🌱はじめに
神がご自身の民のために用意された、最後の都――
それが「新しいエルサレム」です。
この都は、ただ美しいだけでなく、神の栄光そのものに満ちており、
そこには神と小羊がともにおられ、光となって照らしてくださいます。
このビジョンは、終わりではなく、永遠のはじまり。
聖なる都に込められた、深い希望の意味を味わっていきましょう。
📖 前の記事「新しい天と新しい地――涙も死もない世界へ」を見てきました。
その直後に訪れるのが、今日取り上げる「新しいエルサレム――神の光が満ちる都」です。
📝この記事を読むとわかること
- 新しいエルサレムの構造と象徴的意味
- 神の栄光が都を照らすということ
- 12の門と土台にこめられた信仰の歴史
- この都に入る者の特徴と、命の書の重要性
🖼️ 原画:『新しいエルサレム』(らけるま作)


🪷やさしい解説
天から降ってくる「新しいエルサレム」は、
神の民のために整えられた、輝く都です。
それは、花嫁のように美しく、神の栄光を映し出しています。
この都は、長さ、幅、高さがすべて等しい立方体で、1辺がおよそ2200kmもあります。
まさに、計り知れない広さと完全なバランスをもった永遠の住まいです。
都を囲む城壁は約65メートルの高さがあり、碧玉のような宝石でできています。
都そのものは、透きとおった純金のように輝き、まるでガラスのような透明感に満ちています。
12の門には、12人の御使いが立っており、それぞれ1つの大きな真珠で作られており、
イスラエルの12部族の名前が記されています。
また、12の土台には、碧玉・サファイア・緑玉・紅玉などの12種類の宝石が飾られ、そこには小羊の12使徒の名が刻まれています。
これは、旧約の神の民と、新約の教会とが一つに迎えられるしるしです。
神のご計画が、すべてをひとつにまとめて完成させておられることがわかります。
この都には神殿がありません。
なぜなら、全能の神と小羊が、都そのものの光であり、神殿だからです。
太陽も月もいりません。神の栄光がすべてを照らし、
夜も閉じられる門もない、完全な平和と光の世界が広がっています。
都に入るのは、「小羊のいのちの書」に名が記されている者たち。
そこに迎えられるのは、イエスを信じ、神の愛に生きる者たちです。
☁️携挙の希望をあなたにも
この新しいエルサレムに入れられるのは、携挙された者たちです。
「携挙」についてはこちらからどうぞ ➡️ [携挙の希望 ― 主と永遠に共にいる約束]
🌼こどもたちへのメッセージ
かみさまが さいごに つくってくださる すごい まち、
それが「あたらしいエルサレム」だよ。
きんや たからもので かがやいていて、
まちは かみさまのひかりで てらされてるの。
そこに はいるひとは、
イエスさまを しんじて あるいた おともだちだよ。
🎚️ 信仰のことば
「都には神殿を見なかった。全能者なる主なる神と小羊とがその神殿だからである。」(黙示録21:22)
神は遠くにおられるのではなく、
この都のまんなかに、光となって共に住まわれる。
この約束こそ、永遠に変わらない私たちの希望です。
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
立方体の聖なる都エルサレムが上部に描かれ、その一部の拡大図として、碧玉のような素材の城壁と12の門、12の土台がある構造が下部に示されている。門には御使いとイスラエル12部族の名前、土台には宝石と12使徒の名前が記されている。手前には人物が2人立って都を見上げている。
【キャプション】
神の光がすべてを照らす、新しい都。
すべての神の民が迎えられる聖なるエルサレムが、天から静かに降ってきます。
📌原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
🎨 らけるまの創作メモ|光の都を描こうとした日
この絵を描いたとき、心にあったのは「完全な光の中に生きる」というイメージでした。
神の臨在がすべてを照らし、もはや夜も必要ない――
そんな、私たちの知っている世界とはまったくちがう、まばゆい静けさ。
イスラエルの民と教会が一つに迎えられること、
歴史が一つの都に結ばれることの深さを、
一つひとつの門や宝石の色に込めて描きました。
都を見上げる人物には、希望のまなざしを宿すように。
やがて迎えられるその日を、信じて待つすべての人の姿です。
📝この記事のまとめ
- 新しいエルサレムは、神と人が永遠にともに住まう都
- 都の構造には、神の歴史的な救いの計画が刻まれている
- 神ご自身と小羊が光となり、神殿となってくださる
- そこに入るのは、命の書に名が記された者たち
- 神の栄光と愛が、すべてを照らす世界
🕊️ 結びの祈り
主よ、あなたが用意してくださる、
この光の都を心から待ち望みます。
そこには、あなたの愛と栄光が満ち、
もはや暗闇も涙もありません。
どうか、私たちの名が小羊のいのちの書に記され、
あなたの光の中を歩む者となれますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
🔔 次回の予告
次回は、命の川といのちの木――
黙示録22章に描かれた、神の都の中心をめぐる希望の光景をご紹介します。
永遠の命と癒しの流れをともに見つめていきましょう。
📘 ヨハネの黙示録をもっとくわしく知りたい方へ
🔎 黙示録とはどんな書?終末の預言と希望のメッセージをやさしく解説しています。
🕊️ 聖書の最後に記されたこのヨハネの黙示録は、
恐れではなく、備えと希望のために与えられた、最も祝福された預言書です。
読む者、聞く者、心に留める者に祝福があると、はじめから約束されています
この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。(黙示録1:3)。
どうか心を静めて、神の御声に耳を傾けてみてください。
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