🌱はじめに
新約聖書 ルカの福音書は、あるひとりの人へ宛てた、やさしい手紙のように始まります。
「テオピロ閣下」と呼ばれるその人物に向けて、誠実に綴られた言葉は、今を生きるわたしたちの心にも、静かにあたたかく届いてきます。
今回は、そんな福音書のはじまり――ルカが記した「献辞」を、心を込めた原画とともにご紹介いたします🌿
📌この記事を読むとわかること
- ルカがどのような思いで福音書を書き始めたのか
- 「テオピロ閣下」とはどんな人物か
- 福音書のはじまりに込められた誠実な祈りと目的
- 原画を通して、当時の雰囲気や心の動きを感じられる
🖼️ 原画:『テオピロへの献辞』(らけるま作)

📌 この原画には、パブリックドメイン口語訳(ルカの福音書1:1~4)が入っています。
🪷やさしい解説
この部分は、ルカの福音書の冒頭1章1–4節にあたります。
ルカは、イエスさまの歩みを忠実に記録するために、多くの証言と資料を調べ、心を込めて書き始めました。
そしてその書を「テオピロ閣下」に捧げることで、ひとりの人が真実を知り、信仰を深めることを願っています。
これは、ただの「書き出し」ではなく、「真理に対する誠実な祈りの始まり」なのです。
🖼 原画アイキャッチ情報
- 代替えテキスト:ルカの福音書の冒頭で、巻物を持つ人物と机に向かって手紙を書くルカが描かれているイラスト。上部には“テオピロへの献辞”の本文が記されている。
- タイトル:テオピロへの献辞 〜ルカの福音書 1章1–4節〜
- キャプション:ルカは、イエス・キリストの出来事をよく知る人々からの証言に基づき、丁寧に調査して書き記しました。この序文には、誠実な心と深い信仰があふれています。
🎨らけるまの創作メモ|心を届ける手紙を描こうとした日
この原画を描いていたとき、私は「手紙を書くルカの手が、静かに祈っているように見えたらいいな」と思いながら筆を動かしていました。
巻物を持つ人物は、これから始まる物語の重みを知っているかのような眼差しです。
私にとってこの場面は、まさに「ひとりの心から、もうひとりの心へと届く光」の瞬間です🌿🕊️
絵の中の静けさが、読んでくださる方にも伝わりますように。
🕊️ 結びの祈り
愛なる神さま、
この投稿を読んでくださった方の心に、ルカの誠実さと、あなたのまことが届きますように。
真理を求める心に、いつもやさしい光を添えてください。
一人ひとりが、まるで「テオピロ閣下」のように、愛されている存在であることを覚えられますように。
この時をご一緒できたことに、深く感謝いたします。アーメン。
📝この記事のまとめ
- ルカの福音書は「テオピロ閣下」への手紙のように始まる
- 真実を調べ、伝えようとする誠実な姿勢
- 原画ではその静かな決意を表現
- 今を生きる私たちにも響く、やさしいまなざし
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