エチオピア人の宦官の救い|使徒8:26‑40

エチオピア人の宦官が馬車の中でピリポから聖書の解き明かしを受け、喜びのうちに水の中でバプテスマを受ける場面を描いたイラスト。 使徒の働き

🌱 はじめに

ひとりの旅人が、聖なる道を進みながら深い疑問を胸に抱えていました。
その心にこたえるため、神は不思議な導きを用いられます。
この出来事は、神の恵みが私たちの旅路そのものを祝福し、導いてくださることを示しています。



📝 この記事を読むとわかること

  • 「神の導き」とはどのようなものか
  • 聖書の預言が福音にどのようにつながるか
  • エチオピア人の宦官が救われた経緯
  • 私たちが神の声にどう応えるべきか

📖 この箇所の文脈

サマリヤで福音が広がった後、教会はその働きをさらに前へと進めます。
神はピリポという一人の使徒を介して、遠く離れたエチオピアの宦官に福音を届けられます。
その宦官は、神のことばをただ読んでいただけでは理解できず、導かれるままに人と出会い、神の救いを知っていくのです。


🖼️ 原画:『エチオピア人の宦官の救い』(らけるま作)

ピリポが馬車に乗るエチオピア人の宦官に語りかけ、宦官が聖書の巻物を手に持って熱心に耳を傾けている様子。背景にはアーチ状の構図と馬車の車輪が描かれている。
聖霊に導かれたピリポが、エチオピア人の高官にイザヤ書の解き明かしを通して福音を伝え、彼がその場でバプテスマを受けるという劇的な救いの出来事を描いた場面。

🪷 やさしい解説

このお話は、「神はすべての人を救いたい」と願っておられることをやさしく語っています。
聖書を読み進めていたエチオピア人の宦官は、まだ救いに気づかずにいました。
しかし、神の導きによってピリポと出会い、預言書を解き明かされる中で、心は光で満たされていったのです。


📌 1. 聖霊に導かれて(8:26‑29)

ある日、御使いがピリポに語りかけます。

「立って南方に行き、エルサレムからガザへ下る道に出なさい」

その道は、エルサレムからガザへ続く荒れた道。
そこでピリポは、一人の高官に出会います。
彼は聖書を読んでいましたが、理解する助けを求めていました。

神はタイミングを絶妙に整え、ピリポを導かれたのです。


📌 2. 聖句の解き明かしと信仰(8:30‑35)

ピリポが問いかけると、宦官はこう答えました。

「だれかが、手びきをしてくれなければ、どうしてわかりましょう」

その率直な疑問は、神の恵みに満ちた答えにつながります。 彼が読んでいたのは、旧約聖書・イザヤ書53章――小羊が苦しみを受ける場面でした。

「彼は、ほふり場に引かれて行く羊のように…」

この預言がイエス・キリストの十字架の死を指していることを、ピリポは丁寧に語ります。 心が動かされ、神の救いが聖書の一節から鮮やかに開かれていったのです。


📌 3. バプテスマの時(8:36‑39)

道を進んだ先に、水のある場所がありました。

宦官は言います。

「ここに水があります。わたしがバプテスマを受けるのに、なんのさしつかえがありますか」

ピリポは答えます。

「あなたがまごころから信じるなら、受けてさしつかえはありません」

そして二人は水の中へ入り、宦官はイエス・キリストを神の子として信じ、バプテスマを受けました。
その瞬間、ピリポは消えるようにして連れ去られますが、それは神の計画の次の一歩への扉でした。


🌼 こどもたちへのメッセージ

神さまは、すべての人に「わたしのことを知ってほしい」と願っておられます。
誰かが遠くにいても、神さまはその人の道を見守っていて、ぴったりのタイミングで会いに行かせてくださいます。
聖書は難しい言葉でも、心をひらくと神さまのことがわかりますよ。


🎚️ 弟子の告白

主よ、私の目はまだよく見えないことがあります。
けれど、あなたの導きを信じ、心をひらいて進みたいです。
誰かが導いてくれた時、素直に耳を傾け、あなたのことばを受け取る者でありたいと願います。
あなたの愛が、私の歩みをいつも照らしてくださいますように。


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
ピリポが馬車に乗るエチオピア人宦官に近づき、巻物の預言書について語りかけている場面。宦官が興味深く耳を傾け、光が二人を包む。

【キャプション】
神の導きに従って進むピリポと、聖書に耳を傾け救いに至るエチオピア人宦官。使徒8章26‑40節の感動の出会い。

📌 原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
https://j-bible.jimdofree.com/


🎨 らけるまの創作メモ|神の導きの中で出会った日

この絵を描いた日は、ひとつひとつの線と色に「出会いの奇跡」を込めました。
まるで道を進んでいく中でひらかれる扉のように、ピリポと宦官の出会いは自然でありながら神の深い導きがありました。
その静かな瞬間を、温かな色とやさしい表情で表したいと思いました。


📝 この記事のまとめ

  • ピリポは神に導かれて南の道へ進んだ
  • エチオピア人の宦官に預言書の意味を解き明かした
  • 宦官はイエス・キリストを信じ、バプテスマを受けた
  • 神は人々の心を準備し、出会いを整えてくださる

🕊️ 結びの祈り

主よ、私たちもあなたの歩む道の途中で、導きと出会いを体験しますように。
聖書のことばをただ読むだけでなく、心で受け止め、理解し、信じる力を与えてください。
この記事を読んだひとりひとりが、あなたの愛の光の中を進むことができますように。
そして、出会う人すべてがあなたの救いに触れ、喜びを見出すようにお守りください。
アーメン。


🔔 次回の予告

次回は、「ダマスコ途上での出来事」――使徒9章1‑9節
サウロに起こった劇的な変化の物語を共に見つめていきましょう。


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