🌱 はじめに
夜が更けても、語ることをやめなかったパウロ。
それは「話したいから」ではなく、「伝えずにはいられなかった」からでした。
その夜、ひとりの青年が眠りに落ち、命の危機にさらされます。しかし、主はその出来事を通して、集まっていた人々に命の希望をはっきりと示されました。
トロアスで起こったこの出来事と、そこからミレトへと続く旅路には、神の時と深い憐れみが流れています。
✨ 使徒の働き ✨
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📝 この記事を読むとわかること
- トロアスでの集会で何が起こったのか
- 青年ユテコの出来事が示す「いのち」の意味
- パウロが急ぎ旅を続けた理由
- 神の働きが日常の中でどのように現れるのか
📖 この箇所の文脈
使徒20章は、第三回宣教旅行の終盤にあたります。
パウロはエルサレムへ向かう途中、トロアスで信徒たちと集まり、別れを意識しながら夜通し語り続けました。
この集会は形式的な礼拝ではなく、命と命が触れ合う交わりでした。その中で起こった青年ユテコの転落と回復は、神が今も生きて働いておられることを静かに、しかし確かに示しています。
🖼️ 原画
『トロアスでの語り合いと青年の生き返り|トロアスからミレトへ』(らけるま作)

トロアスで起こった出来事と、パウロが急ぎ進んだミレトへの旅路は、主の導きの中で続いていきます。(使徒20章)
🪷 やさしい解説
● 夜通し語られたみことば
パウロは翌日出発する予定でした。それでも彼は、人々と語ることをやめませんでした。
それは「最後になるかもしれない交わり」だったからです。
みことばは時間を忘れさせ、聞く者の心を生かします。
● 眠ってしまった青年ユテコ
長い話の中で、青年ユテコは眠り、三階から落ちてしまいます。
これは責められる出来事ではありません。
人の弱さ、肉体の限界が正直に描かれている場面です。
● 命は主の御手にある
パウロはユテコの上に身を伏せ、「命がある」と宣言します。
それは自分の力ではなく、主への信頼から出た言葉でした。
神は、失われたと思われた命を再び人々の前に返されました。
● 旅は止まらない
この大きな出来事のあとも、パウロは旅を続けます。
トロアスからミレトへ——
神の働きは、奇跡の後も、日常の歩みの中で続いていくのです。
🌼 こどもたちへのメッセージ
ねむくなったり、つかれたりするのは、だれにでもあることだよ。
でもね、かみさまは、どんなときも、きみを見ている。
もしころんだり、しっぱいしたりしても、かみさまは「だいじょうぶだよ」って、そっとだきしめてくれるんだよ。
🎚️ 弟子の告白
わたしは、いつも正しく強い弟子ではありません。
眠くなり、集中できず、つまずくこともあります。
それでもイエス様は、そんなわたしを見捨てず、
「起きなさい」と声をかけてくださいます。
完璧でなくても、従いたいと願う心を、主は受け取ってくださると信じています。
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
トロアスで夜通し語るパウロと集まる人々、落下した青年ユテコを抱き起こす場面と、トロアスからミレトへ向かう航路を描いた原画。
【キャプション】
夜を越えて語られたいのちのことばと、神の導きの中で続く宣教の旅路。(使徒20章)
📌 原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
https://j-bible.jimdofree.com/
🎨 らけるまの創作メモ|命を抱きしめる場面を描こうとした日
この絵を描いたとき、「語り続けること」と「命が守られること」は、同じ線でつながっていると感じました。
眠ってしまった青年も、語り続けたパウロも、みんな弱い存在。
それでも神様は、その真ん中にいて、そっと命を抱き上げてくださる。
そんなあたたかさを、色と線に込めました。
📝 この記事のまとめ
- パウロは別れを意識し、夜通し語り続けた
- 青年ユテコの転落は、人の弱さを映している
- 神は命を回復し、人々を慰められた
- 宣教の旅は、日常の中で静かに続いていく
🕊️ 結びの祈り
主よ、
つまずきやすい私たちを、あなたは決して見放されません。
眠ってしまう心、疲れた体、揺れる信仰を、
どうかあなたの御手で包んでください。
この記事を読んでくださった一人ひとりにも、
今日、あなたの「だいじょうぶ」という声が届きますように。
イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン。
🔔 次回の予告
次回は、「ミレトでエペソの長老たちに語る」使徒20章17-38節。
別れの中で語られた、パウロの心からの言葉に耳を傾けます。
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