🌱 はじめに
エルサレムの神殿は、本来、神を礼拝し祈るための静かな場所でした。
しかしこの日、そこは人々の誤解と怒りによって、一瞬にして混乱の場へと変わってしまいます。
神を信じ、福音を伝えていただけのパウロが、なぜ激しい暴動に巻き込まれたのでしょうか。
この出来事の中にも、神様の静かな守りと導きが確かに働いていました。
📝 この記事を読むとわかること
- 神殿内で起こった暴動の背景と理由
- 人々の誤解と恐れがどのように争いを生んだのか
- 千人隊長の介入が意味するもの
- 混乱の中でもパウロが守られていた神の御手
📖 この箇所の文脈
パウロはエルサレムに戻り、ヤコブや長老たちの助言に従って、神殿で清めの儀式を行っていました。
それは、ユダヤ人たちに対して、律法を軽んじていないことを示すためでした。
しかし、アジヤから来たユダヤ人たちは、その様子を誤解し、
「この人は民と律法とこの場所を汚す教えをしている」と叫び始めます。
事実ではない訴えが群衆をあおり、怒りは一気に広がっていきました。
🖼️ 原画:『神殿内での暴動、千人隊長の介入』(らけるま作)

🪷 やさしい解説
● 誤解が怒りを生むとき
パウロは何も悪いことをしていませんでした。
けれど、人々は「見た」「聞いた」という断片的な情報だけで判断し、怒りを膨らませてしまいます。
恐れと不安は、真実を見えなくしてしまうのです。
● 神殿が騒動の場になった悲しみ
神を礼拝する場所で、暴力と叫びが起こる――
それは、神様の心を深く痛める出来事でした。
信仰の名を借りた怒りは、ときに人を最も遠ざけてしまいます。
● 千人隊長の介入という守り
人々がパウロを殺そうとしていたその時、
ローマの千人隊長が兵士たちを率いて現れました。
この介入によって、パウロの命は守られます。
神様は、信仰者だけでなく、思いもよらない方法を用いて御業を進められるお方です。
🌼 こどもたちへのメッセージ
ひとつのうわさや、だれかの言葉だけで、
すぐに怒ったり、きらいになったりしてしまうことはないかな?
イエスさまは、いつも
「よく見て、よく聞いて、やさしい心で考えよう」
と教えてくれているよ。
🎚️ 弟子の告白
わたしは、すぐに心が揺れ、
正しくあろうとしても失敗してしまう弱い弟子です。
それでも、混乱の中でパウロを守られたあなたを信じ、
自分の正しさではなく、あなたの御心に従いたいと願います。
恐れではなく、御国の希望を抱いて歩ませてください。
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
神殿の中でパウロを取り囲む群衆と、混乱を鎮めるために現れたローマの千人隊長と兵士たちの様子を描いた絵。
【キャプション】
誤解と怒りが広がる神殿で、千人隊長の介入によってパウロの命が守られた瞬間(使徒21章27〜32節)。
📌 原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
https://j-bible.jimdofree.com/
🎨 らけるまの創作メモ|混乱の中にある守りを描こうとした日
怒りに満ちた人々と、静かに介入する兵士たち。
この対比を描きながら、
「神さまは、どんなに荒れた場所にも守りを置かれる」
ということを心に強く感じました。
この絵が、
混乱の中でも希望は失われていないことを
そっと伝えられたら嬉しいです。
📝 この記事のまとめ
- パウロは誤解によって暴動に巻き込まれた
- 怒りと恐れは真実を見えなくする
- 神は千人隊長という意外な存在を用いて守られた
- 混乱の中でも神のご計画は止まらない
🕊️ 結びの祈り
主よ、
怒りや誤解が広がるこの世界で、
どうか私たちの心を守ってください。
人を裁く前に、
あなたのまなざしで見ることができますように。
読んでくださった一人ひとりの心にも、
あなたの平安と守りが注がれますように。
イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン。
🔔 次回の予告
次回は、
「パウロの逮捕」|使徒21章33〜22章29節
混乱の先に待つ、さらに深い出来事を共に見ていきましょう。
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