🌱はじめに
神の御子である小羊が、次に開いたのは第二の封印――すると現れたのは、赤い馬。
その者には、「地から平和を奪い取ること」が許され、大きな剣が与えられていました。
これは単なる象徴ではなく、大患難時代における現実の戦争の預言です。
この時代には、三つの重大な戦争が予定されています。
その一つひとつが、神のご計画の中で裁きと救いの道筋を進めていきます。
📝この記事を読むとわかること
- 第二の封印と「赤い馬」の象徴的意味
- 大患難時代に起こる三つの戦争の時系列
- 平和が奪われる神の許しと人類の責任
- 世界情勢と終末預言の関係
- 信仰者としての備えと祈りの姿勢
🖼️ 原画:『封印を解く小羊② 赤い馬』(らけるま作)

🪷やさしい解説
赤い馬に乗る者は、地から平和を奪う者です(黙示録6:4)。
これは単なる象徴ではなく、大患難時代における現実の戦争の始まりを意味しています。
聖書預言から見ると、この時代には三つの大きな戦争が段階的に起こると理解されています。
⚔️ 大患難時代に起こる三つの戦争
- 🕊️ 第一の戦争(大患難時代前)
 エゼキエル書38〜39章に預言された「ゴグとマゴグの戦い」です。
 これはロシアやイランなどの国々がイスラエルを攻撃する戦争であり、神ご自身が大地震や天からの火によって介入されます。
 その結果、現在の「岩のドーム」が破壊され、第三神殿の建設が可能になると考えられます。
 反キリストは、この状況を利用し、イスラエルと平和条約を結び、神殿建設を許可することで支持を集めるでしょう(ダニエル書9:27)。
- 🔥 第二の戦争(大患難中間期)
 7年の半分(3年半)が過ぎた頃、反キリストは突然、神殿の中で自らを「神」だと宣言します(マタイ24:15)。
 これを目にしたユダヤ人たちは、彼の正体に気づき、反乱を起こします。
 この反乱がきっかけとなり、再び戦争が勃発。
 この時、信仰あるユダヤ人たちは、荒野――現代のヨルダン南部「ペトラ」に逃れ、そこに主の再臨の日まで守られます(黙示録12章)。
- ⚔️ 第三の戦争(大患難時代後半の終末)
 最終戦争――ハルマゲドンの戦い。世界の軍隊がイスラエルを囲み、全面的な最終対決となります。
 この時、天から主イエス・キリストが再臨され、反キリストとその軍勢を打ち滅ぼされます(黙示録19章)。
このように、赤い馬の出現は「平和の終わり」とともに、世界が「偽りの秩序から混乱と裁き」へと進み始めるしるしです。
預言の流れは、イスラエルとエルサレムを中心に正確に展開されていきます。
🌼こどもたちへのメッセージ
けんかやたたかいは、かなしいことです。
でも、せかいのさいごには、そういうことがおこると聖書にかいてあります。
イエスさまは、そんななかでも、わたしたちをまもり、さいごにはへいわをつれてきてくださいます。
🎚️ 信仰のことば
「…そしてそれに乗っている者は、人々が互いに殺し合うようになるために、地上から平和を奪い取ることを許され、また、大きな剣を与えられた。」
― 黙示録6章4節
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
赤い馬に乗った者が大きな剣を構えている。下部には、都市の上空を飛ぶ戦闘機と、道路を進む戦車が描かれており、戦争の緊張感が表現されている。
【キャプション】
第二の封印――赤い馬の出現は、地から平和が取り去られ、世界が争いに巻き込まれていく始まりを告げている。
📌原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
🎨 らけるまの創作メモ|奪われる平和を描いた日
この赤い馬を描いたとき、心がとてもざわつきました。
「戦争」は人が引き起こすものではありますが、その背景には、神のご計画の一部としての預言があることを忘れてはいけない――そう思わされました。
悲しい出来事を通しても、神は御心の完成へと導いておられる。
その中にある「救いの光」を描き出す気持ちで、この作品を仕上げました。
📝この記事のまとめ
- 第二の封印は「地から平和が奪われること」の預言
- 赤い馬の騎士は戦争と混乱の象徴
- 大患難時代には3つの戦争が計画されている
- 最終的にはハルマゲドンの戦いとキリストの再臨へつながる
- 恐れるより、今こそ主に立ち返る備えを
❓Q&A:携挙と大患難について、よくある質問
Q1:もう携挙(けいきょ)は起きてしまったのですか?
A:いいえ、まだ起きていません。
いまは「携挙の前の時代」と言われる時期です。けれど、聖書に記されたしるしは、すでに多くが現れつつあります。主イエスの再臨と携挙は、いつ起きてもおかしくない段階に入っています。
Q2:大患難時代とは何ですか?
A:携挙のあとに訪れる、7年間の非常に苦しい時代です。
反キリストが現れ、戦争、飢饉、疫病、そして迫害が広がります。
聖書では「地上の歴史の中で最も厳しい試練の時」とされています。
Q3:どうすれば大患難時代を避けられるのですか?
A:イエス・キリストを信じ、受け入れることです。
神の子イエスさまを信じて心にお迎えすると、携挙のときに天へと引き上げられ、地上の患難から守られます。これは「天に避難すること」とも言えます。
Q4:なぜ、携挙に与ることがそんなに大切なのですか?
A:それは、神さまがご自身の民を、怒りの日から救い出すためです。
携挙は、神の愛の計画の一部です。信じる者が天に引き上げられることで、地上のさばきに巻き込まれず、神とともに安全な場所で守られるのです。
Q5:いま信じれば、間に合うのですか?
A:はい、今ならまだ間に合います。
イエスさまは、今日この瞬間にもあなたの心の扉をノックしておられます。
「だれでも主の名を呼ぶ者は救われる」(ローマ10:13)という約束は、いまも生きています。
🕊️ 結びの祈り
主よ、
あなたが語られたとおりに、終わりの日には地から平和が奪われ、争いが激しくなる時が来ます。
どうか私たちがその前に、御前に悔い改めの心をもって立つことができますように。
この時代を生きるすべての人に、真理の光と救いの道を見せてください。
戦争の中でも、あなたの平和を失わずに歩む者として、私たちを整えてください。
アーメン。
🔔 次回の予告|第三の封印 ― 黒い馬と経済支配の始まり
第三の封印が解かれるとき、黒い馬に乗る者が現れます。
その手にあるのは「秤(はかり)」――世界を襲う飢饉と経済混乱の時代の幕開けです。
食料が高騰し、不公平が支配する中、すべての経済活動はある存在の管理下に置かれていきます。
黙示録が語る終末の経済秩序を、聖書の光のもとに学んでまいりましょう。
📘 ヨハネの黙示録をもっとくわしく知りたい方へ
🔎 黙示録とはどんな書?終末の預言と希望のメッセージをやさしく解説しています。
🕊️ 聖書の最後に記されたこのヨハネの黙示録は、
恐れではなく、備えと希望のために与えられた、最も祝福された預言書です。
読む者、聞く者、心に留める者に祝福があると、はじめから約束されています
この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。(黙示録1:3)。
どうか心を静めて、神の御声に耳を傾けてみてください。
 
  
  
  
  

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