【使徒の働き 最終章】ローマにて福音を語り続けるパウロ|使徒28:11-31

鎖につながれながらも希望に満ちた表情で人々に語りかけるパウロと、マルタ島からローマへの航路を示す地図のイラスト 使徒の働き

🌱 はじめに

長く険しい旅の果てに、ついにパウロはローマの地へとたどり着きます。
嵐、難船、投獄、誤解――数えきれない困難の中で、主イエスはいつも共におられ、
一歩一歩、御心の道へと導いてくださいました。

この箇所には、**「神の約束は必ず成し遂げられる」**という、揺るぎない希望が満ちています。
鎖につながれても、パウロの心は自由でした。
そしてその口から語られる福音は、誰にも止めることができなかったのです。


📝 この記事を読むとわかること

  • マルタ島からローマへ至る旅路の意味
  • パウロがローマで果たした使命
  • 囚人でありながら大胆に福音を語る姿勢
  • 神の計画が人の弱さを超えて進んでいくこと

📖 この箇所の文脈

使徒27章では、ローマへ向かう途中の激しい嵐と難船の出来事が描かれ、
28章前半ではマルタ島での癒しと奇跡が記されました。

そして28章後半、パウロはついにローマへ到着します。
囚人として鎖につながれながらも、神の国を語り続ける姿が、
「使徒の働き」の締めくくりとして力強く描かれています。


🖼️ 原画:『マルタからローマへ』(らけるま作)

マルタ島からローマへ向かう航路と、鎖につながれながらも静かに立つパウロの姿を描いた聖書挿絵イラスト|使徒の働き28章11-16節
マルタ島を出航し、ついにローマへ――。
囚われの身でありながらも、神への感謝と勇気をもって歩み続けたパウロ。
主の約束が静かに、確かに成就していく瞬間。
ローマで鎖につながれながらもユダヤ人指導者たちに福音を語るパウロの姿を描いた聖書挿絵イラスト|使徒の働き28章17-22節
ローマの地にあっても、鎖はパウロの口を閉ざすことがなかった。
彼は自らの弁明を超えて、救い主イエスを語り続け、
神の国の希望を大胆に証しした。
ローマで二年間、鎖につながれながらも人々を迎え入れ、神の国と主イエス・キリストの福音を大胆に語り続けるパウロの姿を描いた聖書挿絵イラスト|使徒の働き28章23-31節
鎖につながれても、福音は決して縛られなかった。
パウロは二年のあいだ、人々を迎え入れ、
神の国と主イエス・キリストの救いを、
妨げられることなく語り続けた。
――ここに、宣教の炎は受け継がれていく。

🪷 やさしい解説

神さまのご計画は、遠回りに見える道を通しても、必ず実現していきます。
パウロの旅は、まさにその証しでした。
恐れと不安の中でも、主に信頼し続ける歩みが、
どれほど大きな実を結ぶのかを、この物語はやさしく教えてくれます。


● マルタからローマへ(28:11-16)

三か月の冬越しの後、一行はついに出航し、ローマを目指します。
道中、兄弟姉妹たちの励ましに触れ、パウロは神に感謝し、勇気を得たと記されています。

主に仕える道は孤独に見えても、
神は必ず「共に歩む仲間」を備えてくださる――
その温かさが、ここにはあふれています。


● ローマでの証し(28:17-29)

パウロはローマに到着すると、まず同胞のユダヤ人たちに語りかけます。
誤解され、拒まれ、意見が分かれても、
彼は忍耐をもって、聖書全体からイエスが救い主であることを伝え続けました。

ここにあるのは、勝ち負けではなく、魂への愛です。
聞く者が受け入れようと拒もうと、
パウロはただ忠実に、神の言葉を届け続けたのです。


● 妨げられることなく語り続ける(28:30-31)

パウロは二年間、自費で借りた家に住み、
訪ねて来るすべての人を迎え入れ、
妨げられることなく、神の国と主イエス・キリストを教え続けました。

使徒の働きは、ここで突然終わります。
それは、「福音の物語は、ここで終わらない」
という、神からの静かなメッセージなのです。


🌼 こどもたちへのメッセージ

パウロは、くさりにつながれていても、
イエスさまのことをおはなしするのをやめませんでした。

どんなときでも、イエスさまは
あなたのそばにいて、助けてくださるよ。

こわいとき、さびしいとき、
「イエスさま、いっしょにいてね」って、
心の中でおいのりしてみてね 🌱


🎚️ 弟子の告白

主イエスさま。
わたしは弱く、すぐに迷い、恐れに心を奪われてしまいます。
それでも、あなたは決してわたしを見捨てず、
今日も御手を伸ばして導いてくださいます。

パウロのように、
鎖の中でも希望を失わず、
どんな場所でも福音を生きる者とならせてください。

完全にはなれなくても、
あなたに従いたいと願う心を、どうか受け取ってください。
わたしの小さな一歩を、御国のために用いてください。
アーメン。


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
マルタ島からローマへ向かい、囚われの身でありながら神の国を語り続けるパウロの姿を描いた聖書挿絵|使徒28章11-31節

【キャプション】
鎖につながれても、福音は止められない。
神の約束は、ついにローマに届いた。

📌原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
https://j-bible.jimdofree.com/


🎨 らけるまの創作メモ|「終わりではなく、始まりを描こうとした日」

この絵を描きながら、
「使徒の働きは、ここで終わるけれど、
神さまの物語は、今も続いている」
そんな声が心に響いていました。

パウロの旅は、私たち一人ひとりの歩みに
静かにつながっている気がします。
小さな信仰でも、主は確かに用いてくださる――
その希望を込めて、筆を進めました。


📝 この記事のまとめ

  • 神の計画は、遠回りに見えても必ず実現する
  • パウロは鎖につながれても、福音を語り続けた
  • 妨げられない神の国の広がりが示された
  • 使徒の働きは、今も私たちの中で続いている

🕊️ 結びの祈り

愛する天のお父さま。
パウロの歩みを通して、あなたの真実と愛を教えてくださり、
ありがとうございます。

困難の中でも、あなたは決して私たちを見放さず、
最善の道へと導いてくださることを信じます。

どうか、この御言葉を読むすべての方の心に、
希望と平安を注いでください。
疲れている人には慰めを、
迷っている人には光を与えてください。

今日もあなたの御手の中で、
一歩ずつ歩めますように。
主イエス・キリストのお名前によってお祈りします。
アーメン。


🔔 次回の予告

次回は、「使徒の働き 全体まとめ」です。
パウロの旅を通して見えてきた、
神の壮大な救いの物語を一緒に振り返っていきましょう。


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