「わたしは、そのためにつかわされた」――イエスと群衆の対話から学ぶ

イエスが群衆に囲まれながら語りかける場面と、ユダヤの会堂で教えを述べる様子を描いたイラスト。「わたしは、そのためにつかわされた」というメッセージが中央に配置されている。 教えとたとえ話|心に届くことば

🌱はじめに(導入文)

人々の求めに応じて癒しと教えを与えられたイエス様。しかし、どれほど熱心に人々が引き止めても、イエス様は「次の町へ行かねばならない」と言われました。
本記事では、ルカ4章とマルコ1章に記された「カペナウムを去る」イエス様のお姿から、福音の本質と使命に生きる姿勢について、やさしく心に届くように味わっていきます。


📝この記事を読むとわかること

  • カペナウムでのイエス様と群衆のやりとりの背景
  • イエス様が「他の町へ行く」ことを選ばれた理由
  • 福音を伝える使命に生きるとはどういうことか
  • 原画に込められた祈りと想い

🖼️ 原画:『カペナウムを去る』(らけるま作)

群衆に囲まれながらも、福音を伝えるために他の町へ向かう決意を語るイエスと、それを引き止めようとする人々の様子。次の場面では、イエスが会堂で教えを語っている。
夜明け、イエスを探して集まった群衆に「ほかの町々にも神の国の福音を伝えねばならない」と語られたイエス様は、カペナウムをあとにされました。そしてガリラヤの会堂で、御言葉を静かに語られます。 (ルカ 4:42–44、マルコ 1:35–39)

🪷やさしい解説

イエス様は、夜明け前に静かな場所で祈っておられました。
そこへ、昨日癒された人々が「ここにとどまってください」と熱心にやって来ます。
その願いは人間的にはもっともであり、イエス様が共にいてくださることを望む心は、私たちもよく共感できるものです。

けれどイエス様は、「ほかの町々にも神の国の福音を伝えねばならない」と語られました。
ご自分の使命――すべての人に福音を届けること――に真っすぐに生きられたイエス様。
そのお姿は、今もなお私たちに「とどまる愛」と「進む愛」の両方を教えてくださいます。


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
群衆に囲まれながらも、福音を伝えるために他の町へ向かう決意を語るイエスと、それを引き止めようとする人々の様子。次の場面では、イエスが会堂で教えを語っている。

【キャプション】
夜明け、イエスを探して集まった群衆に「ほかの町々にも神の国の福音を伝えねばならない」と語られたイエス様は、カペナウムをあとにされました。そしてガリラヤの会堂で、御言葉を静かに語られます。
(ルカ 4:42–44、マルコ 1:35–39)

📌原画には、パブリックドメイン口語訳入っています。


🎨らけるまの創作メモ|「とどまる願い、進む使命」を描こうとした日

この絵を描いたとき、群衆のまなざしの中に「ここにいてください」という祈るような願いを込めました。
でもイエス様はその願いを拒むのではなく、「わたしはそのためにつかわされた」と静かに歩みを進められます。

私自身、何かにとどまりたいと願うことがあります。でも、この絵を描きながら、「今、行くべき場所へ向かう勇気をください」と祈るようになりました。
イエス様が今も、私たち一人ひとりに語りかけてくださっている気がしています。


📝この記事のまとめを箇条書き

  • イエス様はカペナウムで人々に慕われながらも、次の町へ向かう決意をされた
  • 福音はすべての人に届けられるべきものであり、イエス様はその使命に生きられた
  • 群衆の願いと、イエス様の歩みの間にある「愛」のかたちを考える
  • 原画には、引き止める思いと進む勇気の両方が描かれている

🕊️ 結びの祈り

主イエスさま、
とどまっていてほしいと願う私たちの心を、あなたは知っておられます。
けれどあなたは、すべての人に福音を届けるため、今も前へと歩んでおられます。

どうか私たちにも、あなたと共に歩む勇気を与えてください。
願わくは、私たちの語る言葉や静かな祈りが、
誰かの心に「神の国の光」を灯すものとなりますように。

アーメン。

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