バルナバとサウロの派遣|使徒13:1-3

祈りと断食の中で、アンティオケ教会の人々がバルナバとサウロに手を置き、宣教へと派遣する場面を描いた聖書イラスト 使徒の働き

🌱 はじめに

教会が大きくなるとき、必ずしも「人の計画」から始まるわけではありません。
静かな祈りの中で、神さまが語られ、導かれ、そして人が送り出されていく――。

使徒13章は、アンティオケの教会が、聖霊の声に耳を澄まし、
バルナバとサウロを宣教の働きへと送り出した出来事を伝えています。
そこには、力強さよりも、従順と祈りに満ちた信仰の姿がありました。



📝 この記事を読むとわかること

  • バルナバとサウロが派遣された背景
  • アンティオケ教会が大切にしていた信仰の姿勢
  • 聖霊がどのように教会を導かれたのか
  • 私たちの信仰生活に通じる「派遣」の意味

📖 この箇所の文脈

アンティオケは、エルサレムに次いで重要な教会の拠点となった場所です。
ここには、ユダヤ人だけでなく異邦人も多く集い、
祈りと教え、預言と礼拝が豊かに行われていました。

そのアンティオケ教会において、
聖霊は次のように語られました。

「さあ、バルナバとサウロとを、
わたしのために聖別して、
彼らに授けておいた仕事に当らせなさい。」

教会の人々は、このみことばを軽く受け取ることなく、
さらに断食と祈りをもって主の御心を確かめ、
バルナバとサウロに手を置いて送り出したのです。


🖼️ 原画:『バルナバとサウロの派遣』(らけるま作)

祈りと断食の中で、バルナバとサウロに手を置いて派遣の祈りをささげるアンティオケ教会の人々を描いた聖書イラスト
聖霊の導きに従い、祈りと断食の中でバルナバとサウロを主の働きへと送り出すアンティオケ教会(使徒13:1–3)

🪷 やさしい解説

◎ 聖霊の声に耳を傾ける教会

アンティオケ教会の人々は、
忙しさや人の意見よりも、まず祈ることを選びました。
礼拝と断食の中で、彼らは静かに主の声を待っていたのです。

信仰とは、何かを「成し遂げる力」ではなく、
神さまの声を聞こうとする心から始まります。

◎ 「聖別しなさい」と言われた使命

聖霊は、「送り出しなさい」ではなく、
**「わたしのために聖別して」**と語られました。

それは、バルナバとサウロが
神さまの所有として、神さまのご計画の中に置かれている、
という深い意味をもっています。

聖別とは、特別な人になることではなく、
神さまのために取り分けられることです。

◎ 「授けておいた仕事」に当らせるということ

みことばには、
「彼らに授けておいた仕事に当らせなさい」
とあります。

これは、この使命が突然与えられたものではなく、
すでに神さまのご計画の中で
備えられていた働きであったことを示しています。

教会は、人の判断で任命したのではなく、
神さまがすでに用意しておられた道を、
祈りの中で確認し、従ったのです。

◎ 手を置いて送り出すということ

教会の人々は、
二人の上に手を置いて祈りました。

それは支配でも命令でもなく、
「あなたを神さまにお委ねします」という信仰のしるしでした。
送り出す側も、送り出される側も、
共に主に信頼する姿がここにあります。


🌼 こどもたちへのメッセージ

かみさまは、
だれかをえらぶとき、つよいからではなく、
こころをみてくださいます。

いのりのなかで、
「いってきます」「いってらっしゃい」と
いえるこころを、かみさまはよろこばれます。


🎚️ 弟子の告白

わたしは、いつも整った弟子ではありません。
それでも主よ、
あなたが「わたしのために」と
取り分けてくださるなら、従いたいと願います。

あなたがすでに授けておられる働きに、
恐れながらも歩み出せますように。

完璧ではなくても、
あなたに聖別され、
御国の希望を抱いて生きる弟子でありたいです。


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
祈りと断食の中で、バルナバとサウロに手を置き、宣教へ送り出すアンティオケ教会の人々を描いた聖書イラスト

【キャプション】
聖霊の導きに従い、祈りの中でバルナバとサウロを派遣するアンティオケ教会(使徒13:1-3)

📌 原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
https://j-bible.jimdofree.com/


🎨 らけるまの創作メモ|「祈りで送り出す姿」を描こうとした日

この原画を描いたとき、
「送り出す」ということは、
手放すことではなく、
神さまにゆだねることなのだと感じました。

祈りの中で、
そっと背中に手を置くような、
あたたかい信仰の空気を描きたいと思いました。


📝 この記事のまとめ

  • アンティオケ教会は祈りを第一にしていた
  • 聖霊ははっきりと使命を示された
  • 派遣は人の計画ではなく神の選び
  • 祈りと信頼の中で人は送り出される

🕊️ 結びの祈り

主よ、
あなたの声を聞く心を、わたしたちに与えてください。

迷うとき、不安なときも、
祈りの中であなたに信頼できますように。

この文章を読んでくださった一人ひとりの上に、
あなたの平安と導きがありますように。
イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン。


🔔 次回の予告

次回は、
「セルキヤからキプロスでの宣教」使徒13章4-12節を取り上げます。
聖霊に導かれた宣教の第一歩を、いっしょに見ていきましょう。


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✨感謝のことば
最後まで読んでくださって、ほんとうにありがとうございます。
あなたの心に、今日も小さな光が灯りますように――
またいつでもお越しくださいね🕊️
使徒の働き
著作権
本作品は、聖書に忠実に、神様との対話の中で心を込めて描いた原画です。文化庁に著作権登録済みであり、無断使用・転載はご遠慮くださいますようお願いいたします。 This artwork was prayerfully created in faithful reflection of the Bible and through a personal dialogue with God. It is registered with the Agency for Cultural Affairs, Japan. Unauthorized use or reproduction is not permitted.
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