ピりピでの宣教|使徒16:11-40

ピリピで宣教するパウロとシラス、川辺で救われたルデヤ、獄中で祈り賛美する二人、獄卒とその家族が救われるまでの出来事をやさしいイラストで描いた横長の原画。 使徒の働き

🌱 はじめに

神さまの導きは、いつも私たちの思い通りに進むとは限りません。
むしろ、思いがけない場所や、苦しみの中でこそ、神さまのご計画が静かに、しかし確かに進んでいくことがあります。

使徒16章に描かれる「ピリピでの宣教」は、
喜び・拒絶・苦しみ・賛美・救いが一つの物語として織り込まれた、深い恵みの章です。

この出来事を通して、
神さまがどのように人の心を開き、
どのように暗闇の中にも希望の光をともされるのか、
いっしょに静かに味わっていきましょう。



📝 この記事を読むとわかること

  • ピリピという町で、どのように福音が広がっていったのか
  • ルデヤ、女奴隷、獄卒という「異なる立場の人々」が救われた意味
  • 苦しみの中でも祈りと賛美をささげ続けた弟子たちの姿
  • 神さまが不正を正し、教会を守られたこと
  • 今日を生きる私たちへの信仰のヒント

📖 この箇所の文脈

パウロとその仲間たちは、アジア方面ではなく、
マケドニヤへ行くようにという神さまの導きを受けました。

その最初の宣教地が、ローマの植民都市であった「ピリピ」です。
ここにはユダヤ人の会堂がなく、
川辺で祈る女性たちから宣教が始まりました。

ピリピでの出来事は、
ヨーロッパで最初に福音が伝えられた記録でもあります。


🖼️ 原画:『ピりピでの宣教』(らけるま作)

パウロたちがピリピの川辺で集まっていた婦人たちに神のことばを語り、紫布の商人ルデヤが心を開いて話を聞いている場面。背景にはマケドニヤ地方の地図が描かれている。
ピリピの川辺で語られたみことば。主は紫布の商人ルデヤの心を開き、信仰の実が結ばれていきました。(使徒16:11–15)
パウロが占いの霊につかれた女奴隷に向かってイエス・キリストの名によって語り、霊が出て行く場面と、その後パウロとシラスが訴えられ、鞭で打たれて捕らえられる様子が描かれている。
利益を失った人々の怒りによって、福音は拒まれ、パウロとシラスは捕らえられました。それでも神のわざは、止められることはありませんでした。(使徒16:16–23)
パウロとシラスが牢につながれたまま真夜中に祈りと賛美をささげ、地震によって牢の扉と鎖が解け、獄卒が二人の言葉を聞いて救いを求める場面と、その家族が共に信仰に導かれる様子が描かれている。
闇の中でささげられた祈りと賛美は、人の心を揺り動かしました。主は獄卒とその家族をも救いへと導かれました。(使徒16:24–34)
夜が明け、パウロとシラスがローマ市民であることを告げ、長官たちが恐れて謝罪し、二人が釈放された後、ルデヤの家で兄弟たちを励まして町を去る様子が描かれている。
神は不正をそのままにされませんでした。パウロとシラスは兄弟たちを励まし、福音の土台を残して、次の地へと向かいました。(使徒16:35–40)

🪷 やさしい解説

◉ 川辺で心を開かれたルデヤ(16:11-15)

パウロたちは川辺で集まっていた婦人たちに語りました。
その中に、紫布の商人ルデヤがいました。

「主が彼女の心を開かれた」とあるように、
信仰は、神さまが心を開いてくださる恵みです。

彼女は洗礼を受け、自分の家を開き、
ピリピの教会の土台となっていきました。


◉ 解放が迫害を生んだ出来事(16:16-23)

占いの霊につかれた女奴隷は解放されました。
しかし、それによって利益を失った人々は怒り、
パウロとシラスを訴えました。

ここでは、
人が救われることが、必ずしも歓迎されない現実が描かれています。


◉ 真夜中の祈りと賛美(16:24-34)

牢に入れられ、足かせをはめられても、
パウロとシラスは祈り、賛美を歌い続けました。

その祈りは、
囚人たちの耳に、
そして神さまの御手に届きました。

地震が起こり、鎖が解け、
絶望していた獄卒とその家族は救われました。


◉ 神は不正を見過ごされない(16:35-40)

夜が明けると、二人がローマ市民であることが明らかになります。
不正な扱いは正され、
彼らは兄弟たちを励ましてから町を去りました。

苦しみは無駄ではなく、
教会は確かに守られていきました。


🌼 こどもたちへのメッセージ

つらいとき、こわいとき、
神さまはちゃんとそばにおられます。

くらやみの中で歌ったうたは、
だれかの心をあたためることがあります。

小さな祈りも、
神さまは聞いてくださいます。


🎚️ 弟子の告白

主よ、
わたしは弱く、すぐに不安になります。
思うように進まないと、心がくじけそうになります。

それでも、
あなたに従いたいと願う心を、
どうか守ってください。

暗闇の中でも、
あなたを信じ、賛美する者でありたい。
御国の希望を胸に抱いて、
今日も一歩を踏み出します。


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
ピリピでパウロとシラスが宣教し、ルデヤの救い、迫害、獄中での祈りと賛美、獄卒の回心、教会の励ましが描かれた原画。

【キャプション】
苦しみの中でも、神は確かに働かれ、福音は人々の心に根を下ろしていきました。(使徒16:11-40)

📌 原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
https://j-bible.jimdofree.com/


🎨 らけるまの創作メモ|光は闇の中で生まれると描こうとした日

この原画を描いたとき、
「苦しみの中でも、神さまは静かに働かれている」
そのことを伝えたいと思いました。

泣きたくなる夜にも、
小さな賛美が希望になること。
その光を、そっと絵に込めました。


📝 この記事のまとめ

  • ピリピで福音は静かに始まった
  • 神は人の心を開かれる方
  • 解放は時に迫害を生む
  • 祈りと賛美は闇を揺るがす
  • 神は不正を正し、教会を守られる

🕊️ 結びの祈り

主よ、
この記事を読んでいる一人ひとりの心を、
あなたがそっと包んでください。

不安の中にいる人に平安を、
闇の中にいる人に光を、
弱っている心に希望を与えてください。

わたしたちが、
どんな場所でもあなたを信じ、
賛美する者でありますように。


🔔 次回の予告

次回は、
「テサロニケでの宣教」|使徒17章1–9節
福音がさらに広がる中で起こる、激しい反応と真理の力を見ていきます。


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✨感謝のことば
最後まで読んでくださって、ほんとうにありがとうございます。
あなたの心に、今日も小さな光が灯りますように――
またいつでもお越しくださいね🕊️
使徒の働き
著作権
本作品は、聖書に忠実に、神様との対話の中で心を込めて描いた原画です。文化庁に著作権登録済みであり、無断使用・転載はご遠慮くださいますようお願いいたします。 This artwork was prayerfully created in faithful reflection of the Bible and through a personal dialogue with God. It is registered with the Agency for Cultural Affairs, Japan. Unauthorized use or reproduction is not permitted.
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