🌱はじめに
「あなたも、わたしに従いなさい。」
イエス様がそう語られた相手は、当時、罪人としてさげすまれていた取税人マタイでした。
イエス様のまなざしは、私たちがどこにいても、どんな過去を持っていても、変わらず注がれています。
この原画を通して、イエス様の招きのやさしさと深さをご一緒に見つめてみましょう。
そして、すべての人間が皆、罪を抱えている存在であることに気づき、
その私たちを招いてくださるイエス様の愛に、心から応答する恵みを味わえますように。
📝この記事を読むとわかること
- 「マタイの召命」とはどんな出来事か
- イエス様がどのような人々と交わられたか
- すべての人を招く神の愛の広がり
- 原画に込めた創作の想い
🖼️ 原画:『マタイを召す』(らけるま作)

🪷やさしい解説
福音書に記されている「マタイの召命」は、イエス様が取税人マタイに「わたしに従ってきなさい」と声をかけられる場面です(マタイ9:9)。
取税人は当時、ユダヤの民から裏切り者として嫌われていました。
しかしイエス様は、そのマタイを見つめ、声をかけ、彼と共に食卓を囲まれます。
そこには多くの「罪人」と呼ばれる人々もいました。
イエス様は、「誰とでも食事をされる方」です。
そこには、過去の行いによる選別も、社会的な立場も関係ありません。
むしろ、私たちすべての人間が、罪を抱えている存在であり、
だからこそ――イエス様の招きに応答することこそが、どれほどすばらしい恵みかに気づかされます。
「わたしが来たのは、義人を招くためではなく、罪人を招くためである」(マタイ9:13)
――このみことばに、すべての人を包む招きが響いています。
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
イエスが徴税人マタイを呼び出し、続けて多くの取税人や罪人たちと食卓を囲んでいる様子。イエスを中心に、さまざまな人々が食事を共にし、対話をしている聖書の場面を温かい色彩で描いたイラスト。
【キャプション】
「マタイを召す」――誰もが招かれている食卓へ。
取税人マタイを招き、罪人と呼ばれる人々とも分け隔てなく食事を共にされたイエス。主のまなざしは、どこまでもあたたかく、誰一人として排除することのない愛を映しています。
📌原画には、パブリックドメイン口語訳が入っています。
🎨 らけるまの創作メモ|「罪人たちとともに」描こうとした日
この場面を描こうとしたとき、「誰とでも食卓を囲まれるイエス様」の優しさを一番に表したいと思いました。
登場人物それぞれの表情には、「安心」「緊張」「疑い」「希望」などさまざまな感情を込めています。
描いている中でふと、
「イエス様の招きに応答できることは、どんなにすてきなことなんだろう」
と心に湧いてきました。
罪を背負ったままでも、招いてくださるイエス様――
そのやさしさに、何度も立ち止まりながら筆を進めました。
私たちもまた、この食卓のどこかに座っているひとりかもしれません。
イエス様がそっと招いてくださる声が、今も心に響きますように――その願いをこめて描きました。
📝この記事のまとめ
- イエス様は取税人マタイを招かれた
- 当時「罪人」と呼ばれた人々とも分け隔てなく接された
- すべての人間は罪を抱える者であり、救いを必要としている
- イエスの愛は、誰一人として排除しない招きの愛
- 原画には、温かな食卓と多様な表情が描かれている
🕊️ 結びの祈り
主よ、
あなたがマタイを招かれたように、今も私たちひとりひとりに語りかけてくださることを感謝します。
過去や立場によって裁かれるのではなく、あなたの愛に包まれて、共に食卓に加えられていることに感動します。
わたしたちが皆、罪ある者としてあなたの救いを必要としていることに、
どうか目を開いてください。
イエス様の招きに、心から「はい」と応えることができるように、
日々導いてください。
このイラストを見た方の心に、
イエス様の優しい呼びかけが響きますように――
主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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