安息日に水腫の人をいやす、宴に招くイエス | ルカの福音書14章1-24節

イエスが安息日に病を患う男性に手を置いていやす様子と、それを見守るパリサイ人たちの姿を描いた場面。登場人物は静かで表情豊かに描かれ、やわらかな色合いで表現されている。 癒し|病と心の回復

🌱はじめに

神さまの愛は、決して一部の人だけのものではなく、すべての人に注がれています。
イエス様はその愛を行動で示され、安息日に苦しむ人をいやし、人々にたとえをもって真理を語られました。
今回の記事では、ルカの福音書14章を通して、イエス様のやさしさと招きに応える心について、静かに見つめていきましょう。



📝この記事を読むとわかること

  • イエス様が安息日に病をいやされた意味
  • 宴会のたとえに込められた心の姿勢
  • 神の国の招きと、それにどう応えるか
  • 謙遜と従順の大切さ

📖 この箇所の文脈|ルカの福音書14章

この出来事は、ヨハネ10章に記されている「宮きよめの祭り」の後に起こったものと考えられます。
ルカの福音書14章では、イエス様がパリサイ人の家に招かれて食事をされた場面から始まり、安息日のいやし、宴会の席次に関する教え、招待の対象、そして神の国のたとえが語られます。律法と愛、礼儀と謙遜、そして選びと応答という主題が美しく織り込まれています。


🖼️ 原画:『安息日に水腫をわずらう人をいやす』(らけるま作)

イエスがパリサイ人たちの前で、水腫を患う人をいやす場面。問いかけに人々は黙し、イエスがやさしく手を置いて癒している。
イエスがパリサイ人たちに向かって、宴会の席でどのような態度をとるべきか、謙遜のたとえを話している場面。
ルカ14章より、イエスが語られた“宴会の招きを断った人々”のたとえ。招かれた人々がそれぞれ理由をつけて断る様子と、主人が貧しい人々を招く決断が描かれている。

🪷やさしい解説

イエス様の語られた言葉と行動には、神さまのあたたかなまなざしと深い真理が込められています。 この章では、「いやし」から「宴のたとえ」まで、私たちの心に語りかけてくれる4つの場面が登場します。 ひとつひとつを、やさしく紐解いてみましょう。

「安息日に水腫をわずらう人をいやす」 ルカ14:1-6

イエス様は、安息日という宗教的な規定の中で苦しむ人を見捨てませんでした。「いやすことは正しいか」と問いかけられながらも、イエス様はその人に手を置き、静かにいやされました。律法を超えて、人に寄り添う愛の力がここに現れています。

「宴会に招かれた人はどの席に着けばよいか」 ルカ14:7-11

自分を高くする者は低くされ、へりくだる者は高くされる。イエス様は、席を選ぶ姿勢の中に心の姿勢を見ておられます。謙遜な心は、神さまの目に美しいものです。

「宴会にだれを招けばよいか」 ルカ14:12-14

見返りを求めずに与える愛――イエス様は、自分に返してくれそうな人を招くのではなく、返せない人々を招くようにと語られました。それは、神の国の価値観に生きることへの招きです。

「宴会の招きを断った人々のたとえ」 ルカ14:15-24

招かれた者たちは、それぞれの理由で招きを断りました。イエス様は、最終的に貧しい人、見えない人、弱い人を招きます。神の国は、備えられていても、それに応える者だけが入るのです。


🌼こどもたちへのメッセージ

イエスさまは、いつでもわたしたちを愛していて、「いっしょにいよう」と声をかけてくださっています。わたしたちが「うん、いくよ」とこたえるとき、イエスさまはとてもよろこんでくださるんだよ。


🎚️ 弟子の告白

主イエス様、私はまだ弱く、すぐに自分のことばかり考えてしまいます。でも、あなたが語られたように、へりくだってあなたの招きに従いたいと願います。どうか私の心をやわらかくし、神の国の食卓にあずかる者として整えてください。


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
イエスが安息日に水腫の病をいやし、律法学者、パリサイ人に宴会のたとえを語る場面を描いた3枚の原画

【キャプション】
ルカ14章に描かれたイエスのいやしと、神の国の招きをめぐるたとえを、静かなまなざしで描きました。

📌原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
https://j-bible.jimdofree.com/


🎨 らけるまの創作メモ|いやしと招きの心を描こうとした日

この絵を描いた日、安息日にいやされた人の喜びと、静かにたとえを語るイエス様の姿を想像しました。誰かを招くときのあたたかさ、断られたときの寂しさ、そしてそれでも変わらない神さまの愛――それらを一枚一枚に込めました。


📝この記事のまとめ

  • イエス様は安息日に病をいやされ、人の苦しみに寄り添われた
  • 宴会の席のたとえを通して、謙遜の心の大切さを教えてくださった
  • 神の国の招きはすべての人に開かれている
  • 応える心とへりくだりが、天の国への道を開く

🕊️ 結びの祈り

主よ、あなたが私たちを招いてくださるその声に、いつも心を開く者であらせてください。
日々の生活の中で、自分を低くし、他の人に仕える心を育んでください。
あなたの愛を映す器となれますように。
読んでくださった一人ひとりの上に、今日もやさしい光が注がれますように。
アーメン。


🔔 次回の予告

次回は、「弟子となるための条件と心得」ルカの福音書14章25-35節では、イエス様に従うための心の準備についてご一緒に考えます。


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