パウロの逮捕と証し|使徒21:33–22:29

誤解と怒りに包まれた群衆の中で、ローマ兵に鎖でつながれたパウロが連行され、階段の上で証しを語ろうとする姿を描いた横長のイラスト。 使徒の働き

🌱 はじめに

神のために歩んできた道が、ある日突然、鎖につながれる道へと変わることがあります。
それは失敗でも、神に見捨てられたしるしでもありません。

パウロの逮捕は、人間の怒りと誤解の中で起こりました。
けれどそのただ中で、神様は静かに、確かに、彼を守り、導いておられました。


📝 この記事を読むとわかること

  • パウロがなぜ逮捕されることになったのか
  • 群衆の怒りと誤解の背景
  • パウロが命の危機の中でも語った「証し」
  • ローマ市民権が持つ意味と神の守り

📖 この箇所の文脈

エルサレムで起きた神殿内の暴動を受け、
ローマの千人隊長は混乱を鎮めるため、パウロを拘束しました。

群衆は怒りに満ち、事実を確かめることなく、
「この男を除け」と叫び続けます。

その中でパウロは、鎖につながれたまま、
自分の過去と、主イエスとの出会いを語り始めるのです。


🖼️ 原画:『パウロの逮捕』(らけるま作)

ローマの千人隊長の命令で、兵士たちがパウロを二重の鎖で縛り、暴れる群衆から守るために担いで階段を上って連行していく様子を描いた絵。
群衆の怒りが激しくなる中、千人隊長の判断によって、パウロは兵士たちに守られながら階段を上って兵営へと連れて行かれた(使徒の働き21章33〜36節)。
兵営へ連れて行かれる途中、鎖につながれたまま階段の上に立つパウロが、千人隊長の許可を得て民衆に向かって弁明しようとする場面を描いた絵。
千人隊長の許しを得たパウロは、鎖につながれたまま階段の上に立ち、静まり返った民衆に向かって語り始めた(使徒の働き21章37〜22章4節)。
パウロが民衆に向かって語った回心の証しと、ダマスコ途上で主イエスに出会った出来事、主から与えられた使命についての言葉が縦書きで記された原画。
パウロは自らの過去と、ダマスコ途上で主イエスに出会った体験、そして異邦人へ遣わされる使命を、静まり返った民衆の前で語った(使徒の働き22章5〜21節)。
パウロの証しを聞いた人々が怒り叫び、上着やちりを投げる中、千人隊長が処置を指示し、縛られたパウロがローマ市民であることを告げて状況が変わる場面を描いた絵。
パウロの言葉に激しく反発する群衆の中で、千人隊長は取り調べを命じるが、パウロがローマ市民であると告げたことで、その扱いは大きく変えられた(使徒の働き22章22〜29節)。

🪷 やさしい解説

● パウロの逮捕(21:33–36)

千人隊長は、騒動の原因が分からないまま、
とにかく暴力を止めるためにパウロを逮捕しました。

怒りに支配された群衆の声は、
真実をかき消してしまうほど激しかったのです。

それでも、神様はこの「逮捕」という出来事を、
パウロを守るための盾として用いられました。


● パウロの弁明(21:37–22:21)

鎖につながれたまま、パウロは語ります。
自分がかつて、キリスト者を迫害する側だったこと。
そして、ダマスコ途上で主イエスに出会ったこと。

彼の言葉は、弁解ではなく「証し」でした。
自分の正しさではなく、
神が何をなさったかを語ったのです。


● 人々の反感と千人隊長の処理(22:22–29)

「異邦人に遣わされた」という言葉を聞いた瞬間、
群衆の怒りは再び爆発します。

千人隊長は取り調べのために拷問を命じますが、
そのときパウロは、自分がローマ市民であることを告げました。

この一言で、状況は一変します。
神様は、信仰だけでなく、
制度や立場さえも用いて、御計画を進められるお方です。


🌼 こどもたちへのメッセージ

みんなが怒っているとき、
つらいことを言われたとき、
すぐに声を出すのはむずかしいよね。

でもね、神さまは
どんなときも、きみのそばにいるよ。
パウロみたいに、こわくても、
正しいことを話せる心を、神さまは助けてくれるんだよ。


🎚️ 弟子の告白

主よ、
わたしは恐れやすく、
沈黙してしまう弱い弟子です。

それでも、鎖につながれながらも
あなたを証ししたパウロの姿に、
希望を見ます。

自分を守るよりも、
あなたに従う道を選べるよう、
わたしの心を支えてください。


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
群衆の怒りの中で逮捕され、鎖につながれながらも、千人隊長の管理下で守られるパウロの姿を描いた横長のイラスト。

【キャプション】
混乱の中で逮捕されたパウロは、神の守りの中で証しを語り、ローマ市民権によって命を守られた(使徒21章33節〜22章29節)。

📌 原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
https://j-bible.jimdofree.com/


🎨 らけるまの創作メモ|鎖の中にある自由を描こうとした日

パウロは鎖につながれていました。
でも、心は誰よりも自由でした。

この絵を描きながら、
「人は縛られていても、
神さまの言葉は縛られない」
そう感じました。

この原画が、
苦しい場所にいる誰かの心に、
そっと光を灯せたら嬉しいです。


📝 この記事のまとめ

  • パウロは誤解と怒りの中で逮捕された
  • 逮捕は同時に神の守りでもあった
  • パウロは恐れの中でも証しを語った
  • 神はローマ市民権を用いて彼を守られた

🕊️ 結びの祈り

主よ、
誤解され、声が届かないときにも、
あなたが共におられることを信じます。

読んでくださった方一人ひとりの心に、
恐れの中でも語る勇気と、
守られている安心を与えてください。

イエス・キリストのお名前によって祈ります。
アーメン。


🔔 次回の予告

次回は、
「パウロが議会の前に立たされる」|使徒22章30節〜23章10節
真実が、さらに厳しい場所へと運ばれていきます。


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聖霊が注がれ、福音が広がっていく――『使徒の働き』は、初代教会の誕生と信仰者たちの歩みを描いた物語です。弱さの中にも神さまの力が働くことを、ひとつひとつの記事を通して感じていただけますように。

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✨感謝のことば
最後まで読んでくださって、ほんとうにありがとうございます。
あなたの心に、今日も小さな光が灯りますように――
またいつでもお越しくださいね🕊️
使徒の働き
著作権
本作品は、聖書に忠実に、神様との対話の中で心を込めて描いた原画です。文化庁に著作権登録済みであり、無断使用・転載はご遠慮くださいますようお願いいたします。 This artwork was prayerfully created in faithful reflection of the Bible and through a personal dialogue with God. It is registered with the Agency for Cultural Affairs, Japan. Unauthorized use or reproduction is not permitted.
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