🌱 はじめに
神さまの働きは、
一瞬の奇跡だけでなく、積み重ねられる忠実な奉仕の中でも
静かに、しかし確かに進んでいきます。
エペソでのパウロの歩みは、
教えること、待つこと、忍耐すること、
そして神にゆだねることの連続でした。
この箇所には、
聖霊によって始まり、みことばによって育てられていく信仰が
丁寧に描かれています。
✨ 使徒の働き ✨
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前回の記事「アポロの宣教」はこちらからご覧いただけます
📝 この記事を読むとわかること
- エペソでパウロが最初に出会った弟子たちの状態
- 聖霊を受けることの意味
- 忍耐強く続けられた宣教と奉仕の姿
- 神の力が、忠実な働きを通して現されたこと
📖 この箇所の文脈
使徒19章1–12節は、
第三回宣教旅行の中心地・エペソでの働きの始まりです。
パウロはエペソで、
すでに弟子と呼ばれていた人々に出会いますが、
彼らはまだ聖霊について十分に知らない状態でした。
そこから、
- 聖霊についての問い
- 主イエスの名によるバプテスマ
- 長期にわたる教えと奉仕
が続いていきます。
🖼️ 原画:『エペソでの宣教と奉仕』(らけるま作)


🪷 やさしい解説
▸ 聖霊を知らなかった弟子たち
パウロは弟子たちに、
「あなたがたは信じたとき、聖霊を受けましたか」と尋ねます。
彼らは、
「聖霊があることさえ聞いたことがありません」と答えました。
ここに、
知識ではなく、導きとしての信仰の必要が示されています。
▸ 主イエスの名による新しい歩み
弟子たちは、
主イエスの名によってバプテスマを受け、
パウロの按手によって聖霊を受けました。
信仰は、
知って終わるものではなく、
生きて歩み始めるものなのです。
▸ 忍耐の宣教と奉仕
パウロは会堂で大胆に語りましたが、
反対する人々も現れました。
そこで彼は場所を移し、
ツラノの講堂で毎日教え続ける道を選びます。
二年もの間、
地道な奉仕が続けられました。
▸ ユダヤ人だけでなく、すべての人へ広がる福音
パウロがツラノの講堂で教え続けたことで、
福音はユダヤ人だけでなく、
ギリシア人をはじめとする多くの異邦人にも届けられました。
会堂という限られた場所を離れ、
誰もが集える講堂で語られたことで、
福音は民族や文化の壁を越えて広がっていったのです。
聖書は、
「ユダヤ人もギリシア人も皆、主の言を聞いた」と記しています。
これは、神さまの救いが
特定の民族だけでなく、すべての人に向けられていることを
はっきりと示しています。
神の国は、
閉じられた場所ではなく、
開かれた場を通して、
静かに、しかし確実に広がっていくのです。
▸ 神が現された力あるわざ
神は、
パウロの忠実な奉仕を通して、
癒しと解放のわざを現されました。
しかし焦点は、
人の力ではなく、
神が働かれることにありました。
📖 コラム|ツラノの講堂と黙示録の7つの教会
使徒19章に登場するツラノの講堂での2年間の教えは、
のちに黙示録に記される
7つの教会の土台につながっていると考えることができます。
エペソは当時、アジア州の中心都市でした。
パウロがツラノの講堂で毎日教え続けたことで、
その教えを受けた人々が各地へ戻り、
スミルナ、ペルガモ、テアテラ、サルデス、
フィラデルフィア、ラオデキアといった町々に
福音が広がっていったと考えられます。
使徒19章10節には、
「アジヤに住んでいる者は皆、主の言を聞いた」と記されています。
これは、黙示録に登場する教会の地域そのものです。
黙示録2〜3章で、主イエスはそれぞれの教会の
忠実さ、忍耐、愛、妥協、悔い改めを語られます。
それは突然生まれた姿ではなく、
ツラノの講堂で蒔かれたみことばの種が、
年月を経て実を結んだ姿とも言えるでしょう。
目立たない学びの場での忠実な教えが、
やがて多くの教会の歩みを形づくっていった――
ツラノの講堂は、
黙示録の7つの教会へと続く
静かな出発点だったのかもしれません。
🌼 こどもたちへのメッセージ
すぐに分からなくても、だいじょうぶ。
神さまは、
ゆっくり教えてくれるよ。
まいにちコツコツ続けることも、
神さまはちゃんと見てくれているんだ。
🎚️ 弟子の告白
主よ、
わたしはすぐに結果を求めてしまいます。
けれど、
あなたは待つこと、続けることの中で
働かれる方だと信じます。
どうか、
小さな奉仕にも忠実でいられる
弟子としてください。
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
エペソでパウロが弟子たちに聖霊について教え、主イエスの名によるバプテスマと癒しのわざが行われる様子を描いた聖書イラスト。
【キャプション】
エペソでの宣教と奉仕を通して、神は忠実な働きの中にご自身の力を現されました。
📌 原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
https://j-bible.jimdofree.com/
🎨 らけるまの創作メモ|「続ける奉仕」を描こうとした日
この原画では、
奇跡の場面だけでなく、
集まり、聞き、学ぶ人々の姿を大切に描きました。
神さまの働きは、
目立たない日々の中で
静かに育っていくのだと感じたからです。
📝 この記事のまとめ
- エペソで弟子たちは聖霊について学んだ
- 主イエスの名によるバプテスマが与えられた
- パウロは忍耐強く教え続けた
- 神は忠実な奉仕の中で力を現された
🕊️ 結びの祈り
神さま、
今日この記事を読んだ一人ひとりに、
待つことと続ける力を与えてください。
すぐに見えなくても、
あなたが働いておられることを
信じ続ける心を守ってください。
主よ、
わたしたちの小さな奉仕を用いてください。
アーメン。
🔔 次回の予告
次回は、
「スケワの息子たち」使徒19章13–20節。
神の名を利用する信仰と、真実な信仰の違いが描かれます。
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