エルサレムを目指すパウロ|使徒19:21–22

御霊に導かれてエルサレムを目指す決意をし、その後ローマを見る使命を語るパウロと、マケドニヤ・アカヤを経てエルサレムへ向かう宣教の道筋を示した地図を描いた横長アイキャッチ画像(使徒19章21–22節) 使徒の働き


🌱 はじめに

激しい出来事のあとには、静かな決意のときが訪れます。
エペソで多くの人が悔い改め、主のことばが力強く広がったあと、パウロの心には、次の一歩が静かに示されていました。

それは「エルサレムへ向かう」という道。
この短い二節には、御霊に導かれて歩もうとするパウロの深い信仰と、神のご計画に身をゆだねる姿が映し出されています。



📝 この記事を読むとわかること

  • パウロがエルサレムを目指した理由
  • 「御霊に感じて決意する」とはどういうことか
  • 先を見通せなくても歩み出す信仰の姿
  • 神の働きが静かな決断から始まること

📖 この箇所の文脈

使徒19章21–22節は、
「スケワの息子たち」の出来事と、
その後に起こる「エペソでの大きな騒動」のちょうど間に置かれています。

大きな霊的勝利のあと、
そして激しい反対が起こる前に、
パウロは御霊に導かれて、次の進路を心に定めました。

彼は、
マケドニヤ、アカヤを通り、
最終的にエルサレムへ向かう決意をします。

同時に、テモテとエラストを先に送り出し、
自分はしばらくアジヤにとどまりました。

ここには、信仰と慎重さが同時にある宣教者の姿が見えます。


🖼️ 原画:『エルサレムを目指すパウロ』(らけるま作)

御霊に導かれてエルサレムを目指す決意をしたパウロと、マケドニヤ・アカヤを含む地中海地域の地図、そして同行者テモテとエラストを描いた挿絵(使徒の働き19章21–22節)
パウロは御霊に感じて、マケドニヤとアカヤを経てエルサレムへ向かう決意をした。神のご計画は、静かな決断の中から前に進んでいく。(使徒19:21–22)

🪷 やさしい解説

この箇所は派手な奇跡も、劇的な対立も描かれていません。
けれど、神のご計画が大きく動き出すとても大切な静かな場面です。

● 「御霊に感じて決意した」パウロ

聖書は、
「パウロは御霊に感じて、エルサレムへ行く決意をした」
と語ります。

これは、強制でも、衝動でもありません。
祈りの中で、静かに心に与えられた確信でした。

御霊の導きは、
いつも大きな声で命じるのではなく、
心の奥にそっと示されることがあります。

● 先が見えなくても歩み出す信仰

パウロは、この先に何が待っているかを知りませんでした。
エルサレムには、危険や迫害があることも、うすうす感じていたはずです。

それでも彼は、
「主が示された方向へ進む」
という選択をしました。

パウロはエルサレムを目指す決意と同時に、
さらにその先を見つめていました。

彼はこう語っています。

「わたしは、そこに行ったのち、ぜひローマをも見なければならない。」

この言葉は、ただの旅の計画ではありません。
それは、福音がエルサレムから始まり、世界の中心へと広がっていくという、
神の大きなご計画を、パウロがすでに心に受け取っていたことを示しています。

ローマは、当時の世界の中心でした。
そこへ行くということは、
福音が民族や地域を越えて、
すべての人に届けられることを意味していました。

パウロは、
目の前の道(エルサレム)に忠実でありながら、
その先にある神のご計画(ローマ)にも、
心を開いていたのです。

信仰とは、
すべてが見えてから動くことではなく、
信頼して一歩を踏み出すことなのだと教えられます。

● 同労者を遣わし、自分はとどまる知恵

パウロは、テモテとエラストを先にマケドニヤへ送りました。
これは、神の働きを広げるための、よく考えられた行動です。

信仰は無謀ではありません。
祈りながら、備えながら、
神の時を待つことも、立派な従順です。


🌼 こどもたちへのメッセージ

パウロは、
「つぎはどこへ行こう?」と
神さまにたずねながら歩いていました。

わからないときは、
「神さま、どうしたらいいですか?」
そう聞いていいんだよ。

神さまは、ちゃんと聞いて、
いちばんいい道を教えてくれます。


🎚️ 弟子の告白

わたしは、先が見えないと不安になります。
できれば、全部わかってから進みたいと思ってしまいます。

それでもイエス様、
あなたが示してくださるなら、
小さな一歩でも踏み出したいです。

弱さを抱えたまま、
御国の希望を見上げて、
あなたに従う弟子でありたいと願います。


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
御霊に導かれてエルサレムを目指す決意をしたパウロと、マケドニヤ・アカヤを含む地中海地域の地図、同行者テモテとエラストを描いた横長の挿絵(使徒19章21–22節)

【キャプション】
パウロは御霊に感じて、マケドニヤとアカヤを経てエルサレムへ向かう決意をした。神のご計画は、静かな従順の中から進んでいく。

📌 原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
https://j-bible.jimdofree.com/


🎨 らけるまの創作メモ|「静かな決意」を描こうとした日

この原画では、
奇跡や騒動ではなく、
心の中で決意が固まる瞬間を描きたいと思いました。

地図を入れたのは、
神さまの導きが、現実の道のりの中で
少しずつ形になっていくことを伝えたかったからです。

大きなことは、
いつも静かな「はい」から始まる。
そんな思いを込めました。


📝 この記事のまとめ

  • パウロは御霊に導かれてエルサレムを目指した
  • 信仰とは、先が見えなくても従うこと
  • 静かな決意が、神の大きなご計画につながる
  • 従順と知恵は、ともに大切にされている

🕊️ 結びの祈り

主よ、
先が見えないとき、心が揺れるとき、
あなたの御霊の声を聞く耳を与えてください。

読んでくださった一人ひとりが、
焦らず、恐れず、
あなたに信頼して一歩を踏み出せますように。

今日の小さな従順を、
あなたの栄光のために用いてください。
イエス様のお名前によって祈ります。アーメン。


🔔 次回の予告

次回は、「エペソでの騒動」使徒19章23–41節。
福音が広がるときに起こる、思いがけない対立を見ていきます。


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✨感謝のことば
最後まで読んでくださって、ほんとうにありがとうございます。
あなたの心に、今日も小さな光が灯りますように――
またいつでもお越しくださいね🕊️
使徒の働き
著作権
本作品は、聖書に忠実に、神様との対話の中で心を込めて描いた原画です。文化庁に著作権登録済みであり、無断使用・転載はご遠慮くださいますようお願いいたします。 This artwork was prayerfully created in faithful reflection of the Bible and through a personal dialogue with God. It is registered with the Agency for Cultural Affairs, Japan. Unauthorized use or reproduction is not permitted.
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