🌱 はじめに
神のために歩んできた道が、ある日突然、鎖につながれる道へと変わることがあります。
それは失敗でも、神に見捨てられたしるしでもありません。
パウロの逮捕は、人間の怒りと誤解の中で起こりました。
けれどそのただ中で、神様は静かに、確かに、彼を守り、導いておられました。
📝 この記事を読むとわかること
- パウロがなぜ逮捕されることになったのか
- 群衆の怒りと誤解の背景
- パウロが命の危機の中でも語った「証し」
- ローマ市民権が持つ意味と神の守り
📖 この箇所の文脈
エルサレムで起きた神殿内の暴動を受け、
ローマの千人隊長は混乱を鎮めるため、パウロを拘束しました。
群衆は怒りに満ち、事実を確かめることなく、
「この男を除け」と叫び続けます。
その中でパウロは、鎖につながれたまま、
自分の過去と、主イエスとの出会いを語り始めるのです。
🖼️ 原画:『パウロの逮捕』(らけるま作)




🪷 やさしい解説
● パウロの逮捕(21:33–36)
千人隊長は、騒動の原因が分からないまま、
とにかく暴力を止めるためにパウロを逮捕しました。
怒りに支配された群衆の声は、
真実をかき消してしまうほど激しかったのです。
それでも、神様はこの「逮捕」という出来事を、
パウロを守るための盾として用いられました。
● パウロの弁明(21:37–22:21)
鎖につながれたまま、パウロは語ります。
自分がかつて、キリスト者を迫害する側だったこと。
そして、ダマスコ途上で主イエスに出会ったこと。
彼の言葉は、弁解ではなく「証し」でした。
自分の正しさではなく、
神が何をなさったかを語ったのです。
● 人々の反感と千人隊長の処理(22:22–29)
「異邦人に遣わされた」という言葉を聞いた瞬間、
群衆の怒りは再び爆発します。
千人隊長は取り調べのために拷問を命じますが、
そのときパウロは、自分がローマ市民であることを告げました。
この一言で、状況は一変します。
神様は、信仰だけでなく、
制度や立場さえも用いて、御計画を進められるお方です。
🌼 こどもたちへのメッセージ
みんなが怒っているとき、
つらいことを言われたとき、
すぐに声を出すのはむずかしいよね。
でもね、神さまは
どんなときも、きみのそばにいるよ。
パウロみたいに、こわくても、
正しいことを話せる心を、神さまは助けてくれるんだよ。
🎚️ 弟子の告白
主よ、
わたしは恐れやすく、
沈黙してしまう弱い弟子です。
それでも、鎖につながれながらも
あなたを証ししたパウロの姿に、
希望を見ます。
自分を守るよりも、
あなたに従う道を選べるよう、
わたしの心を支えてください。
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
群衆の怒りの中で逮捕され、鎖につながれながらも、千人隊長の管理下で守られるパウロの姿を描いた横長のイラスト。
【キャプション】
混乱の中で逮捕されたパウロは、神の守りの中で証しを語り、ローマ市民権によって命を守られた(使徒21章33節〜22章29節)。
📌 原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
https://j-bible.jimdofree.com/
🎨 らけるまの創作メモ|鎖の中にある自由を描こうとした日
パウロは鎖につながれていました。
でも、心は誰よりも自由でした。
この絵を描きながら、
「人は縛られていても、
神さまの言葉は縛られない」
そう感じました。
この原画が、
苦しい場所にいる誰かの心に、
そっと光を灯せたら嬉しいです。
📝 この記事のまとめ
- パウロは誤解と怒りの中で逮捕された
- 逮捕は同時に神の守りでもあった
- パウロは恐れの中でも証しを語った
- 神はローマ市民権を用いて彼を守られた
🕊️ 結びの祈り
主よ、
誤解され、声が届かないときにも、
あなたが共におられることを信じます。
読んでくださった方一人ひとりの心に、
恐れの中でも語る勇気と、
守られている安心を与えてください。
イエス・キリストのお名前によって祈ります。
アーメン。
🔔 次回の予告
次回は、
「パウロが議会の前に立たされる」|使徒22章30節〜23章10節
真実が、さらに厳しい場所へと運ばれていきます。
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