新しいエルサレム――神の光が満ちる都(黙示録21:9-27)

黒い背景に、天から降る黄金の立方体(新しいエルサレム)が浮かび、その下に碧玉のように輝く城壁と12の門が描かれている。門には御使いとイスラエルの部族の名前があり、土台には宝石と使徒の名が刻まれている。手前には2人の人物が都を見上げている。左側に白字で「新しいエルサレム」、右側に黄色い文字で「神の光が満ちる都(黙示録21:9–27)」と書かれている。 ヨハネの黙示録

🌱はじめに

神がご自身の民のために用意された、最後の都――
それが「新しいエルサレム」です。
この都は、ただ美しいだけでなく、神の栄光そのものに満ちており、
そこには神と小羊がともにおられ、光となって照らしてくださいます。

このビジョンは、終わりではなく、永遠のはじまり。
聖なる都に込められた、深い希望の意味を味わっていきましょう。

📖 前の記事「新しい天と新しい地――涙も死もない世界へ」を見てきました。
その直後に訪れるのが、今日取り上げる「新しいエルサレム――神の光が満ちる都」です。


📝この記事を読むとわかること

  • 新しいエルサレムの構造と象徴的意味
  • 神の栄光が都を照らすということ
  • 12の門と土台にこめられた信仰の歴史
  • この都に入る者の特徴と、命の書の重要性

🖼️ 原画:『新しいエルサレム』(らけるま作)

立方体の聖なる都エルサレムが上部に描かれ、その一部の拡大図として、碧玉のような素材の城壁と12の門、12の土台がある構造が下部に示されている。門には御使いとイスラエル12部族の名前、土台には宝石と12使徒の名前が記されている。手前には使徒ヨハネと御使いが立って都を見上げている。
神の光がすべてを照らす、新しい都。すべての小羊の書に名が記された神の民が迎えられる聖なるエルサレムが、天から静かに降ってきます。
白地に手書き風の日本語聖句が並ぶイラスト。タイトルは「新しいエルサレムの特徴」とあり、ヨハネの黙示録21章9〜27節の内容が、丁寧に記されている。
「都の輝きは、最も貴い宝石のよう。」黙示録21章9〜27節は、新しいエルサレムの細部――12の門、12の土台、透き通った純金の通り――を豊かに描き出しています。そこにはもはや夜もなく、神と小羊の光が都を照らします。この都に迎えられる者の名は、「小羊のいのちの書」に記されているのです。

🪷やさしい解説

天から降ってくる「新しいエルサレム」は、
神の民のために整えられた、輝く都です。
それは、花嫁のように美しく、神の栄光を映し出しています。

この都は、長さ、幅、高さがすべて等しい立方体で、1辺がおよそ2200kmもあります。
まさに、計り知れない広さと完全なバランスをもった永遠の住まいです。

都を囲む城壁は約65メートルの高さがあり、碧玉のような宝石でできています。
都そのものは、透きとおった純金のように輝き、まるでガラスのような透明感に満ちています。

12の門には、12人の御使いが立っており、それぞれ1つの大きな真珠で作られており、
イスラエルの12部族の名前が記されています。
また、12の土台には、碧玉・サファイア・緑玉・紅玉などの12種類の宝石が飾られ、そこには小羊の12使徒の名が刻まれています。

これは、旧約の神の民と、新約の教会とが一つに迎えられるしるしです。
神のご計画が、すべてをひとつにまとめて完成させておられることがわかります。

この都には神殿がありません。
なぜなら、全能の神と小羊が、都そのものの光であり、神殿だからです。
太陽も月もいりません。神の栄光がすべてを照らし、
夜も閉じられる門もない、完全な平和と光の世界が広がっています。

都に入るのは、「小羊のいのちの書」に名が記されている者たち。
そこに迎えられるのは、イエスを信じ、神の愛に生きる者たちです。

☁️携挙の希望をあなたにも

この新しいエルサレムに入れられるのは、携挙された者たちです。
「携挙」についてはこちらからどうぞ ➡️ [携挙の希望 ― 主と永遠に共にいる約束]


🌼こどもたちへのメッセージ

かみさまが さいごに つくってくださる すごい まち、
それが「あたらしいエルサレム」だよ。

きんや たからもので かがやいていて、
まちは かみさまのひかりで てらされてるの。

そこに はいるひとは、
イエスさまを しんじて あるいた おともだちだよ。


🎚️ 信仰のことば

「都には神殿を見なかった。全能者なる主なる神と小羊とがその神殿だからである。」(黙示録21:22)

神は遠くにおられるのではなく、
この都のまんなかに、光となって共に住まわれる。
この約束こそ、永遠に変わらない私たちの希望です。


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
立方体の聖なる都エルサレムが上部に描かれ、その一部の拡大図として、碧玉のような素材の城壁と12の門、12の土台がある構造が下部に示されている。門には御使いとイスラエル12部族の名前、土台には宝石と12使徒の名前が記されている。手前には人物が2人立って都を見上げている。

【キャプション】
神の光がすべてを照らす、新しい都。
すべての神の民が迎えられる聖なるエルサレムが、天から静かに降ってきます。

📌原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。


🎨 らけるまの創作メモ|光の都を描こうとした日

この絵を描いたとき、心にあったのは「完全な光の中に生きる」というイメージでした。
神の臨在がすべてを照らし、もはや夜も必要ない――
そんな、私たちの知っている世界とはまったくちがう、まばゆい静けさ。

イスラエルの民と教会が一つに迎えられること、
歴史が一つの都に結ばれることの深さを、
一つひとつの門や宝石の色に込めて描きました。

都を見上げる人物には、希望のまなざしを宿すように。
やがて迎えられるその日を、信じて待つすべての人の姿です。


📝この記事のまとめ

  • 新しいエルサレムは、神と人が永遠にともに住まう都
  • 都の構造には、神の歴史的な救いの計画が刻まれている
  • 神ご自身と小羊が光となり、神殿となってくださる
  • そこに入るのは、命の書に名が記された者たち
  • 神の栄光と愛が、すべてを照らす世界

🕊️ 結びの祈り

主よ、あなたが用意してくださる、
この光の都を心から待ち望みます。
そこには、あなたの愛と栄光が満ち、
もはや暗闇も涙もありません。

どうか、私たちの名が小羊のいのちの書に記され、
あなたの光の中を歩む者となれますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。


🔔 次回の予告

次回は、命の川といのちの木――
黙示録22章に描かれた、神の都の中心をめぐる希望の光景をご紹介します。
永遠の命と癒しの流れをともに見つめていきましょう。


📘 ヨハネの黙示録をもっとくわしく知りたい方へ

🔎 黙示録とはどんな書?終末の預言と希望のメッセージをやさしく解説しています。

🕊️ 聖書の最後に記されたこのヨハネの黙示録は、
恐れではなく、備えと希望のために与えられた、最も祝福された預言書です。
読む者、聞く者、心に留める者に祝福があると、はじめから約束されています

この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。(黙示録1:3)。

どうか心を静めて、神の御声に耳を傾けてみてください。

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