🌱 はじめに
福音が人の心を変えるとき、
それは静かな喜びだけでなく、思いがけない反発を生むこともあります。
エペソで起こった騒動は、
信仰そのものではなく、人の利益・誇り・恐れが揺さぶられた結果でした。
けれどその混乱のただ中でも、神のご計画は静かに守られていました。
✨ 使徒の働き ✨
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前回の記事「エルサレムを目指すパウロ」はこちらからご覧いただけます
📝 この記事を読むとわかること
- エペソでなぜ大きな騒動が起きたのか
- 扇動と群衆心理の恐ろしさ
- 神が人の怒りの中でも働かれること
- 混乱の終わりに回復された秩序と平安
📖 この箇所の文脈
パウロの宣教によって、エペソでは多くの人が悔い改め、
偶像礼拝や魔術から離れていきました。
その影響で、
女神アルテミスの神殿模型を作って生計を立てていた銀細工人デメテリオたちは、
大きな損失を恐れるようになります。
彼らは「信仰」を理由に見せながら、
実際には自分たちの利益を守るために人々を扇動し、
町全体を巻き込む騒動へと発展していきました。
🖼️ 原画:『エペソでの騒動』(らけるま作)


🪷 やさしい解説
この出来事は、激しい怒りと叫びに満ちています。
けれど、よく見るとそこには、
理由を見失った人々の姿と、
その中で守られていく神の秩序が描かれています。
● 利益を失う不安が怒りに変わるとき
デメテリオたちは、
「アルテミスの神殿が軽んじられる」
と訴えました。
しかしその根底にあったのは、
「商売が成り立たなくなる」という恐れでした。
信仰の問題に見せかけた怒りは、
人の心を簡単に煽り、
やがて制御できない混乱へと変わっていきます。
● 何のために集まったのか分からない群衆
騒動が大きくなるにつれ、
人々は叫び続けましたが、
自分たちがなぜ怒っているのかを忘れてしまいます。
聖書は率直に語ります。
「大多数の者は、何のために集まったのかも分からなかった。」
これは、人間の弱さを鋭く、そして正直に描いた一節です。
● 神は混乱の中でも守っておられる
群衆の中にいたアレキサンデルは弁明しようとしましたが、
叫び声にかき消されてしまいました。
しかし最後に、
町の書記官が冷静な言葉で人々を諭し、
集会は解散されます。
神は、暴力ではなく、
理性と秩序を通して事態を収められました。
🌼 こどもたちへのメッセージ
みんながさわいでいると、
つい、いっしょにさわぎたくなることがあるよね。
でも、
「どうして?」
「ほんとうに大切なことはなに?」
そう考える心を、神さまはよろこんでくださいます。
🎚️ 弟子の告白
わたしは、
まわりの声に流されてしまう弱さを持っています。
それでもイエス様、
あなたの声を聞き分け、
怒りではなく、平安を選ぶ心をください。
混乱の中でも、
御国の希望を見失わず、
あなたに従う弟子でありたいと願います。
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
エペソで起こった騒動の中、デメテリオの扇動によって群衆が混乱し、アルテミス神殿を掲げて叫ぶ人々と、最終的に町の書記官によって集会が解散される様子を描いた挿絵(使徒19章23–41節)
【キャプション】
扇動された怒りはやがて理由を失い、神は理性と秩序を通して町を守られた。混乱の中でも、主のご計画は確かに進んでいた。
📌 原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
https://j-bible.jimdofree.com/
🎨 らけるまの創作メモ|「理由を失った怒り」を描こうとした日
この原画では、
人々が叫びながらも、
自分たちの怒りの理由を見失っていく姿を描きました。
声は大きいのに、心は空っぽ。
その対比を通して、
真理は叫ばなくても立ち続けることを表したかったのです。
混乱の中でも、
神さまの守りが静かに働いていることを、
感じてもらえたら嬉しいです。
📝 この記事のまとめ
- エペソの騒動は、利益を失う恐れから始まった
- 扇動された怒りは、やがて理由を失っていった
- 神は暴力ではなく秩序を通して守られた
- 混乱の中でも、主のご計画は止められない
🕊️ 結びの祈り
主よ、
怒りや不安に心が支配されそうなとき、
あなたの静かな声に立ち返らせてください。
この記事を読んでくださった方一人ひとりに、
混乱の中でも平安を選び取る力を与えてください。
あなたの光が、
今日も私たちの歩みを照らしますように。
イエス様のお名前によって祈ります。アーメン。
🔔 次回の予告
次回は、
「マケド二ヤとアカヤ再訪」使徒20章1–6節。
騒動のあと、パウロが再び兄弟姉妹を励ましながら歩む姿を見ていきます。
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