長血の女とヤイロの娘――信じてふれる、信じて起きる

中央にイエスが立ち、左でひざまずく長血の女の手を取り、右ではヤイロの娘の手を取って語りかけている。群衆と家族が見守る中、「信じてふれる」「信じて起きる」を象徴する構図。 癒し|病と心の回復

🌱 はじめに

イエスさまの歩みには、いつも人々の切なる願いがついてきます。
この記事では、マルコによる福音書5章に記された「長血の女」と「ヤイロの娘」というふたつの奇跡を通して、信じること、触れること、そして希望を持ち続けることの大切さを静かに味わっていきましょう。


📝 この記事を読むとわかること

  • 長血の女が癒された背景とその意味
  • ヤイロの娘の蘇生に込められた希望のメッセージ
  • イエスがなぜ「触れた人」を探し、「眠っている」と言われたのか
  • 信仰と癒しの関係
  • やさしい信仰の育て方

🖼️ 原画:『信じてふれる 信じて起きる』(らけるま作)

群衆の中で、ヤイロがイエスに娘の癒しを願い出る場面。
「どうぞ、その子がなおって助かりますように」――信仰と願いが交差する、群衆の中での出会い。
長血の女性がイエスの衣に触れ、癒しが起こる瞬間。イエスが振り向き、信仰を認める場面。
「娘よ、あなたの信仰があなたを救ったのです」――見えない信頼の一歩が、癒しの奇跡を生んだ瞬間。
イエスが少女の手を取り「タリタ・クミ」と語りかけ、少女がよみがえる場面。
「少女よ、さあ、起きなさい」――死を越えて、主のことばが命を呼び覚ました瞬間。

⛲ 「長血の女のいやし」やさしい解説

会堂司ヤイロの娘が瀕死の状態にあると聞いたイエスさまは、その家へ向かいます。
しかしその途中で、ひとりの女性が密かに群衆の中に入り、イエスさまの衣にそっと触れました。

  • 彼女は十二年間も出血の病に苦しんでいました。医者にかかり尽くしても癒されず、全財産を使い果たし、心も体も疲れきっていました。
  • 当時、血の病は「汚れ」とされ、彼女は人との関係からも遠ざけられていました。
  • けれど彼女は、イエスさまのうしろに近づき「衣にでも触れれば癒される」と信じて手を伸ばしました。するとたちまち、癒されたのです。

イエスさまは「誰が私に触ったのか」と問い続け、ついに彼女は恐る恐る名乗り出ます。
そのとき、イエスさまはこうおっしゃいました。

「娘よ、あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい。」

これは、ただ癒されただけでなく、彼女が人として回復され、もう罪悪感に縛られなくてよいという、やさしい赦しと受容のことばでした。


🕯 「ヤイロの娘の蘇生」やさしい解説

その直後、ヤイロの家から「娘が亡くなった」と知らせが届きます。
しかしイエスさまは言われました。

「恐れることはない。ただ信じなさい。」

  • イエスさまは、人々の嘆き騒ぐ声の中で「その子は死んだのではない、眠っているだけ」と語られます。
  • 少数の弟子と両親だけを連れて部屋に入ると、娘の手を取って「タリタ・クミ(少女よ、さあ、起きなさい)」と声をかけられました。
  • すると少女はすぐに起き上がったのです。

この出来事は、「死」が終わりではないこと、イエスの言葉に命があることを静かに語っています。


🌼 こどもたちへのメッセージ

こわいとき、かなしいとき、わたしたちも、そっとイエスさまに近づいていいんだよ。
「ふれること」も「おこされること」も、イエスさまはやさしくしてくださる。
あなたの信じる心は、イエスさまにちゃんと届いています。


🎚️ 信仰のことば

「娘よ、あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい。」
(マルコ5:34)


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】

  1. 群衆の中で、ヤイロがイエスに娘の癒しを願い出る場面。手前には長血の女も描かれている。
  2. 長血の女性がイエスの衣に触れ、癒しが起こる瞬間。イエスが振り向き、信仰を認める場面。
  3. イエスが少女の手を取り「タリタ・クミ」と語りかけ、少女がよみがえる場面。

【キャプション】

  1. 「どうぞ、その子がなおって助かりますように」――信仰と願いが交差する、群衆の中での出会い。
  2. 「娘よ、あなたの信仰があなたを救ったのです」――見えない信頼の一歩が、癒しの奇跡を生んだ瞬間。
  3. 「少女よ、さあ、起きなさい」――死を越えて、主のことばが命を呼び覚ました瞬間。

📌 原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。


🎨 らけるまの創作メモ|“信じる”を描こうとした日

どちらの女性も、「どうしても助けてほしい」と願っていました。
でもその願いは、静かで、おそれを抱えたものだったかもしれません。
だからこそ、イエスさまの目線や声は、とてもやさしくしたいと思いました。
群衆の中で無視されそうな声、眠ったままと思われた命。
イエスさまはそれに気づき、ふれて、ことばをかけてくださる――
そんな“気づいてくれる愛”を描きたかったのです。


📝 この記事のまとめ

  • 長血の女は信仰によって癒され、社会的にも回復された
  • イエスは誰が触れたかを問うことで、彼女に完全な回復を与えた
  • ヤイロの娘は「タリタ・クミ」という言葉でよみがえった
  • イエスの言葉には死を超える命の力がある
  • 信仰は、静かでも、イエスさまにはしっかり届いている

🕊️ 結びの祈り

主イエスさま。
わたしたちの小さな信仰を見つけてくださり、
その手をとって、「娘よ」「少女よ」と呼びかけてくださるあなたに感謝します。

病にあって苦しむ方に、孤独の中にいる方に、
あなたのやさしいふれあいと、癒しのことばが届きますように。

今日、信じてふれようとする一人ひとりに、
主の平安と希望が注がれますように。アーメン。


🔔 次回の予告

「ふたりの盲人と口のきけない人をいやす」マタイ9:27-34


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