🌱 はじめに
ヨハネの黙示録14章は、患難期の後半に入る前に置かれた「つなぎの章」です。ここには、サタンの敗北と神の勝利を告げる7つの宣告が記されています。今回はその最初の宣告――シオンの山に立つ小羊、すなわちイエス・キリストと十四万四千人の情景をご紹介します。この幻は、王なるキリストがすべてに勝利されること、そして苦しみの中でも信じる者が守られることを私たちに示しています。
📝 この記事を読むとわかること
- 黙示録14章の第1の宣告が意味すること
- 十四万四千人の特徴と役割
- 小羊=イエス・キリストの権威と勝利
- この幻が「千年王国」に関するものである理由
- 原画に込められた想い
🖼️ 原画:『シオンの山のイエス・キリストと十四万四千人』(らけるま作)

🪷 やさしい解説
ヨハネは幻の中で、シオンの山(エルサレム)に立つ小羊――イエス・キリストと、その周りに集う十四万四千人を見ました。この幻は千年王国に関するものです。
千年王国の幻がここで与えられているのは、これから患難期の後半に入る読者・聖徒に向けて、まずサタンが必ず敗北することを最初に示すためだと考えられます。
十四万四千人は白い衣をまとい、宗教的に汚されたことのない純潔な者たちです。聖書は彼らを「初穂」と呼びます。これは、患難期のただ中でも、王なるキリストが守り、救い出す人々がいることを表しています。
彼らは新しい歌を御座の前で歌い、その歌は他の誰にも学ぶことができません。これは、救い主であるキリストとの特別な関係を象徴しており、その歌声は神の勝利と恵みを証しするものです。シオンの山に立つキリストの姿は、王としての権威と揺るがぬ勝利を示しています。
🕯️「それでも、まだ待っていてくださる」――大患難が始まる前に
ラッパの音は、愛のうちに鳴り響いています。
まもなく、イスラエルがある国と平和条約を結んだときに大患難時代、偽のキリストに従う時代が始まると言われています。
それは、聖書が語る「大患難時代」――信じる者さえ試される、深く苦しいとき。けれど、今ならまだ間に合います。
神さまは、滅びではなく希望の道を用意してくださっています。
🌼 こどもたちへのメッセージ
イエスさまは、どんなにまわりがこわいときでも、信じる人をまもってくださいます。イエスさまといっしょに歌う人たちのように、私たちもイエスさまを信じて、まっすぐに歩んでいきましょう。
🎚️ 信仰のことば
「彼らは神と小羊にささげられた初穂である。」(黙示録14:4)
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
「黙示録14章の第1の宣告を描いたイラスト。シオンの山に立つ冠をかぶった小羊=イエス・キリストと、その周りを囲む白い衣の十四万四千人。彼らは宗教的に汚れのない初穂として、新しい歌を御座の前で歌っている。」
【キャプション】
「【第1の宣告】サタンの敗北を告げる最初の幻。シオンの山に立つイエス・キリストと十四万四千人は、患難期を通して守られた初穂。新しい歌が天に響き渡り、王なるキリストの勝利が高らかに宣言される。」
📌原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
🎨 らけるまの創作メモ|小羊と十四万四千人を描こうとした日
この絵を描くとき、私は十四万四千人の一人ひとりが、イエス・キリストに愛され守られていることを想いました。白い衣は、その人の歩みが神の前で清められていることを表しています。患難の中にあっても、王なるキリストは決して見放さない――その約束と権威を、この絵に込めました。
📝 この記事のまとめ
- 黙示録14章は、患難期の前半と後半をつなぐ章
- 第1の宣告は、シオンの山に立つイエス・キリストと十四万四千人の幻
- この幻は千年王国に関するもので、サタンの敗北を最初に示すために与えられた
- 彼らは純潔でキリストにささげられた「初穂」
- キリストは王としてサタンに勝利し、信じる者を守られる
- 原画は、その希望と約束、そしてキリストの権威を象徴的に描いたもの
🕊️ 結びの祈り
愛する天のお父さま、
王なるイエス・キリストがすべての支配と権威を持ち、信じる者を守り導いてくださることを感謝します。あなたは歴史の終わりに、サタンを必ず打ち破り、千年王国を始められる方です。私たちもキリストとともに立ち、その御名を高らかにほめたたえる者としてください。苦しみや試練の中にある方々が、王の守りと慰めに包まれますように。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン。
🔔 次回の予告
第2~第5の宣告 ヨハネの黙示録14:6-13
📘 ヨハネの黙示録をもっとくわしく知りたい方へ
🔎 黙示録とはどんな書?終末の預言と希望のメッセージをやさしく解説しています。
🕊️ 聖書の最後に記されたこのヨハネの黙示録は、
恐れではなく、備えと希望のために与えられた、最も祝福された預言書です。
読む者、聞く者、心に留める者に祝福があると、はじめから約束されています
この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。(黙示録1:3)。
どうか心を静めて、神の御声に耳を傾けてみてください。
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