🌱 はじめに
人生には別れがあります。けれども聖書は、永遠の別れではなく、再会と希望の約束を語っています。イエス・キリストを信じる者には、やがて主が空中に再び来られ、私たちを迎えてくださるという約束、「携挙(けいきょ)」の希望があります。これは、悲しみの終わりではなく、喜びのはじまりなのです。
📌 この記事を読むとわかること
- 「携挙」とは何か、聖書に基づいてやさしく解説
- テサロニケ人への手紙第一4:13-18の背景と意味
- この希望が私たちの人生にどんな慰めと励ましをもたらすか
- 再臨の約束を信じて生きることの恵み
🖼️ 原画:『イエス・キリストの空中再臨(携挙)』(らけるま作)

雲の上に立つイエス・キリストと白い衣を着た人々が、天に引き上げられる信徒たちを迎えている様子。背景には青空と地図が描かれ、「イエス・キリストの空中再臨(携挙)」とタイトルが記されている。
主の再臨の時、イエス・キリストが雲の中に現れ、すべての信じる者を天に引き上げてくださる―― テサロニケ人への手紙第一 4章13〜18節の希望に満ちた御言葉を、祈りを込めて描いた原画。
🪷 やさしい解説:携挙――それは終わりではなく、始まりの希望
🌟「携挙」とは何か?
新約聖書のテサロニケ人への手紙第一 4章13〜18節に記された、主イエス・キリストが空中に再び現れるときに、信じる者たちが天に引き上げられる出来事。それが「携挙」です。
「それから、生き残っている私たちが、彼らと一緒に雲に包まれて引き上げられ、空中で主と会うのです。」(1テサロニケ 4:17)
この場面では、眠った信仰者たちがまずよみがえり、生きている信者たちも共に引き上げられます。そして、主と永遠に共にいるという約束がなされます。
📖 聖書の中での携挙の位置づけ
初代教会の人々が抱えていた「死」と「再臨」に関する不安への慰めとして語られたメッセージ。信者にとっては救いの完成の瞬間であり、永遠の命の始まりでもあります。
「肉と血は神の国を受け継ぐことができません。」(1コリント15:50)
この後の節ではこう続きます:
「見よ、私はあなたがたに奥義を告げます。私たちは皆、眠るわけではありませんが、皆、変えられます。たちまち、一瞬にして、最後のラッパとともに。ラッパが鳴ると、死者は朽ちない者によみがえり、私たちは変えられるのです。」(1コリント15:51-52)
このように、携挙の時には、朽ちる体が朽ちないものに、死ぬべき体が死なないものに変えられます。これは、ただの霊的慰めではなく、神の力によって私たちの存在そのものが栄光の体へと変えられるという、驚くべき希望の約束です。
✨ キリストと共に復活する希望
携挙の希望は、私たちが単に死を超えるだけではなく、キリストの復活にあずかるという深い恵みでもあります。
バプテスマを受け、イエス・キリストとひとつにされた者は、 その死と復活に共にあずかる者とされています。
「私たちはキリスト・イエスに結ばれるバプテスマによって、その死にあずかるバプテスマを受けたのです。…それは、キリストが、御父の栄光によって死人の中からよみがえられたように、私たちも新しいいのちに生きるためです。」(ローマ6:3-4)
このように、携挙とはキリストと共に死に打ち勝ち、永遠の命に入れられる復活の完成でもあります。キリストが栄光のからだに甦られたように、信じる者もまたその栄光にあずかるのです。
🕯️「携挙の希望」が私たちに与えるもの
- 死は終わりではない:再会の希望をもって生きられる。
- 主のご計画は完全:世の混乱の中でも信頼できる。
- 今をどう生きるかが大切:愛と信仰に満ちた日々を勧められる。
🌿「空中で主と会う」とは?
古代の迎えの習慣を背景に、尊敬する方を町の外で迎えて共に入るように、主を迎える象徴的な出来事。
🎨 らけるまの創作メモ|携挙を描こうとした日
「携挙」の絵を描こうと心に決めた日は、空を見上げて、ふと涙がこぼれそうになった日でした。
この地上には悲しみや別れがあり、時には心が折れそうになります。けれども、聖書は語っています。
――主は、雲の中に再び来られ、信じる者を迎えに来てくださると。
私は、この絵に「恐れ」ではなく「希望」を描きたかったのです。
誰かと再び会えること。
もう涙も苦しみもないところへ、主と共に引き上げられること。
そのやさしくて確かな約束を、絵筆に祈りをこめて描きました。
この絵を通して、たとえほんの少しでも、
「いつか主と再会できるんだ」という希望が誰かの心に灯りますように――
そんな思いで、空に浮かぶひとりひとりの姿を描きました。
🌸 この希望は、すべての人に開かれています

携挙の約束は、イエス・キリストの福音――つまり、主が私たちの罪のために十字架で死に、葬られ、三日目によみがえられたこと――を信じるすべての人に与えられています(1コリント15:3-4)。
まだ信じていない方にも、この希望は開かれています。神は今も、あなたを愛し、招いておられます。
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠の命を持つためである。」(ヨハネ 3:16)
このブログに導かれたあなたは、聖霊によって招かれています。どうか、心の扉を開いて、永遠の希望を受け取ってください。
🌼 救いの祈り(未信者のために)
神さま、 私は今まで、あなたのことをよく知りませんでした。 でも今日、あなたが私のことをずっと愛してくださっていたことを知りました。 イエス・キリストが、私の罪のために十字架にかかり、 死んでくださり、葬られ、三日目によみがえられたことを信じます。
私の心を開いて、イエスさまを救い主としてお迎えします。 どうか私の罪を赦し、あなたの子どもとして新しく歩ませてください。
これからの人生を、あなたと共に歩んでいきたいと願います。 あなたの希望と平安で、私の心を満たしてください。 イエス・キリストのお名前によって祈ります。 アーメン。
🕊️ 結びの祈り
主イエス・キリストよ、 あなたが約束された希望――携挙の恵みに心から感謝します。 この世の悲しみや別れの中にも、 「再び会える」という信仰の光を抱いて歩めるように、 私たちの心を慰め、力づけてください。
いつの日か、あなたと顔と顔を合わせるその日まで、 信仰と愛に満たされた歩みを続けられますように。 主と共にいる希望に生きる私たちを、今日も導いてください。 アーメン。
📝 この記事のまとめ
- 携挙とは、主が空中に現れて信者を迎えられるという聖書の約束
- 死も別れも、主のもとで再会と永遠の交わりに変えられる
- この希望は、今日を生きる力と慰めを与えてくれる
- 信仰によって、永遠の希望に向かって歩むことができる
- 福音を信じるすべての人に開かれた約束
📖この記事に関連する御言葉をもっと深く
- 携挙の希望 ― 主と永遠に共にいる約束
- 天国と地獄:永遠に続くふたつの道
- 救いとは?――罪の赦しがもたらす真の自由
- 携挙に備える――目を覚ましている者たちへ
- 大患難時代とは?――携挙後に始まる7年の試練
- 反キリストと666の刻印――惑わしとさばきの時代
- キリストの地上再臨――栄光の王のご到来
- サタンの最後と神の完全な勝利|黙示録20章のみことばから
- 大きな白い御座のさばき|すべての人が神の御前に立つとき
- 新天新地の創造|黙示録21:1–8からの希望
- 永遠に神とともに住む|黙示録21:9〜22:5
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