アンテオケの使節派遣|使徒15:22-35

アンテオケの教会に使節が派遣され、パウロとバルナバが手紙を受け取り、恵みと励ましの言葉が届けられる場面のイラスト 使徒の働き

🌱 はじめに

エルサレム会議で確認されたのは、
「救いは、行いではなく主イエスの恵みによる」という、大切な真理でした。

しかし、その決定は、ただ話し合われただけでは終わりませんでした。
教会は、それをどのように伝えるかにも心を配りました。

アンテオケの使節派遣は、
教会が「正しさ」を押しつけるのではなく、
励ましとして恵みを届けようとした姿を映し出しています。



📝 この記事を読むとわかること

  • エルサレム会議の決定がどのように伝えられたか
  • 教会が「手紙」と「人」を遣わした理由
  • ユダとシラスの役割
  • 恵みの言葉がもたらした喜びと平安
  • 今の教会と私たちへの大切なヒント

📖 この箇所の文脈

エルサレム会議での結論を受け、
使徒たちと長老たちは、全教会と共に相談し、
アンテオケへ人を遣わすことを決めました。

選ばれたのは、
ユダ(バルサバ)とシラス。
どちらも兄弟たちの間で信頼されていた人たちでした。

彼らは、パウロとバルナバと共に、
会議の決定を書き記した手紙を携えて派遣されます。


🖼️ 原画:『アンテオケの使節派遣』(らけるま作)

エルサレム会議の決定が書簡としてまとめられ、ユダとシラスがパウロやバルナバと共にアンテオケへ派遣され、教会に励ましの言葉を届ける場面を描いたイラスト
エルサレム会議の決定は、手紙と使節によってアンテオケへ届けられた。
重荷ではなく励ましとして語られたその言葉は、教会に大きな喜びと平安をもたらした。

🪷 やさしい解説

教会は、真理を伝えるとき、
どんな心で、どんな方法で伝えるかを大切にしました。
アンテオケの使節派遣は、その姿勢を静かに教えてくれます。


① なぜ「手紙」だけでなく「人」を遣わしたの?

もし手紙だけが送られていたら、
誤解や不安が残ったかもしれません。

そこで教会は、
言葉を生きた声として伝える人を共に遣わしました。

ユダとシラスは、
手紙の内容を説明し、
兄弟たちを励まし、確かめる役割を担いました。


② 手紙に込められた教会の心

手紙には、こう記されています。

聖霊とわたしたちとは、次の必要事項のほかは、どんな負担をも、あなたがたに負わせないことに決めた。

そこにあったのは、命令ではなく、
配慮と愛でした。

教会は、人を縛る言葉ではなく、
人を生かす言葉を選んだのです。


③ 喜びと励ましが広がるアンテオケ教会

アンテオケの人々は、
その手紙を読んで、大いに喜びました。

ユダとシラスは預言者として、
多くの言葉で兄弟たちを励まし、力づけました。

恵みの言葉は、
教会に平安と一致をもたらしました。


④ 教会にとどまり、共に教えるパウロとバルナバ

しばらくの後、
ユダはエルサレムに戻りましたが、
シラスはアンテオケにとどまることを選びました。

パウロとバルナバもまた、
多くの人々と共に、
主の言葉を教え、宣べ伝え続けました。


🌼 こどもたちへのメッセージ

かみさまは、
こわいことばではなく、
やさしいことばであなたに近づいてきます。

「だいじょうぶだよ」
「いっしょにいるよ」

その声に、こころをすこしひらいてみてね 🌱


🎚️ 弟子の告白

主よ、
わたしは、正しさを急ぐあまり、
人の心を置き去りにしてしまうことがあります。

どうか、
あなたの恵みをそのまま受け取り、
励ましとして人に手渡せる弟子としてください。


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
エルサレム会議の決定が書簡としてまとめられ、ユダとシラスがパウロやバルナバと共にアンテオケへ派遣され、教会に励ましの言葉を届ける場面を描いたイラスト

【キャプション】
重荷ではなく励ましとして届けられたエルサレム会議の決定は、アンテオケ教会に喜びと平安をもたらした。

📌 原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
https://j-bible.jimdofree.com/


🎨 らけるまの創作メモ|「恵みを手渡す人を描こうとした日」

この原画では、
「決まりごと」よりも
「心が伝わること」を大切に描きました。

恵みは、紙の上だけでなく、
人の声とぬくもりを通して
本当に届くものだと感じたからです。


📝 この記事のまとめ

  • 教会は手紙と共に人を遣わした
  • 真理は、配慮と愛をもって伝えられた
  • ユダとシラスは励ましの役割を担った
  • 恵みの言葉は教会に喜びをもたらした
  • 教会は「重荷」ではなく「平安」を選んだ

🕊️ 結びの祈り

主よ、
あなたの恵みが、
わたしたちの言葉と行いを通して
やさしく届けられますように。

迷いの中にいる人、
不安を抱える人の心に、
あなたの平安が注がれますように。

アーメン。


🔔 次回の予告

次回は、「パウロがシラスとテモテと宣教する」
使徒15章36節〜16章5節を読み進めます。
新しい旅路と、新しい出会いが始まります。


📚関連記事

聖霊が注がれ、福音が広がっていく――『使徒の働き』は、初代教会の誕生と信仰者たちの歩みを描いた物語です。弱さの中にも神さまの力が働くことを、ひとつひとつの記事を通して感じていただけますように。

使徒の働きに関する記事は、👉 こちらからご覧いただけます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました