パウロがシラスとテモテと宣教する|使徒15:36-16:5

パウロがシラスとテモテと共に第二次伝道旅行へ出発し、諸教会を励ましながら宣教していく様子を描いた横長イラスト(使徒15章36節〜16章5節) 使徒の働き

🌱 はじめに

ここから、パウロの第二次伝道旅行が始まります。

一度は意見の違いから別れを経験したパウロとバルナバ。
けれどその出来事は、宣教の終わりではなく、
神さまが新しい道を備えておられた「始まり」でした。

パウロはシラスを選び、
さらに若い弟子テモテを迎えて、
諸教会を力づけるため、再び旅に出ます。

人の弱さや迷いさえも用いて、
主はご自身のご計画を静かに進めておられます。
この箇所は、失敗や別れのあとにも、
なお続いていく神の導きと恵みを教えてくれます。



📝 この記事を読むとわかること

  • パウロとバルナバが別々の道を歩むことになった理由
  • シラスとテモテがどのように宣教に加えられたのか
  • 神さまが人の弱さや違いを通して働かれること
  • 教会が一致の中で成長していく姿

📖 この箇所の文脈

第一次伝道旅行を終えた後、パウロは再び諸教会を訪ね、信徒たちの様子を見たいと願いました。
しかし、同行者マルコをめぐる考えの違いから、パウロとバルナバの間に激しい意見の相違が生じます。

結果として二人は別れ、

  • バルナバはマルコと共にキプロスへ
  • パウロはシラスを伴ってシリヤ・キリキヤ地方へ

それぞれ主に遣わされていきました。
この後、パウロの宣教に新しく加えられるのが、若き弟子テモテです。


🖼️ 原画:『パウロがシラスとテモテと宣教する』(らけるま作)

パウロとバルナバが宣教の方針について語り合い、その後パウロがシラスとテモテを伴って宣教の旅に出る様子を描いた原画(使徒15章36節〜16章5節)
宣教の中で意見の違いを経験しながらも、主の導きのもとで新しい歩みが始まる。
パウロはシラスとテモテを伴い、諸教会を力づけるため再び旅立った。(使徒15:36–16:5)

🪷 やさしい解説

この箇所には、理想的とは言えない人間関係や、
思いが食い違う現実が、そのまま描かれています。
けれど聖書は、それを失敗として切り捨てるのではなく、
神さまの導きが続いていく過程として静かに示しています。

パウロとバルナバの別れ、
新しい仲間との出会い、
そして教会を支え、守ろうとする歩み。
そこには、「正しさ」よりも、
主に委ねて進もうとする心が大切にされています。

このやさしい解説では、
出来事の表面だけでなく、
その背後にある神さまのまなざしと、
今を生きる私たちにも重なるメッセージを、
ゆっくりと一緒に見つめていきましょう。

● 別れは失敗ではなく、導きの一部

パウロとバルナバの別れは、冷たさや不信仰から生まれたものではありません。
互いに主を愛し、真剣に宣教を考えたからこそ起こった出来事でした。

神さまは、人の違いを無理に消す方ではなく、それぞれを用いて働きを広げる方です。


● シラスと共に歩み出すパウロ

パウロはシラスを選び、教会から祈られて送り出されます。
一人で決めた旅ではなく、教会の祈りと一致の中での派遣でした。

宣教は、個人の情熱だけでなく、共同体の支えによって前に進みます。


● テモテという若い弟子との出会い

デルベとルステラで、パウロは評判の良い若者テモテに出会います。
母はユダヤ人の信者、父はギリシヤ人。
その背景ゆえに、パウロは人々への配慮としてテモテに割礼を受けさせました。

ここにあるのは律法主義ではなく、福音のために自分を低くする姿勢です。


● 教会は信仰の中で強められていった

使徒たちはエルサレム会議で定められた決定事項を各地に伝えました。
その結果、教会は混乱ではなく安心を受け、
信仰に堅く立ち、人数も日ごとに増えていきました。


🌼 こどもたちへのメッセージ

けんかしたり、考えが合わなかったりすると、
「もうだめだ」と思ってしまうことがあるね。

でも神さまは、
その中からも、ちゃんと良い道を用意してくださるよ。
神さまは、みんなをあきらめないんだよ。


🎚️ 弟子の告白

主よ、
わたしは時に、人と違うことを恐れ、
別れや衝突を失敗だと思ってしまいます。

けれど、あなたは
わたしたちの弱ささえも用いて、
御国の働きを前に進められる方。

どうか、あなたの導きを信じ、
従順な心で歩ませてください。
アーメン。


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
パウロがシラスとテモテを伴い、諸教会を訪ねて宣教する様子を描いた原画(使徒15章36節〜16章5節)

【キャプション】
別れの後も主の導きは続き、新しい仲間と共に宣教の歩みが進められていった。(使徒15:36–16:5)

📌 原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
https://j-bible.jimdofree.com/


🎨 らけるまの創作メモ|別れの中から始まる道を描こうとした日

この場面を描くとき、
「別れ=失敗」ではないことを、そっと伝えたいと思いました。

神さまの導きは、人の思いよりも深く、
静かに、確かに続いていく。
そんな希望を込めて描きました。


📝 この記事のまとめ

  • 宣教の中では意見の違いが起こることもある
  • 神さまは別れを通しても働きを止められない
  • シラスとテモテが新しい宣教の仲間となった
  • 教会は一致と恵みの中で成長していった

🕊️ 結びの祈り

主よ、
迷いや別れの中にある人の心を、
どうかあなたの平安で包んでください。

あなたの導きは決して途切れないことを、
今日も信じて歩めますように。
読む一人ひとりの心に、希望を注いでください。
アーメン。


🔔 次回の予告

次回は、
「マケドニヤ人の幻」使徒16章6–10節
神さまが新しい地へ導かれる、不思議な招きを見ていきます。


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