🌱はじめに
イエスさまのまわりには、いつも多くの人々が集まっていました。病をいやしてほしい人、教えを聞きたい人、ただ近くにいたいと願う人。
そんな中、一人の中風の人が、信頼する友人たちにかつがれて、屋根からイエスさまのもとへと運ばれていきます――。
この物語は、いやし以上の深い恵み――「赦し」が注がれる瞬間を描いています。
📝この記事を読むとわかること
- 「中風の人をいやす」物語のやさしい解説
- イエスが語られた「罪のゆるし」とは何か
- 原画に込めた創作の思い
- 心に届く祈りと分かち合いのヒント
🖼️ 原画:『中風の人をいやす』(らけるま作)

🪷やさしい解説
ガリラヤにおられたイエスさまのもとへ、中風(今でいう脳卒中や麻痺などで動けなくなった病)の人が運ばれてきました。
家の中は人でいっぱい。どうしても中へ入れない友人たちは、なんと屋根をはがし、その人をつりおろしてイエスさまの前へ――。
この時、イエスさまが最初に語られたのは、「あなたの罪はゆるされた」という言葉。
病をいやす前に、まず心の奥深くに触れてくださったのです。
この出来事を見た人々は驚き、神を賛美しました。
イエスさまのまなざしは、ただ病だけを見るのではなく、その人のすべてに向けられていたのです。
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
「中風の人をいやす」イラスト:人々に担がれた中風の人が、屋根からイエスの前に降ろされ、赦しと癒しを受ける様子。周囲には律法学者や民衆の姿も描かれている。
【キャプション】
「あなたの罪はゆるされた」――
中風を患う人が、友人たちの信仰によってイエスのもとに運ばれ、罪のゆるしといやしを受けた場面を描いた原画(ルカ5:17–26)。
📌原画には、パブリックドメイン口語訳入っています。
🎨らけるまの創作メモ|「屋根ごしの信仰」を描こうとした日
この場面を描いていて、一番心を打たれたのは「友だちが、あきらめなかったこと」でした。
ただ癒してほしいから、ではなく、何としてもこの人をイエスさまのもとへ運びたい――そういう愛と信頼の思いが伝わってきます。
屋根をはがすなんて、普通ならとても迷惑。でもイエスさまは、その行動の奥にある「信仰」をごらんになり、まっすぐに応えてくださいました。
絵を描くうちに、自分もまた「運ばれる者」であり、「運ぶ者」であると感じました。
誰かの信仰が、誰かのために道を開いていく。そんな希望を、この絵にそっと込めています。
📝この記事のまとめ
- 中風の人は、友人たちにかつがれてイエスのもとへ運ばれた
- イエスは病気の前に「罪のゆるし」を宣言された
- 屋根を壊すほどの信仰をイエスは喜ばれた
- 赦しと癒しの両方が与えられ、人々は神を賛美した
- 原画には信仰のぬくもりと祈りが込められている
🕊️結びの祈り
主イエスさま、
あなたが「あなたの罪はゆるされた」と語ってくださったように、
私たちにも静かに語りかけていてくださることを感謝します。
病も、心の痛みも、そして罪の重荷さえも、
あなたのもとに運ばれるとき、すべてが新しくされることを信じます。
今日、誰かのために祈る心を与えてください。
屋根をはがしてでも、大切な人をあなたの前へ連れていく――
そんな信仰とやさしさを、私の内にも育ててください。
この絵を見たすべての人に、
ゆるしといやしの光が届きますように。
アーメン。
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きっと、あなたの今の歩みに寄り添う光が見つかりますように――
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