🌱はじめに
空が暗く覆われ、星が地に落ちる――
これはただの物語ではなく、神の計画の中で必ず起こる「さばきのとき」を示すしるしです。
聖書の最後に記された「黙示録」には、終わりの時代に起きる出来事が象徴的に描かれています。今回は、その中でも特に緊迫した場面、「第六の封印」が解かれる瞬間を、やさしくひもといてみましょう。
📝この記事を読むとわかること
- 黙示録6章に登場する「第六の封印」の意味
- 原画に込められた終末の象徴と静けさ
- 子どもにも伝えられる、希望のメッセージ
- 携挙と大患難についてのQ&A
- 今、私たちにできる信仰の応答
🖼️ 原画:『第六の封印』(らけるま作)

🪷やさしい解説
第六の封印が解かれると、大地が揺れ、太陽は黒く、月は血のように染まります。空の星々は落ち、空は巻き物のように巻かれ、山や島までもが動かされてしまう――それは天地の秩序そのものが、神のさばきによって揺るがされることを意味しています。
人々は恐れて岩穴に隠れ、「小羊の怒りの大いなる日」が来たと叫びます。けれど、この「怒り」は神の愛と正義の裏返しであり、神がこの世界をただされるための厳粛な行為なのです。
🌼こどもたちへのメッセージ
とても怖いことが書いてあるけれど、イエスさまを信じている人には、天に引き上げられる「助け」の約束があるんだよ。
神さまはわたしたちを、ちゃんと守ってくださるからね。こわがらずに、イエスさまを心にお迎えしようね。
🎚️ 信仰のことば
「だれでも主の名を呼ぶ者は救われる」
――ローマ人への手紙10章13節
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
黙示録第六の封印。暗い空に赤い月が浮かび、星が落ちる。人々は岩陰に逃れて身を隠している。
【キャプション】
天地が揺れ、星が地に落ちるとき、人々は岩に隠れようとする――黙示録6章のさばきの場面を描いた原画です。
📌原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
🎨 らけるまの創作メモ|「恐れと静けさ」を描こうとした日
この原画を描いたとき、私は「恐怖」よりも「静寂」に心を向けていました。
天地が揺らぎ、すべてが崩れ落ちるとき、人はつい叫びたくなります。でも、その中でも、神の御顔を仰ぐ者には「静けさ」があるのだと思うのです。
洞窟に身をひそめる人々の姿には、ただの逃げではなく、「神の御前に立てない自分」に気づく悲しみも感じました。
それでも、この闇の中に、いつも主の救いの道は隠されています。
この原画を通して、「終わりの日」がただの恐怖ではなく、「悔い改めのチャンス」として心に届けばと願っています。
📝この記事のまとめ
- 第六の封印では、天地が大きく揺さぶられる
- 黙示録6章は神の正義と愛が示される場面
- 恐れの中にも、神の救いの道がある
- イエス・キリストを信じることで、携挙に与ることができる
- 今こそ、心を開いて信仰に応える時
❓Q&A:携挙と大患難について、よくある質問
Q1:もう携挙(けいきょ)は起きてしまったのですか?
A:いいえ、まだ起きていません。
いまは「携挙の前の時代」と言われる時期です。けれど、聖書に記されたしるしは、すでに多くが現れつつあります。主イエスの再臨と携挙は、いつ起きてもおかしくない段階に入っています。
Q2:大患難時代とは何ですか?
A:携挙のあとに訪れる、7年間の非常に苦しい時代です。
反キリストが現れ、戦争、飢饉、疫病、そして迫害が広がります。
聖書では「地上の歴史の中で最も厳しい試練の時」とされています。
Q3:どうすれば大患難時代を避けられるのですか?
A:イエス・キリストを信じ、受け入れることです。
神の子イエスさまを信じて心にお迎えすると、携挙のときに天へと引き上げられ、地上の患難から守られます。これは「天に避難すること」とも言えます。
Q4:なぜ、携挙に与ることがそんなに大切なのですか?
A:それは、神さまがご自身の民を、怒りの日から救い出すためです。
携挙は、神の愛の計画の一部です。信じる者が天に引き上げられることで、地上のさばきに巻き込まれず、神とともに安全な場所で守られるのです。
Q5:いま信じれば、間に合うのですか?
A:はい、今ならまだ間に合います。
イエスさまは、今日この瞬間にもあなたの心の扉をノックしておられます。
「だれでも主の名を呼ぶ者は救われる」(ローマ10:13)という約束は、いまも生きています。
🕊️ 結びの祈り
主よ、
この世が揺れ動くような時にも、
あなたの御手が変わらずに私たちを守ってくださることを信じます。
終わりの日に備える心を、
恐れではなく、希望によって満たしてください。
イエスさまを信じるすべての人が、
あなたの御顔を仰ぎ見て立つことができますように。
アーメン。
🔔 次回の予告
次回は、「第七の封印」と「天の静けさ」についてやさしく解説します。
――静まって、神の御声に耳を傾けるとき。
📘 ヨハネの黙示録をもっとくわしく知りたい方へ
🔎 黙示録とはどんな書?終末の預言と希望のメッセージをやさしく解説しています。
🕊️ 聖書の最後に記されたこのヨハネの黙示録は、
恐れではなく、備えと希望のために与えられた、最も祝福された預言書です。
読む者、聞く者、心に留める者に祝福があると、はじめから約束されています
この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。(黙示録1:3)。
どうか心を静めて、神の御声に耳を傾けてみてください。
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