マルタ島にて|使徒28:1-10

嵐の海から救い出されたパウロと人々が、マルタ島で神の守りと癒しを体験する場面を描いた聖書イラスト 使徒の働き

🌱 はじめに

激しい嵐と難破という、命の危機を乗り越えたパウロたち。
神の守りによって全員が無事に上陸した先は、「マルタ島」と呼ばれる小さな島でした。

そこには、思いがけない温かい歓迎と、さらに驚くべき神の御業が待っていました。
この箇所は、どんな困難の中でも、神は働き続けておられることを、やさしく、そして力強く教えてくれます。


📝 この記事を読むとわかること

  • マルタ島で起こった出来事の流れ
  • 蛇にかまれても守られたパウロの姿
  • 癒やしを通して現された神の愛
  • 苦難の後に備えられていた祝福の意味
  • 私たちの日常への励ましと希望

📖 この箇所の文脈

パウロたちは、ローマへ向かう途中、激しい嵐に遭い、船は難破しました。
しかし神の約束どおり、276人全員が無事に助け出され、マルタ島へ漂着します。

そこで島の人々は、見ず知らずの彼らを温かく迎え、火を焚いてもてなしました。
この場所で、神の守りと癒やしの御業が次々と現されていきます。


🖼️ 原画:『マルタ島にて』(らけるま作)

マルタ島に漂着したパウロたちが、島の人々の親切を受け、焚き火のそばで蛇にかまれるパウロと、病人を癒やす場面を描いたイラスト。神の守りと癒やしの力が示されている。
嵐を越え、たどり着いたマルタ島。
蛇の害から守られ、病人を癒やすパウロを通して、神の愛と力が島の人々に示された。

🪷 やさしい解説

嵐と難破という大きな試練を越えてたどり着いたマルタ島。
そこには、人の思いを超えた 神の守り・癒やし・祝福 が静かに備えられていました。
この出来事は、苦難の先に必ず神の恵みが待っている ことを、私たちにやさしく教えてくれます。


① 島の人々の温かいもてなし(28:1-2)

マルタ島の人々は、難破して流れ着いたパウロたちを、
見ず知らずの旅人としてではなく、家族のように迎え入れ ました。

冷たい雨と寒さの中、彼らはすぐに火を焚き、
濡れた体を温め、心を休ませてくれたのです。

ここには、
神の愛が、人の優しさを通して現れている姿 が映し出されています。


② 毒蛇から守られたパウロ(28:3-6)

焚き火のために薪を集めていたパウロの手に、突然まむしがかみつきました。

人々は、
「この人は罪人に違いない」と思いましたが、
パウロは少しも害を受けませんでした。

その時、彼らは考えを改め、
「この人は神の人だ」と驚きをもって受け止めます。

👉 神は、使命を与えた者を最後まで守られる。
その真理が、ここに力強く示されています。


③ ポプリオの父の癒やし(28:7-8)

島の首長ポプリオは、パウロたちを三日間、親切にもてなしました。
その父親は、熱病と赤痢に苦しんで床についていました。

パウロは祈り、手を置くと、
その人は癒やされました。

ここに、
神のいやしの御業 がはっきりと現れています。


④ 島中に広がる癒やしと祝福(28:9-10)

この出来事を聞いた島の人々が次々と集まり、
多くの病人が癒やされました。

そして彼らは、
出航の時、必要な物を惜しみなく与え、
感謝と敬意をもって送り出してくれました。

👉 試練の地が、祝福の地へと変えられた瞬間 です。


🌼 こどもたちへのメッセージ

こわいことや、つらいことがあっても、
神さまは、いつもそばにいて守ってくださいます。

パウロがへびにかまれても大丈夫だったように、
神さまは、あなたのことも大切に守っています。

こまったとき、こわいとき、
「神さま、たすけてください」って言ってみてね。


🎚️ 弟子の告白

主よ。

私は、強い信仰者ではありません。
不安になると心は揺れ、
先が見えなくなると、すぐに恐れてしまいます。

嵐の中で、
船が壊れそうになるとき、
マルタ島のような知らない場所に立たされたとき、
私の心は、きっと震えてしまうでしょう。

それでも主よ、
あなたが共におられるなら、
私は一歩ずつでも歩み続けたいのです。

弱く、迷いやすい私を、
あなたは責めず、見捨てず、
御手を伸ばして支えてくださいます。

パウロが、
毒蛇の危険の中でも守られ、
病の人を癒やす器として用いられたように、
私もまた、
あなたの御業のために用いてください。

目立たなくても、
大きな働きができなくても、
今日出会う一人のために、
あなたの愛を運ぶ者でありたいのです。

主よ。
私の弱さのすべてを知っておられるあなたに、
今日も心をゆだねます。

あなたに従って歩むことこそ、
私のいのちの喜びです。

アーメン。


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
マルタ島で焚き火に集まり、蛇にかまれても守られるパウロと、病人を癒やす場面を描いたイラスト。神の守りと癒やしの力が表されている。

【キャプション】
嵐を越えてたどり着いたマルタ島で、神の守りと癒やしの御業が豊かに現された。

📌 原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
https://j-bible.jimdofree.com/


🎨 らけるまの創作メモ|「神のやさしさを描こうとした日」

嵐のあとに訪れる、静かなぬくもり。
マルタ島で迎えられた人々の親切と、
パウロを通してあふれ出た神の癒やし。

「神さまは、こわさのあとに、
必ずやさしさを用意してくださる。」

そんな想いを胸に、
一人ひとりの表情に、
神の愛がにじむよう祈りながら描きました。


📝この記事のまとめ

  • 激しい嵐と難破のあと、神さまはマルタ島へと導いてくださった。
  • 島の人々の温かいもてなしを通して、神の愛が現された。
  • パウロは毒蛇から守られ、神の守りの力が示された。
  • ポプリオの父の癒やしをきっかけに、多くの人々が癒やされた。
  • 苦難の地が、祝福と恵みに満ちた場所へと変えられた。
  • 神さまは、試練の中でも必ず希望と目的を備えておられる。

🕊️ 結びの祈り

愛する天のお父さま。

嵐の中でも、
沈みかける船の上でも、
そして、名も知らぬマルタの島においても、
変わらず守り、導き、癒やしてくださったあなたの御名を賛美します。

苦しみの中にあるとき、
私たちは先が見えず、不安でいっぱいになります。
けれどもあなたは、そのただ中で、
私たちに必要な助けと出会いと恵みを、
すでに備えてくださっていることを信じます。

どうか、心の嵐の中にいる一人ひとりを、
あなたの平安で包んでください。
病の中にある人には癒やしを、
悲しみの中にある人には慰めを、
迷いの中にある人には光を与えてください。

そして私たちが、
パウロのように、どんな状況の中でも
あなたを信頼し、あなたに従い続ける者と
なれますように。

この小さな祈りを、
主イエス・キリストのお名前によってお捧げします。

アーメン。

🔔 次回の予告

次回は、
「マルタからローマへ」使徒28章11-31節
いよいよ、パウロはローマへと到着します。主の計画の完成を共に見ていきましょう。


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聖霊が注がれ、福音が広がっていく――『使徒の働き』は、初代教会の誕生と信仰者たちの歩みを描いた物語です。弱さの中にも神さまの力が働くことを、ひとつひとつの記事を通して感じていただけますように。

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