🌱 はじめに
別れは、信仰の歩みの中で何度も訪れます。
それは冷たい断絶ではなく、主にあって結ばれた者同士が、
それぞれの召しに向かって進んでいくための一歩です。
ミレトを出発したパウロ一行は、海を渡り、ツロへと向かいました。
そこには、聖霊の示し、家族ぐるみの交わり、
そして涙と祈りに満ちた別れの姿が描かれています。
✨ 使徒の働き ✨
👉
前回の記事「ミレトでエペソの長老たちに語る」はこちらからご覧いただけます
📝 この記事を読むとわかること
- ミレトからツロまでの旅の流れ
- ツロの弟子たちが示された聖霊の導き
- 家族と共に祈る初代教会の姿
- 別れの中にも希望がある信仰の在り方
📖 この箇所の文脈
使徒21章1-6節は、パウロがエルサレムへ向かう旅の途中、
ミレトから船で出航し、ツロに立ち寄った場面です。
前の章では、ミレトでエペソの長老たちと涙の別れを経験しました。
その余韻を胸に抱いたまま、旅は続きます。
ツロで出会った弟子たちは、聖霊の示しによって、
パウロにエルサレムへ上って行かないようにと強く勧めました。
🖼️ 原画『ミレトからツロへ』(らけるま作)

導きに従いながらも、互いを主に委ねて歩む信仰の旅路。(使徒21章1-6節)
🪷 やさしい解説
● 海を渡る宣教の旅
パウロ一行は、コス、ロドスを経て、ツロへ向かいました。
船旅は順調でしたが、その先に待つ困難を、
主はすでに人々の心に示しておられました。
● 聖霊の示しと人の願い
ツロの弟子たちは、聖霊によって、
パウロに苦難が待っていることを悟ります。
そのため、愛ゆえに「行かないでほしい」と願いました。
しかしこれは、
聖霊が進むことを禁じたというよりも、
進む先にある苦しみを知らせた出来事だと受け取ることができます。
● 家族ぐるみの交わり
ここで描かれる教会の姿は、とても温かいものです。
妻や子どもたちも共に外に出て、
海岸でひざまずいて祈り、別れを告げます。
教会は建物ではなく、
生活と命を共にする信仰の群れであったことが分かります。
● 祈りに包まれた別れ
言葉よりも、祈りがすべてを語ります。
別れても、主にあってつながっている。
その確信が、人々の涙を支えていました。
🌼 こどもたちへのメッセージ
パウロさんたちは、
だいじな人たちと「さようなら」をしました。
でもね、
おいのりをしてからわかれたから、
こころは、ずっとつながっていました。
かみさまは、
はなれていても、
いつもいっしょにいてくださるよ。
🎚️ 弟子の告白
わたしは、別れが苦手です。
大切な人を思うほど、不安になります。
それでも主よ、
あなたが示される道に従う勇気をください。
引き止めたい心も、進みたい思いも、
すべてあなたにゆだねて歩める弟子でありたいです。
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
ミレトからツロへ向かう航路の地図と、ツロで弟子たちや家族と再会し、聖霊の示しを受け、海岸で共にひざまずいて祈り、別れを告げるパウロ一行の姿を描いた原画。
【キャプション】
家族ぐるみで祈り、主にゆだねて別れた信仰の交わり。(使徒21章1-6節)
📌 原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
https://j-bible.jimdofree.com/
🎨 らけるまの創作メモ|祈りの別れを描こうとした日
この場面を描きながら、
「別れ」は終わりではなく、
主に託す静かな行為なのだと感じました。
涙の中にも平安があることを、
この絵に込めたかったのです。
📝 この記事のまとめ
- パウロ一行はミレトからツロへ旅した
- 聖霊は先に苦難を示しておられた
- 教会は家族ぐるみの交わりだった
- 祈りに包まれた別れは希望へとつながる
🕊️ 結びの祈り
主よ、
別れの中で心が揺れるときも、
あなたの御手にすべてをゆだねる信仰を与えてください。
この記事を読む一人ひとりにも、
祈りによる平安と確かな導きがありますように。
イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン。
🔔 次回の予告
次回は、「ツロからカイザリヤへ」使徒21章7-14節。
エルサレムへ向かう決意が、さらに深められていきます。
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