと弟子たち、そしてイエスを試そうとするパリサイ人たちが登場する場面。イエスがしるしを求める心に警告し、パンの奇跡と霊的理解について弟子たちを諭している様子が描かれている。
【キャプション】
「目に見えるしるしではなく、信仰の目で見る心を」
パリサイ人の問いかけに対し、イエスはしるしを拒まれました。
パンの奇跡を経験しながらも悟れない弟子たちに、イエスは霊的な目覚めを促します。
📌原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
🎨 らけるまの創作メモ|「パン種の意味」を描こうとした日
この原画では、「見えているのに、見えていない」という弟子たちのもどかしさと、それでも見放さずに教え続けるイエスさまのまなざしを描こうとしました。
しるしに頼らなくても、イエスさまのことばに信頼する心――それが育まれていく道を、一歩ずつ歩んでいけたら…そんな祈りを込めて描きました。
📝この記事のまとめ
- パリサイ人たちは「天からのしるし」を求めたが、イエスはそれを拒否された
- 「パン種」は、偽りの教えを象徴している
- 弟子たちは奇跡を体験しながらも、心の目がまだ閉じていた
- イエスは根気強く、霊的理解を促された
- 現代の私たちも、「見えない信仰」に生きるように招かれている
🕊️ 結びの祈り
主イエスさま、
あなたが語られることばに、静かに耳を傾ける心をお与えください。
しるしが見えなくても、あなたが共におられると信じる信仰を育んでください。
私たちが「パン種」のような偽りを見分け、真実の愛と信仰にとどまれますように。
きょうも、あなたの平和が、読むすべての人の心に満ちあふれますように――
アーメン。
🔔 次回の予告
次回は「ベツサイダで盲人をいやす」マルコ8:22-26
――見えなかった目が開かれる、その瞬間をご一緒に見つめましょう。
📖この記事に関連する御言葉をもっと深く
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きっと、あなたの今の歩みに寄り添う光が見つかりますように――
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