悪霊につかれた人の癒しと新しい歩み|マルコ5:1-20

丘の上で豚が草を食べている中、イエスが悪霊につかれていた男性に手を差し伸べ、癒しを与えている場面。中央には「悪霊につかれた人の癒しと新しい歩み」というタイトル文字。 癒し|病と心の回復

🌱はじめに

イエスさまは、ユダヤの地を越え、異邦人の地にまで福音を携えて来られました。
誰にも助けられず、墓場にひとり暮らしていた男。
その叫びと痛みに、イエスさまは目を留め、近づいてくださいます。
癒しと回復の物語は、私たちの心の奥にも光を届けてくれるでしょう。


📝この記事を読むとわかること

  • 「ゲサラ人の地」とはどんな場所か
  • 墓地に住んでいた男性の状況
  • イエスの問いかけがもたらした癒しの意味
  • 豚の群れと人々の反応の背景
  • 解放された人が受けた新しい使命

🖼️ 原画:『悪霊につかれた人をいやす(マルコ5:1–20)』(らけるま作)

墓場で叫びながら苦しむ悪霊につかれた男に、イエスが近づいて語りかける場面。遠くの丘には豚の群れが描かれている。
『悪霊につかれた人をいやす』(マルコ5:1–10)人々に恐れられ、墓場にひとりで暮らしていた男に、イエスは恐れず近づき、やさしく声をかけます。 癒しのはじまりは、イエスがその人の中にある痛みや闇を見つめ、語りかけてくださるところから始まります。
悪霊が豚の群れに入り、豚たちが崖から海へと落ちていく様子と、癒された人が群衆の中で静かにイエスのそばに座っている場面。
『悪霊から解放された人、あかしする人へ』(マルコ5:11–20)イエスのことばによって癒された人は、正気を取り戻し、群衆の前に静かに座っていました。彼は「ついて行きたい」と願いましたが、イエスは「家に帰り、神のあわれみを語りなさい」と命じます。 救いは、神との出会いから始まり、それを語る歩みへと続いていきます。

🪷やさしい解説

墓地に住む、絶望の中の男

ゲサラ人の地――それは律法を知らない異邦人たちの地。豚が飼われていたことからも、その文化がうかがえます。
そこに、墓場に住み、多くの悪霊にとりつかれ、誰にも近づけず、石で自らを傷つけていた男がいました。
彼の名は「レギオン」。それはローマの大軍隊の名であり、彼の内にあった混乱と支配の象徴です。

イエスの問いかけと癒しのことば

イエスさまは彼に近づき、「名は何か」と語りかけます。
その問いは、ただの確認ではなく、自分の状態を言葉にすること――告白と癒しへの第一歩でした。
やがて悪霊たちは豚の中に入り、二千匹もの豚が海に沈んでいきます。
けれど、癒しを前にした人々は、損失と恐れから、イエスに出ていってほしいと願います。

解放された人に与えられた新しい使命

癒された男はイエスについて行こうとしますが、イエスは言います。
「あなたの家に帰って、神がしてくださったことを語りなさい」。
その人は従い、自らの町でイエスのあわれみを語り続けました。
イエスさまは、彼を最初の異邦人宣教者とされたのです。


🌼こどもたちへのメッセージ

イエスさまは、みんながこわがって近づかない人にも、やさしく声をかけます。
「だいじょうぶ、わたしはあなたのことをちゃんと見ているよ」
心がつらくなったとき、こわい気持ちになったとき、イエスさまはそばに来てくださるんだよ。
そして、あなたに「いっしょに歩こう」って言ってくれるよ。


🎚️ 信仰のことば

「あなたの家族のもとに帰って、主がどんなに大きなことをしてくださったか、それを知らせなさい」
(マルコ5:19)


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
1枚目:墓場で苦しむ男にイエスが語りかける場面。遠くの丘には豚の群れが描かれている。
2枚目:悪霊が豚に入り、豚が海に沈む様子と、癒された男が群衆の前で正気を取り戻して座っている場面。

【キャプション】
『悪霊につかれた人をいやす』(マルコ5:1–20)
苦しみの中にいた男が、イエスとの出会いによって癒され、新しい使命を与えられていく――福音の光が異邦の地に届く瞬間が描かれています。

📌原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。


🎨 らけるまの創作メモ|「ひとりを描こうとした日」

この聖書箇所には、多くの豚や群衆が登場しますが、私が一番描きたかったのは「ひとりの男」です。
誰からも見放され、心も体も傷ついていた彼に、イエスさまはただまっすぐ近づいていかれました。
その姿を描きながら、「私もまた、そんな風に見つけられた者なのだ」と気づかされました。
そして癒された彼のまなざしには、もう絶望はなく、光があります。
この作品を通して、見る人にもその光が届けばと願っています。


📝この記事のまとめ

  • ゲサラ人の地は異邦人の地であり、豚が飼われていた
  • 墓地に住む男は「レギオン」という悪霊に苦しめられていた
  • イエスの問いかけが、癒しの第一歩となった
  • 人々はイエスを恐れて遠ざけようとしたが、癒された人は証し人として遣わされた
  • イエスは絶望の中の一人に光を届け、語る者として立たせてくださる

🕊️ 結びの祈り

主イエスさま、
誰にも理解されず、ひとりで苦しんでいた人のところに、あなたは迷わず行ってくださいました。
あなたのまなざしは、私たちの隠れた叫びにも届いています。
どうか、今つらさの中にある人の心にも、あなたのやさしい声が響きますように。
そして、癒された私たちが、あなたの恵みを語る者として歩むことができますように。
静かに、深く、ともにいてくださるあなたに、感謝します。
アーメン。


🔔 次回の予告

「長血の女とヤイロの娘」(マルコ 5:21–43)
絶望の中にいた二人の女性に訪れた、信仰による回復の物語をお届けします。


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