🌱はじめに
聖書の最後の章、黙示録22章には、終わりではなく、永遠のはじまりが描かれています。
そこには、神と小羊の御座から流れる「いのちの水の川」、癒しをもたらす「いのちの木」、
そして主の再臨への約束のことばが記されています。
この章を読んだあと、らけるまが夢で見た天国の光景――笑い声に満ちた優しい広場――は、
まるでこの黙示録の続きのようでした。今回は、3枚の原画とともに、天国の希望と静かなよろこびを味わってみましょう。
📝この記事を読むとわかること
- 黙示録22章に描かれた天の都の姿
- 主イエスの再臨に込められた約束と希望
- らけるまが夢で見た天国の情景
- 子どもにもやさしく伝えられる信仰のメッセージ
🖼️ 原画:『いのちの水の川といのちの木』(らけるま作)


🪷やさしい解説
黙示録22章では、神と小羊の御座から「いのちの水の川」が流れ、その両岸に生える「いのちの木」が毎月異なる実を結び、
その葉は諸国の民をいやすと語られています。
この川と木は、神のいのちといやし、そしてとどまることのない祝福の象徴。
すべての民が、神の光の中に生き、夜はもはやなく、御名をいただいて永遠に仕えるという、
深い慰めと希望が込められています。
続く6節から21節では、主イエスの再臨が繰り返し告げられ、御使いによる預言の真実性が強調されます。
「わたしはすぐに来る」と3度も語られる中で、信仰者たちは御言葉を守り、礼拝をささげ、待ち望む者として呼びかけられます。
そこには、終末の恐れではなく、「きたりませ」という花嫁の祈りのような、親しい愛と希望があふれています。
この世の終わりではなく、「主とともにある永遠のはじまり」が、ここに力強く示されています。
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📖 聖書は誰のための書物?
「聖書はキリスト教の人たちだけの本」――かつて私もそう思っていました。 でも、読んでみると、そうではないことがよくわかりました。
聖書は、すべての人に開かれた、神さまからのラブレターのようなものです。 創世記には、父なる神、御子イエス・キリスト、聖霊なる神が天地をお造りになったこと、 そして私たち人間も、神のかたちに造られた大切な存在だと書かれています。
これは「宗教」ではなく、「関係」であり、「信頼」であり、「信仰」です。
宗教は人間がつくるものかもしれません。でも信仰は、神さまとの出会いから始まります。 人は宗教によってではなく、信仰によって救われる――。
このことを、一人でも多くの方に、やさしく静かに伝えていきたいと願っています。
🌼こどもたちへのメッセージ
みんながすきな「水」や「木」が、天国にもあるんだよ。
でもそれは、のどがかわいたときの水や、森の中の木よりも、もっとすごくて、心まで元気にしてくれるもの。
イエスさまがつくってくれた、ひかりとよろこびの国――それが天国だよ。
🎚️ 信仰のことば
「しかり、わたしはすぐに来る。」(黙示録22:20)
主の再臨は、恐れではなく、待ち望む希望として、心に留めたいことばです。
「アァメン、主イエスよ、きたりませ。」
その祈りが、今日の歩みに静かな光を灯しますように。
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
1枚目:神と小羊の御座からいのちの水の川が流れ出し、川の両側には十二の実を実らせるいのちの木が立ち並び、すべての民が光の中に集う様子を描いたイラスト
2枚目:黙示録22章6–21節の聖句が手書き風に美しくレイアウトされ、イエス・キリストの再臨の約束と永遠の希望が語られているイラスト
【キャプション】
1枚目:「いのちの水の川といのちの木 ― 黙示録22:1–5」
神の御座から流れ出るいのちの水。その両岸には豊かないのちの木が立ち、色とりどりの実と葉がすべての国の人々をいやします。
主の光のもと、永遠に生きる者たちの姿が描かれています。
2枚目:「『しかり、わたしはすぐに来る』― 黙示録22:6–21」
聖書の最後の章に記された、主イエス・キリストの約束の言葉。「きたりませ」と応える花嫁のように、私たちも心を整えて主の再臨を待ち望みます。いのちの水を受け取る者は幸いであり、主の恵みは今も変わらず注がれています。
📌原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
🖼️ 原画:『天の御国のよろこびの中で』(らけるま作)

🎨 らけるまの創作メモ|いのちと笑い声を描こうとした日
夢の中で見た天国は、静かで荘厳……というより、笑い声があふれるとてもにぎやかでやさしい場所でした。
「アハハ」「オホホ」と響く声に、私は心の底から安心して、その場にいたのを覚えています。
三枚目の原画には、そんな天国の様子を拡大して描きました。
服はみんな白いけれど、顔も髪も声も、ぜんぶ違う人たちが、それぞれに笑っている。
それは、主のよろこびがみんなの中に満ちているからだと思います。
📝この記事のまとめ
- 黙示録22章には、いのちの水といのちの木が登場する
- 主の再臨は、恐れではなく希望として語られている
- 黙示録22:6–21では、再臨の約束と御言葉を守る者への祝福が記されている
- 天国は静けさだけでなく、よろこびと笑いに満ちている
- らけるまが夢で見た天国の光景が原画に描かれている
- 子どもにも伝わるやさしい信仰のメッセージ
🕊️ 結びの祈り
天の父なる神さま、
あなたのいのちの川のように、私たちの心にも清らかな水を流してください。
いやしを与えるいのちの木の葉のように、
疲れた人々の心にふれるやさしい祈りとなれますように。
「主よ、きたりませ」と願うすべての人に、
あなたのまなざしが今日も注がれていますように。
アーメン。
🔔 次回の予告
黙示録の光あふれるビジョンを終え、再び「イエスの御業」の旅へと歩みを戻します。
現在は、マタイ11章2〜19節までをたどってきました。
これからも、イエスさまの公生涯の足跡を、ご一緒に静かにたどってまいりましょう。
次回も、やさしいまなざしで主の歩みを見つめてまいります。
🔗 イエスの御業 – 記事一覧
https://arkofgracegallery.com/archives/category/new-testament/jesus-works
📘 ヨハネの黙示録をもっとくわしく知りたい方へ
🔎 黙示録とはどんな書?終末の預言と希望のメッセージをやさしく解説しています。
🕊️ 聖書の最後に記されたこのヨハネの黙示録は、
恐れではなく、備えと希望のために与えられた、最も祝福された預言書です。
読む者、聞く者、心に留める者に祝福があると、はじめから約束されています
この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。(黙示録1:3)。
どうか心を静めて、神の御声に耳を傾けてみてください。
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