🌱はじめに
イエス様が地上におられたとき、多くの人々が律法や習慣に忠実に生きていました。断食もそのひとつで、神に近づくための大切な行いとされていました。しかし、イエス様は、「花婿がともにいる今は、断食する時ではない」と語り、新しいたとえをもって神の恵みの時を示されました──それは、「新しいぶどう酒は、新しい皮袋に」という深く、やさしいメッセージでした。
📝この記事を読むとわかること
- 当時のユダヤ人にとって断食とは何か
- イエス様が語られた「花婿と客」のたとえの意味
- 「新しいぶどう酒」と「新しい皮袋」が象徴するもの
- イエス様のことばが今日の私たちに伝える恵み
🖼️ 原画:『断食についての質問』(らけるま作)

🪷やさしい解説
イエス様のもとに来たバプテスマのヨハネの弟子たちは、こう尋ねました。「なぜあなたの弟子たちは断食をしないのですか?」──それは、宗教的な忠実さからの素朴な疑問でした。
けれどもイエス様は、断食がふさわしい「時と心」があることを教えてくださいました。「花婿が一緒にいる間は、悲しむ理由がない」──これは、ご自身が花婿、つまり救い主であることをやさしく知らせるたとえでした。
さらにイエス様は、「新しいぶどう酒を古い皮袋に入れてはならない」と語られました。神の愛と救いは、これまでの習慣や考え方では受けきれないほど新しく、いのちに満ちたものであるというメッセージです。わたしたちも、古い思い込みや重荷を脱ぎ捨て、新しい心でイエス様の愛を受けとっていきたいですね。
🎚️ 信仰のことば|花婿を慕う花嫁として
古い皮袋を脱ぎ捨てて、新しい皮袋に身を委ねる花嫁でありたい──
イエス様が語られたたとえに、わたしの心は静かに応えます。
主よ、あなたと共にある今を、喜びと感謝で生きられますように。
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
イエスに断食について質問するヨハネの弟子たちとパリサイ人たち。イエスは花婿と客のたとえ、ぶどう酒と皮袋のたとえを用いて答えている場面のイラスト。
【キャプション】
「花婿がともにいる今は、断食する時ではありません」──イエス様は、神の恵みの新しさをたとえをもって示されました。
📌原画には、パブリックドメイン口語訳入っています。
🎨 らけるまの創作メモ|「新しい時」を描こうとした日
この場面を描こうと思ったのは、「なぜ断食をしないのか?」という問いに、イエス様が答えられるやさしいまなざしと、すこし驚いたような弟子たちの表情を表したかったからです。
「新しいぶどう酒は新しい皮袋に」──このことばが、私の中にもある“古い自分”に語りかけてくれているように感じて、描きながら静かに祈っていました。
神様の恵みは、いつも新しく、自由で、喜びにあふれています。その光がこの絵を通して届きますように。
📝この記事のまとめ
- 当時のユダヤ人は断食を大切にしていた
- イエス様は「花婿とその客」のたとえを用いて、断食の本質を教えられた
- 「新しいぶどう酒」は神の新しい恵みを表している
- 古い皮袋では受けきれない、新しい心が必要
- イエス様とともにある今は、喜びの時
🕊️ 結びの祈り
主よ、
あなたがともにいてくださる今を、
喜びと感謝で満たしてくださりありがとうございます。
わたしたちの心が、
古いしきたりや重荷に縛られるのではなく、
あなたの新しい恵みを受けとる柔らかい“新しい皮袋”のようになりますように。
今日も、あなたのことばを胸に、
軽やかに、自由に歩めますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。
アーメン。
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