🌱 はじめに
終わりの時に下る七つの鉢の裁き。
その第四の鉢は、太陽に注がれ、人々を炎熱で焼くという恐ろしい出来事です。
水源がすでに失われた中でのこの灼熱は、とても耐えがたい苦しみとなります。
今日は、黙示録16章8-9に記されたこの場面をやさしく読み解きましょう。
📝 この記事を読むとわかること
- 黙示録16章8-9の第四の鉢の内容
- 太陽の炎熱が意味するもの
- 第四のラッパとのつながり
- 神のさばきの目的と人間の反応
- 信じる者が受け取る希望の視点
🖼️ 原画:『第四の鉢の裁き』(らけるま作)

🪷 やさしい解説
第四の鉢が太陽に注がれると、太陽は人々を炎熱で焼き尽くすことを許されました。
水源はすでに第三の鉢で血に変わり、飲み水が失われた状態です。
そこに強烈な日差しが加われば、命は極限まで追い詰められます。
ここで思い起こされるのは、第四のラッパの裁きです。
第四のラッパでは、太陽・月・星の三分の一が暗くなり、光が失われました。
しかし第四の鉢では、その逆ともいえる出来事が起こります。
太陽がかつてないほどの炎熱を放ち、人々を焼きます。
特に、獣の像を拝み、その刻印「666」を受けた者たちは、悪性の腫物にむしばまれ、炎熱に焼かれます。
それは、想像を絶する悲惨さであり、神のさばきの厳しさを示しています。
聖書は、この苦しみの中でも多くの人が悔い改めず、むしろ神をののしったと記しています。
これは単なる自然災害ではなく、神の正義が示されるさばきです。
神は人を滅ぼすためではなく、最後の機会として悔い改めに導こうとされますが、心のかたくなさがそれを拒んでしまうのです。
💭✨──────────────
今は夏だけど、ニュースで40℃を超えるとかき氷を持って
「暑い暑い」と放送される。
でも、この時の暑さは“炎熱”って……。
飲み水もないのに、どうやって……。
想像しただけでも震えが止まらない。
──────────────✨💭
🕯️「それでも、まだ待っていてくださる」――大患難が始まる前に
ラッパの音は、愛のうちに鳴り響いています。
まもなく、イスラエルがある国と平和条約を結んだときに大患難時代、偽のキリストに従う時代が始まると言われています。
それは、聖書が語る「大患難時代」――信じる者さえ試される、深く苦しいとき。どんな備えも、大患難時代には通用しません。
お金も物も頼れないその時、唯一の避け所はキリスト。
信じることこそが、あなたの命を守ります。けれど、今ならまだ間に合います。
神さまは、滅びではなく希望の道を用意してくださっています。
🌼 こどもたちへのメッセージ
とても暑い日に外で遊ぶと、すぐに水がほしくなるよね。
でもこのときは、水もなくて、暑さからも逃げられないんだよ。
神さまはそんなつらい時代の前に、ぼくたちを天国に迎える約束をしてくださっているんだ。だから今、神さまの話をよく聞こうね。
🎚️ 信仰のことば
「人々は激しい炎熱で焼かれたが、この災害を支配する神の御名をののしり、悔い改めて神に栄光を帰することをしなかった」(黙示録16:9)
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
「黙示録16章8-9の第四の鉢の裁きを描いたイラスト。真夏の太陽が強烈に照りつけ、人々は炎熱に焼かれて地面に倒れ苦しんでいる。背景は青空と荒れた地面で、耐えがたい暑さを表現している。」
【キャプション】
「第四の鉢が太陽に注がれ、水源を失った地に灼熱の裁きが下ります。獣の像と刻印を受けた者たちは、炎熱で焼かれ、悔い改めることをしません――黙示録16章8-9」
📌原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
🎨 らけるまの創作メモ|灼熱の地を描こうとした日
この絵を描くとき、私は空から突き刺さるような太陽の光を意識しました。
特に、獣の像を拝み獣の刻印666を受けた人々が悪性の腫物にむしばまれながら肌を焼き、地を割る熱さの中で、人々は影を探すこともできません。
しかし、この絵はただの恐怖ではなく、大患難時代に入る前に、「心が柔らかいうちに神のもとに帰る大切さ」を表したいと思い、色を塗りました。
📝 この記事のまとめ
- 第四の鉢は太陽に注がれ、炎熱で人々を焼く裁き
- 第三の鉢で水が失われた後の灼熱は命を極限まで追い詰める
- 第四のラッパでは光が失われ、第四の鉢では炎熱が放たれる
- 多くの人は悔い改めず、神をののしった
- 神のさばきは滅ぼすためではなく悔い改めへ導くため
🕊️ 結びの祈り
正しく、あわれみ深い神さま。
あなたのさばきの厳しさと同時に、今、悔い改めへと導く愛を覚えます。
私たちの心がかたくならず、あなたの光に素直に応えることができますように。
苦しみの中にいる人々に、あなたの慰めと救いが届きますように。
イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン。
🔔 次回の予告
第五の鉢の裁き 黙示録16:10-11
📘 ヨハネの黙示録をもっとくわしく知りたい方へ
🔎 黙示録とはどんな書?終末の預言と希望のメッセージをやさしく解説しています。
🕊️ 聖書の最後に記されたこのヨハネの黙示録は、
恐れではなく、備えと希望のために与えられた、最も祝福された預言書です。
読む者、聞く者、心に留める者に祝福があると、はじめから約束されています
この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。(黙示録1:3)。
どうか心を静めて、神の御声に耳を傾けてみてください。
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