トロアスでの語り合いと青年の生き返り|トロアスからミレトへ|使徒20:7-16

トロアスで夜通し語るパウロと弟子たち、三階から落ちた青年ユテコを抱き起こす場面と、トロアスからミレトへ向かう宣教の航路を示した地図を一枚に描いた原画。 使徒の働き

🌱 はじめに

夜が更けても、語ることをやめなかったパウロ。
それは「話したいから」ではなく、「伝えずにはいられなかった」からでした。
その夜、ひとりの青年が眠りに落ち、命の危機にさらされます。しかし、主はその出来事を通して、集まっていた人々に命の希望をはっきりと示されました。
トロアスで起こったこの出来事と、そこからミレトへと続く旅路には、神の時と深い憐れみが流れています。



📝 この記事を読むとわかること

  • トロアスでの集会で何が起こったのか
  • 青年ユテコの出来事が示す「いのち」の意味
  • パウロが急ぎ旅を続けた理由
  • 神の働きが日常の中でどのように現れるのか

📖 この箇所の文脈

使徒20章は、第三回宣教旅行の終盤にあたります。
パウロはエルサレムへ向かう途中、トロアスで信徒たちと集まり、別れを意識しながら夜通し語り続けました。
この集会は形式的な礼拝ではなく、命と命が触れ合う交わりでした。その中で起こった青年ユテコの転落と回復は、神が今も生きて働いておられることを静かに、しかし確かに示しています。


🖼️ 原画

『トロアスでの語り合いと青年の生き返り|トロアスからミレトへ』(らけるま作)

トロアスで夜遅くまで語り続けるパウロと集まった人々。窓辺で眠り込み三階から落ちた青年ユテコを、神の力によって生き返らせ、再び人々を励ます場面と、その後トロアスからミレトへ向かう宣教の航路を示した地図を描いた原画。
夜通し語られたみことばと、若者ユテコの命の回復。
トロアスで起こった出来事と、パウロが急ぎ進んだミレトへの旅路は、主の導きの中で続いていきます。(使徒20章)

🪷 やさしい解説

● 夜通し語られたみことば

パウロは翌日出発する予定でした。それでも彼は、人々と語ることをやめませんでした。
それは「最後になるかもしれない交わり」だったからです。
みことばは時間を忘れさせ、聞く者の心を生かします。

● 眠ってしまった青年ユテコ

長い話の中で、青年ユテコは眠り、三階から落ちてしまいます。
これは責められる出来事ではありません。
人の弱さ、肉体の限界が正直に描かれている場面です。

● 命は主の御手にある

パウロはユテコの上に身を伏せ、「命がある」と宣言します。
それは自分の力ではなく、主への信頼から出た言葉でした。
神は、失われたと思われた命を再び人々の前に返されました。

● 旅は止まらない

この大きな出来事のあとも、パウロは旅を続けます。
トロアスからミレトへ——
神の働きは、奇跡の後も、日常の歩みの中で続いていくのです。


🌼 こどもたちへのメッセージ

ねむくなったり、つかれたりするのは、だれにでもあることだよ。
でもね、かみさまは、どんなときも、きみを見ている。
もしころんだり、しっぱいしたりしても、かみさまは「だいじょうぶだよ」って、そっとだきしめてくれるんだよ。


🎚️ 弟子の告白

わたしは、いつも正しく強い弟子ではありません。
眠くなり、集中できず、つまずくこともあります。
それでもイエス様は、そんなわたしを見捨てず、
「起きなさい」と声をかけてくださいます。
完璧でなくても、従いたいと願う心を、主は受け取ってくださると信じています。


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
トロアスで夜通し語るパウロと集まる人々、落下した青年ユテコを抱き起こす場面と、トロアスからミレトへ向かう航路を描いた原画。

【キャプション】
夜を越えて語られたいのちのことばと、神の導きの中で続く宣教の旅路。(使徒20章)

📌 原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
https://j-bible.jimdofree.com/


🎨 らけるまの創作メモ|命を抱きしめる場面を描こうとした日

この絵を描いたとき、「語り続けること」と「命が守られること」は、同じ線でつながっていると感じました。
眠ってしまった青年も、語り続けたパウロも、みんな弱い存在。
それでも神様は、その真ん中にいて、そっと命を抱き上げてくださる。
そんなあたたかさを、色と線に込めました。


📝 この記事のまとめ

  • パウロは別れを意識し、夜通し語り続けた
  • 青年ユテコの転落は、人の弱さを映している
  • 神は命を回復し、人々を慰められた
  • 宣教の旅は、日常の中で静かに続いていく

🕊️ 結びの祈り

主よ、
つまずきやすい私たちを、あなたは決して見放されません。
眠ってしまう心、疲れた体、揺れる信仰を、
どうかあなたの御手で包んでください。
この記事を読んでくださった一人ひとりにも、
今日、あなたの「だいじょうぶ」という声が届きますように。
イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン。


🔔 次回の予告

次回は、「ミレトでエペソの長老たちに語る」使徒20章17-38節
別れの中で語られた、パウロの心からの言葉に耳を傾けます。


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