🌱はじめに
イエスさまは、山の上から語りはじめた最初の祝福のことばに続けて、
聞いている人々自身に目を向け、「あなたがたは地の塩、世の光です」と語られました。
それは、何かにならなければならない、という重たい呼びかけではなく、
すでに与えられている使命へのやさしい目覚めのことばでした。
神のまなざしの中で、「わたし」はどんな存在とされているのか――
その尊いアイデンティティに、静かに光が当てられていきます。
📝この記事を読むとわかること
- 「地の塩」「世の光」とは何を意味しているのか
- 弟子たち(=わたしたち)に与えられている使命
- イエスのまなざしが語る、存在そのものへの肯定
- 原画に込められた表現の意味
🖼️ 原画:『地の塩 世の光』(らけるま作)

🪷やさしい解説(イエスさまの視点から)
「あなたがたは地の塩、世の光です。」
わたしは、弟子たちの顔を見つめながら、そう語りかけました。
塩は目立ちません。でも、料理に欠かせないものです。
ほんとうの塩気は、人の心を癒し、腐敗を防ぎ、味わいを深くする。
それは、神のことばを日々に生きる者の姿――
目立たなくても、確かに世にしみわたっていくものです。
光は、暗闇を照らし、道を示します。
でもその光は、自分を誇るのではなく、
神の栄光を映し出すために灯されるものです。
あなたの存在には意味がある。
神のまなざしの中で、あなたはもう「光」であり「塩」である」――
そうわたしは伝えたかったのです。
🕊️ この「やさしい解説」は、イエスさまがご自身で語られたことばを、
そのままご自身のまなざしから語り直したものです。
今も、わたしたち一人ひとりに静かに語りかけてくださっている――
その声に心を澄ませて、読んでみてください。
🎚️ 信仰のことば
「あなたがたは世の光である。山の上にある町は隠れることができない。」(マタイ5:14)
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
山の上に座るイエスが群衆に向かって教えを語っている。色とりどりの衣をまとった人々が熱心に聞いており、中央には「地の塩と世の光のたとえ」の聖句が縦書きで示されている。背景は青空と白い雲。
【キャプション】
「塩のように、光のように――あなたはすでに、神の恵みをこの世に運ぶ存在なのです。」
📌原画には、パブリックドメイン口語訳入っています。
🎨 らけるまの創作メモ|「静かな使命」を描こうとした日
今回描いたのは、「地の塩」「世の光」というイエスさまのたとえです。
これらは命令ではなく、やさしい肯定として語られたことば――
そのことを色と表情で表現したいと思いました。
群衆の背中にはさまざまな色をつけましたが、
それは「一人ひとりに与えられた違う光と役割」を表しています。
イエスさまのまなざしはやわらかく、それでいて力強く、
聞く人に静かな確信を与えているような場面になっていたら嬉しいです。
📝この記事のまとめ
- 「あなたがたは地の塩、世の光」とは、すでに与えられている尊い使命
- 塩は目立たないが、欠かせない役割を担っている
- 光は神の栄光を映すものであり、誇りではなく仕える姿勢
- 原画には、色と構図で「違いのある一人ひとりの光」が表現されている
🕊️ 結びの祈り
主イエスさま、
あなたが語られた「地の塩、世の光」のたとえを、今日もわたしたちに新しく響かせてください。
目立たなくても、誰かにとっての味となり、
暗闇に小さな灯りをともすような存在でいられるように、
あなたの光を心に映して歩めますように。
読む方お一人おひとりの中に、
あたたかい使命の気づきが芽生えますように――
主イエス・キリストの御名によって、アーメン。
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