🌱 はじめに
聖書の黙示録には、終わりの時に起こる七つの鉢の裁きが描かれています。
その第三の鉢は、川や水源に注がれ、水が血に変わるという厳しい出来事です。
これは単なる恐ろしい描写ではなく、神の正しいさばきと、聖徒たちへの慰めが込められています。
今日は、その場面と、第3のラッパとのつながりをやさしく味わっていきましょう。
📝 この記事を読むとわかること
- 黙示録16章4-7の第三の鉢の意味
- 川と水源が血に変わる出来事の象徴
- 第3のラッパとの関係
- 神のさばきが「正しい」と言われる理由
- 信仰者が受け取る希望のメッセージ
🖼️ 原画:『第三の鉢の裁き』(らけるま作)

🪷 やさしい解説
第三の鉢が注がれると、川や水源はすべて血に変わりました。
これは旧約時代のエジプトで、ナイル川が血に変わった災いを思い起こさせます。
さらに、これまでの黙示録の流れと比べると、興味深い関係が見えてきます。
第三のラッパの裁きでは、川や水源の三分の一が「苦よもぎ」のようになり、その苦さで多くの人が命を落としました。
しかし第三の鉢では、残りの三分の二までもが血に変わり、すべての淡水が破壊されます。
海の水もすでに裁かれており、人が生きるための水は完全に失われるのです。
聖書は、殉教者や預言者の血を流した者たちが報いを受けることを「当然」と語ります。
ここで示されているのは、復讐ではなく、神の正義が完全に成し遂げられる瞬間です。
神のさばきは厳しくとも、それは真実で正しいのです。
💭✨つぶやき──────────────
ああ…飲み水が無くなったら生きられない。
想像するだけで絶叫しそう。
大患難時代を生きるって…言葉が出ない。
だからキリストを信じて携挙されたほうが
いいに決まってる。
──────────────✨💭
🕯️「それでも、まだ待っていてくださる」――大患難が始まる前に
ラッパの音は、愛のうちに鳴り響いています。
まもなく、イスラエルがある国と平和条約を結んだときに大患難時代、偽のキリストに従う時代が始まると言われています。
それは、聖書が語る「大患難時代」――信じる者さえ試される、深く苦しいとき。どんな備えも、大患難時代には通用しません。
お金も物も頼れないその時、唯一の避け所はキリスト。
信じることこそが、あなたの命を守ります。けれど、今ならまだ間に合います。
神さまは、滅びではなく希望の道を用意してくださっています。
🌼 こどもたちへのメッセージ
川や水が血になったら、きっとびっくりするよね。でもこれは、神さまがただ怒っているのではなく、「悪いことはちゃんと止めるよ」というしるしなんだよ。神さまは、正しいことをする方だから、ぼくたちも正しいことを大切にしようね。
🎚️ 信仰のことば
「しかり、あなたのさばきは真実で、かつ正しいさばきであります」(黙示録16:7)
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
「黙示録16章4-7の場面を描いたイラスト。川や水源が赤く染まり、血に変わった様子が地図のように広がっている。背景は淡い橙色と灰色で、乾きと裁きを象徴している。」
【キャプション】
「第三の鉢が川と水源に注がれ、水はすべて血に変わりました。聖徒と預言者の血を流した者への正しい裁き――黙示録16章4-7」
📌原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
🎨 らけるまの創作メモ|血に変わる水を描こうとした日
この絵を描くとき、私は地図の上に血の川が走るようなイメージを持っていました。
それは恐怖ではなく、「見過ごされることのない正義」の色です。
乾いた大地と赤い流れの対比を通して、神の真実さを感じてもらえたら…そんな思いで色鉛筆を走らせました。
📝 この記事のまとめ
- 第三の鉢は川と水源が血に変わる裁き
- 第3のラッパでは淡水の3分の1が苦よもぎのようになった
- 第三の鉢では残りの3分の2が血に変わり、すべての淡水が失われる
- 海の水もすでに裁かれ、人類は生きるための水を失う
- 神のさばきは復讐ではなく正義に基づく
🕊️ 結びの祈り
正しく、真実な神さま。
あなたのさばきは恐れではなく、希望を与えるものです。
私たちが不正や暴力に流されず、真実を守り続ける者でいられますように。
苦しむ人々を覚え、あなたの慰めと守りが届きますように。
イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン。
🔔 次回の予告
第四の鉢がもたらす太陽の灼熱 黙示録16:8-9
📘 ヨハネの黙示録をもっとくわしく知りたい方へ
🔎 黙示録とはどんな書?終末の預言と希望のメッセージをやさしく解説しています。
🕊️ 聖書の最後に記されたこのヨハネの黙示録は、
恐れではなく、備えと希望のために与えられた、最も祝福された預言書です。
読む者、聞く者、心に留める者に祝福があると、はじめから約束されています
この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。(黙示録1:3)。
どうか心を静めて、神の御声に耳を傾けてみてください。
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