パウロの殺害の陰謀の露見|使徒23:12-22

パウロを殺そうとする陰謀が企てられる中、その計画を聞いた若者が百卒長に知らせ、牢の中のパウロが見守る場面を描いた横長の挿絵。 使徒の働き

🌱 はじめに

人の目には、暗い計画や悪意が力を持っているように見えることがあります。
けれど聖書は、どんなに巧妙な陰謀の中にも、神の光が静かに差し込むことを教えてくれます。

使徒23章12〜22節では、パウロを殺そうとする恐ろしい陰謀が企てられます。
しかしその計画は、思いもよらない形で露見し、神の守りがはっきりと現されていきます。

この箇所は、「神は沈黙しておられるように見える時にも、確かに働いておられる」という希望を、私たちにそっと差し出してくれる御言葉です。


📝 この記事を読むとわかること

  • パウロを狙った殺害計画の内容と背景
  • 神がどのようにして陰謀を明るみに出されたのか
  • 小さな存在を用いて働かれる神の御手
  • 主イエスがパウロに現れた三つの出来事の意味
  • 私たち自身の信仰生活へのやさしい励まし

📖 この箇所の文脈

パウロはエルサレムで捕らえられ、ローマの兵営に保護されていました。
彼はすでに、ユダヤ人指導者たちから激しい反感を受けており、命の危険の中に置かれていました。

そんな中、四十人あまりの者たちが集まり、
「パウロを殺すまでは飲み食いをしない」と誓い合う、恐ろしい陰謀を立てます。

しかし、この計画は偶然ではなく、神の導きの中で露見していきます。
神は力ある者だけでなく、名もなき若者を通しても、ご自身の御心を進められるお方なのです。


🖼️ 原画:『パウロの殺害の陰謀の露見』(らけるま作)

パウロを殺そうと誓い合うユダヤ人たちと、その陰謀を聞いたパウロの甥が兵営で百卒長に知らせる場面を描いた挿絵。牢の中のパウロと、外で話す甥と百卒長の様子が対比的に描かれている。
パウロを殺そうとする陰謀が企てられる中、神は小さな声を用いて真実を明らかにされました。甥の勇気ある行動によって、パウロの命は守られていきます。(使徒の働き23章12–22節)

🪷 やさしい解説

▸ 静かに進む恐ろしい計画

夜が明けると、ユダヤ人たちは密かに話し合いを重ね、
宗教的な言葉と誓いを用いながら、パウロの命を奪おうとします。

けれど、どれほど人の計画が緻密でも、
それが神の御心に反するなら、決して完成することはありません。


▸ 神は「小さな声」を用いられる

この陰謀を聞いたのは、パウロの甥でした。
彼は権力も地位も持たない、ただの若者です。

それでも神は、この小さな存在を用いて、
百卒長、千卒長へと事実を伝えさせ、陰謀を明るみに出されました。

神の御業は、いつも目立つ方法ではありません。
しかし確実で、愛に満ちています。


▸ 主イエスがパウロに現れた三つの出来事

主イエスは、パウロの人生の要所要所で、はっきりとご自身を示されました。

  1. ダマスコ途上(使徒9:4–6)
     御声として現れ、パウロを根本から造り変えられました。
  2. コリントでの幻(使徒18:9–10)
     恐れの中にいたパウロを励まし、「語り続けよ」と命じられました。
  3. 今回(使徒23:11)
     牢の中で、主は姿をもってパウロのそばに立ち、
     「勇気を出しなさい」と直接語られました。

これは、パウロが一人ではないこと、
そして神の計画がまだ終わっていないことの確かな証でした。


🌼 こどもたちへのメッセージ

神さまは、強い人だけを使うのではありません。
小さな声、勇気を出した一歩を、とても大切にしてくださいます。

こわくても、正しいことを伝えるとき、
神さまは必ずそばにいて、守ってくださいます。


🎚️ 弟子の告白

主よ、
わたしは完璧な弟子ではありません。
恐れ、迷い、黙ってしまうこともあります。

それでも、あなたに従いたいと願う心を、
どうか見捨てないでください。

弱さの中でも、あなたの御国を信じ、
今日できる小さな従順を選び取れますように。


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
パウロを殺そうとする陰謀が企てられる中、甥の証言によって計画が明るみに出る場面を描いた挿絵。

【キャプション】
神は小さな声を用いて、闇の中に真実の光を灯されました。(使徒23:12–22)

📌 原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
https://j-bible.jimdofree.com/


🎨 らけるまの創作メモ|光は必ず届くと信じて描いた日

この絵を描きながら、
「神さまは見ておられる」という言葉が、心に何度も浮かびました。

人の悪意がどれほど大きく見えても、
神のまなざしは、もっと深く、もっとあたたかい。

声にならない祈りも、
勇気をふりしぼった一言も、
主は決して見逃されないと信じて描きました。


📝 この記事のまとめ

  • パウロの命を狙う陰謀が企てられた
  • 神は若者の証言を通して計画を露見された
  • 主イエスは三度、パウロに現れ励まされた
  • 神の守りは静かでも確かである
  • 私たちの小さな従順も、神に用いられる

🕊️ 結びの祈り

主よ、
不安や恐れの中にいるすべての人に、
あなたの平安を注いでください。

声を上げられない人、
闇の中で震えている人のそばに、
今日もあなたが立ってくださいますように。

この御言葉を読む一人ひとりの心に、
希望の光がともされますように。
アーメン。


🔔 次回の予告

次回は、
「パウロの殺害の陰謀の露見」使徒23章23–35節
神の守りが、さらに大きな動きとして現れていきます。


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✨感謝のことば
最後まで読んでくださって、ほんとうにありがとうございます。
あなたの心に、今日も小さな光が灯りますように――
またいつでもお越しくださいね🕊️
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著作権
本作品は、聖書に忠実に、神様との対話の中で心を込めて描いた原画です。文化庁に著作権登録済みであり、無断使用・転載はご遠慮くださいますようお願いいたします。 This artwork was prayerfully created in faithful reflection of the Bible and through a personal dialogue with God. It is registered with the Agency for Cultural Affairs, Japan. Unauthorized use or reproduction is not permitted.
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