🌱 はじめに
激しい出来事のあとには、静かな決意のときが訪れます。
エペソで多くの人が悔い改め、主のことばが力強く広がったあと、パウロの心には、次の一歩が静かに示されていました。
それは「エルサレムへ向かう」という道。
この短い二節には、御霊に導かれて歩もうとするパウロの深い信仰と、神のご計画に身をゆだねる姿が映し出されています。
✨ 使徒の働き ✨
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前回の記事「スケワの息子たち」はこちらからご覧いただけます
📝 この記事を読むとわかること
- パウロがエルサレムを目指した理由
- 「御霊に感じて決意する」とはどういうことか
- 先を見通せなくても歩み出す信仰の姿
- 神の働きが静かな決断から始まること
📖 この箇所の文脈
使徒19章21–22節は、
「スケワの息子たち」の出来事と、
その後に起こる「エペソでの大きな騒動」のちょうど間に置かれています。
大きな霊的勝利のあと、
そして激しい反対が起こる前に、
パウロは御霊に導かれて、次の進路を心に定めました。
彼は、
マケドニヤ、アカヤを通り、
最終的にエルサレムへ向かう決意をします。
同時に、テモテとエラストを先に送り出し、
自分はしばらくアジヤにとどまりました。
ここには、信仰と慎重さが同時にある宣教者の姿が見えます。
🖼️ 原画:『エルサレムを目指すパウロ』(らけるま作)

🪷 やさしい解説
この箇所は派手な奇跡も、劇的な対立も描かれていません。
けれど、神のご計画が大きく動き出すとても大切な静かな場面です。
● 「御霊に感じて決意した」パウロ
聖書は、
「パウロは御霊に感じて、エルサレムへ行く決意をした」
と語ります。
これは、強制でも、衝動でもありません。
祈りの中で、静かに心に与えられた確信でした。
御霊の導きは、
いつも大きな声で命じるのではなく、
心の奥にそっと示されることがあります。
● 先が見えなくても歩み出す信仰
パウロは、この先に何が待っているかを知りませんでした。
エルサレムには、危険や迫害があることも、うすうす感じていたはずです。
それでも彼は、
「主が示された方向へ進む」
という選択をしました。
パウロはエルサレムを目指す決意と同時に、
さらにその先を見つめていました。
彼はこう語っています。
「わたしは、そこに行ったのち、ぜひローマをも見なければならない。」
この言葉は、ただの旅の計画ではありません。
それは、福音がエルサレムから始まり、世界の中心へと広がっていくという、
神の大きなご計画を、パウロがすでに心に受け取っていたことを示しています。
ローマは、当時の世界の中心でした。
そこへ行くということは、
福音が民族や地域を越えて、
すべての人に届けられることを意味していました。
パウロは、
目の前の道(エルサレム)に忠実でありながら、
その先にある神のご計画(ローマ)にも、
心を開いていたのです。
信仰とは、
すべてが見えてから動くことではなく、
信頼して一歩を踏み出すことなのだと教えられます。
● 同労者を遣わし、自分はとどまる知恵
パウロは、テモテとエラストを先にマケドニヤへ送りました。
これは、神の働きを広げるための、よく考えられた行動です。
信仰は無謀ではありません。
祈りながら、備えながら、
神の時を待つことも、立派な従順です。
🌼 こどもたちへのメッセージ
パウロは、
「つぎはどこへ行こう?」と
神さまにたずねながら歩いていました。
わからないときは、
「神さま、どうしたらいいですか?」
そう聞いていいんだよ。
神さまは、ちゃんと聞いて、
いちばんいい道を教えてくれます。
🎚️ 弟子の告白
わたしは、先が見えないと不安になります。
できれば、全部わかってから進みたいと思ってしまいます。
それでもイエス様、
あなたが示してくださるなら、
小さな一歩でも踏み出したいです。
弱さを抱えたまま、
御国の希望を見上げて、
あなたに従う弟子でありたいと願います。
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
御霊に導かれてエルサレムを目指す決意をしたパウロと、マケドニヤ・アカヤを含む地中海地域の地図、同行者テモテとエラストを描いた横長の挿絵(使徒19章21–22節)
【キャプション】
パウロは御霊に感じて、マケドニヤとアカヤを経てエルサレムへ向かう決意をした。神のご計画は、静かな従順の中から進んでいく。
📌 原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
https://j-bible.jimdofree.com/
🎨 らけるまの創作メモ|「静かな決意」を描こうとした日
この原画では、
奇跡や騒動ではなく、
心の中で決意が固まる瞬間を描きたいと思いました。
地図を入れたのは、
神さまの導きが、現実の道のりの中で
少しずつ形になっていくことを伝えたかったからです。
大きなことは、
いつも静かな「はい」から始まる。
そんな思いを込めました。
📝 この記事のまとめ
- パウロは御霊に導かれてエルサレムを目指した
- 信仰とは、先が見えなくても従うこと
- 静かな決意が、神の大きなご計画につながる
- 従順と知恵は、ともに大切にされている
🕊️ 結びの祈り
主よ、
先が見えないとき、心が揺れるとき、
あなたの御霊の声を聞く耳を与えてください。
読んでくださった一人ひとりが、
焦らず、恐れず、
あなたに信頼して一歩を踏み出せますように。
今日の小さな従順を、
あなたの栄光のために用いてください。
イエス様のお名前によって祈ります。アーメン。
🔔 次回の予告
次回は、「エペソでの騒動」使徒19章23–41節。
福音が広がるときに起こる、思いがけない対立を見ていきます。
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