🌱はじめに
天と地のはざまで、目には見えない霊的な戦いが繰り広げられています。
黙示録12章には、大天使ミカエルとその御使いたちが、サタンとその軍勢と戦い、天から追い落とす場面が描かれています。
これは、私たちにとって希望のメッセージでもあります。神の民に対する告発者はもはやおらず、主の救いが完成に向かって進んでいるのです。
📝この記事を読むとわかること
- 黙示録12章7〜12節の内容と意味
- サタンの働きと神の勝利の関係
- 原画に込められた聖書的な象徴
- 子どもにもわかりやすい霊的メッセージ
🖼️原画:『天での戦い』(らけるま作)

🪷やさしい解説
サタンは、神に選ばれた民――イスラエルを滅ぼそうとします。
しかし天では、ミカエルとその御使いたちが立ち上がり、サタンとその軍勢と戦って、ついに彼らを天から投げ落とします。
こうして神の前に、私たちを告発する者はもはやいなくなりました。
この出来事は、天にある者たちにとって大きな喜びでした。
クリスチャンたちは、イエス・キリストの血と証しの言葉によって勝利を得たのです。
けれども、地に落とされたサタンは、自分の時が短いと知り、ますます激しくイスラエルを迫害するようになります。
黙示録12章9節では、サタンについてこう記されています。
「巨大な龍、年を経たへび、悪魔、サタン、全世界を惑わす者」
その名の通り、彼は偽りと混乱をもたらす存在です。
しかし、どんなに激しく攻撃してきても、神の御手の中で私たちは守られています。最終的な勝利は、主のものなのです。
🕯️「それでも、まだ待っていてくださる」――大患難が始まる前に
ラッパの音は、愛のうちに鳴り響いています。
まもなく、イスラエルがある国と平和条約を結んだときに大患難時代、偽のキリストに従う時代が始まると言われています。
それは、聖書が語る「大患難時代」――信じる者さえ試される、深く苦しいとき。けれど、今ならまだ間に合います。
神さまは、滅びではなく希望の道を用意してくださっています。
🌼こどもたちへのメッセージ
みんなが知らないうちに、天ではほんとうの戦いがあったんだよ。
かみさまのてんしミカエルは、あくまのリュウとたたかって、かって、あくまをおとしてしまったの。
いま、わたしたちはイエスさまのちからでまもられているんだ。どんなときでも、おそれないでいようね。
🎚️信仰のことば
「わたしたちは、小羊の血と自分たちのあかしのことばのゆえに、彼にうち勝った。」(黙示録12:11)
🖼原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
天で剣を手に立つミカエルと天使たちが、下方の黒い背景にうごめく悪魔の軍勢と戦っている様子を描いたイラスト。中央には赤い龍が描かれている。
【キャプション】
「ミカエルとその御使いたちは龍と戦った」――天と地のあいだで繰り広げられる、光と闇の霊的な戦いを描いた原画(黙示録12:7–12より)
📌原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
🎨らけるまの創作メモ|天での戦いを描こうとした日
この場面を描くとき、何よりも「光と闇の対比」を大切にしました。
天のミカエルたちは明るく整然とした中に立ち、サタンの軍勢は混沌とした闇の中に描いています。
勝利の剣を掲げるミカエルの姿は、どんなに闇が強く見えても、光が決して負けないという希望を伝えています。
赤い龍は力強くても、もう天にはいられません――それは私たちの信仰にとって、安心のしるしです。
📝この記事のまとめ
- 黙示録12章では、天でサタンとの戦いが描かれている
- ミカエルとその御使いが、サタンとその軍勢を天から追い出した
- サタンは「巨大な龍」「年を経たへび」などの名を持つ存在
- 天の者たちは勝利を喜び、信仰によって勝ち取った
- サタンは地に落とされ、残された短い時を使って激しく迫害する
- しかし、神の民は守られており、希望がある
🕊️結びの祈り
主よ、
あなたの御前で戦われたミカエルとその御使いたちのように、
私たちも信仰をもって立ち続けることができますように。
告発する者が打ち倒されたことを心から感謝します。
いま地上ではさまざまな困難がありますが、
主の御手のうちにある平安と守りが、すべての人に注がれますように。
どうか、あなたの光が一人ひとりの心に届きますように――
主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
🔔次回の予告
女(イスラエル)を迫害する龍 ヨハネの黙示録12:13-18
📘 ヨハネの黙示録をもっとくわしく知りたい方へ
🔎 黙示録とはどんな書?終末の預言と希望のメッセージをやさしく解説しています。
🕊️ 聖書の最後に記されたこのヨハネの黙示録は、
恐れではなく、備えと希望のために与えられた、最も祝福された預言書です。
読む者、聞く者、心に留める者に祝福があると、はじめから約束されています
この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。(黙示録1:3)。
どうか心を静めて、神の御声に耳を傾けてみてください。


コメント