🌱 はじめに
ひとりきりの夜ほど、
心が不安でいっぱいになる時はありません。
昼間は気丈にふるまえても、
夜になると、恐れや孤独が静かに押し寄せてきます。
パウロもまた、
議会での激しい争いのあと、
兵営の中でひとり、夜を迎えていました。
その夜――
主イエスは、確かに彼のそばに立たれたのです。
📝 この記事を読むとわかること
- 主イエスがパウロに語られた言葉の意味
- 主が「そばに立たれる」ことの深い恵み
- 主イエスがこれまでパウロにどのように現れてこられたか
- 私たちの夜にも、主が共におられること
📖 この箇所の文脈
パウロは、
群衆の怒り、議会の分裂、命の危険という
張りつめた状況の中を通ってきました。
千人隊長によって守られはしたものの、
先の見えない不安の中で迎えた夜。
人の助けが尽きたように思えるその時、
主ご自身が、パウロのもとに来られたのです。
🖼️ 原画:『パウロのそばに立たれる主イエス』(らけるま作)

🪷 やさしい解説
● 「勇気を出しなさい」と語られる主(23:11)
その夜、主はパウロのそばに立って言われました。
「しっかりせよ。あなたは、エルサレムでわたしのことをあかししたように、ローマでもあかしをしなくてはならない」
主は、
パウロの苦しみを否定することなく、
これまでの歩みを確かに認め、
そして未来の使命を示されました。
● 主イエスがパウロに現れた三つの時
主イエスは、
パウロの人生の節目ごとに、
必要なかたちでご自身を現されました。
① ダマスコ途上 ― 御声として(9:4–6)
最初は、
光とともに天からの御声でした。
人生が一変する、決定的な出会いです。
サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか
わたしは、あなたが迫害しているイエスである。
さあ立って、町にはいって行きなさい。そうすれば、そこであなたのなすべき事が告げられるであろう。
② コリント ― 幻の中で(18:9–10)
次は、
恐れと疲れの中にあったパウロに、
幻によって語りかけられました。
恐れるな。語りつづけよ、黙っているな。
あなたには、わたしがついている。だれもあなたを襲って、危害を加えるようなことはない。この町には、わたしの民が大ぜいいる。
③ エルサレム ― そばに立たれて(23:11)
そして今回、
主は姿をもって、そばに立たれました。
しっかりせよ。あなたは、エルサレムでわたしのことをあかししたように、ローマでもあかしをしなくてはならない。
それは、
言葉以上に、
「あなたは一人ではない」
という確かな臨在でした。
● 主は、夜に近づかれるお方
昼の議論の中ではなく、
夜の静けさの中で。
主は、
最も弱くなりやすい時に、
そっと近づかれます。
🌼 こどもたちへのメッセージ
よるになると、
こわくなったり、
さみしくなったりすることがあるね。
でもね、
イエスさまは、
ねているときも、
ひとりだとおもうときも、
すぐそばにいてくれるよ。
「だいじょうぶだよ」って、
こころで話しかけてくれるんだよ。
🎚️ 弟子の告白
主よ、
わたしは弱く、
先が見えないと不安になります。
それでも、
夜の中でそばに立ってくださる
あなたを信じます。
あなたが共におられるなら、
明日も一歩、歩んでいけます。
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
夜の牢の中で、不安を抱くパウロのそばに主イエスが立ち、励ましの言葉を語りかける場面を描いた原画。
【キャプション】
その夜、主イエスはパウロのそばに立ち、勇気と使命の言葉を与えられた(使徒23章11節)。
📌 原画には、新改訳聖書第3版が含まれています。
🎨 らけるまの創作メモ|そばに立ってくださる主を描こうとした日
この原画を描きながら、
「そばに立つ」という言葉の
あたたかさを感じていました。
遠くから励ますのではなく、
すぐそばに来てくださる主。
この絵が、
夜を過ごしている誰かの心に、
小さな光を灯せたらと願っています。
📝 この記事のまとめ
- パウロの夜に、主イエスはそばに立たれた
- 主は過去の証しを認め、未来の使命を示された
- 主は御声・幻・姿と、必要なかたちで現れられた
- 私たちの夜にも、主は共におられる
🕊️ 結びの祈り
主よ、
不安な夜を過ごしている人のそばに、
今も立ってください。
読んでくださった一人ひとりが、
あなたの臨在に包まれ、
明日への勇気を受け取れますように。
イエス・キリストのお名前によって祈ります。
アーメン。
🔔 次回の予告
次回は、
「パウロの殺害の陰謀の露見」|使徒23章12–22節
人の悪意の中でも、神の守りが明らかになる場面です。
📚関連記事
聖霊が注がれ、福音が広がっていく――『使徒の働き』は、初代教会の誕生と信仰者たちの歩みを描いた物語です。弱さの中にも神さまの力が働くことを、ひとつひとつの記事を通して感じていただけますように。
使徒の働きに関する記事は、👉 こちらからご覧いただけます。


コメント