白い衣を着た大群衆――患難の中で救われた者たち

白い衣をまとった群衆が神の御座と子羊の前に立ち、虹のアーチの下で礼拝をささげる。中央にはタイトル「白い衣を着た大群衆 患難の中で救われた者たち」の文字が重ねられている。 ヨハネの黙示録

🌱はじめに

世の終わりに近づく患難の時、なおも神のあわれみはとどまることがありません。
ヨハネの黙示録7章に描かれている「白い衣の大群衆」は、
その苦しみの中で救いを受け、神の御座の前で賛美をささげる人々です。

彼らは、神に選ばれた144,000人のユダヤ人たちによって福音を聞き、
御子イエスを信じて贖われた異邦人たち。
この原画は、そんな彼らの感謝と喜びに満ちた礼拝の光景を、やさしいまなざしで描いています。


📝この記事を読むとわかること

  • 黙示録7章に登場する2つの群衆の違い
  • 144,000人と異邦人の関係
  • 患難期における神の救いと慰め
  • 原画に込められた希望のメッセージ

🖼️原画:『白い衣を着た大群衆』(らけるま作)

白い衣をまとった群衆が御座と子羊の前に立ち、シュロの枝を手に礼拝する光景。背景には虹と、御座におられる方と子羊が描かれている。ヨハネの黙示録7章9~17節の情景。
「彼らは大きな声で叫んで言った。『救いは、御座に座っておられる私たちの神と、小羊にある。』― ヨハネの黙示録 7:10」 患難期に144,000人のユダヤ人の宣教を通して救われた異邦人たち。 彼らの礼拝には、涙のあとに訪れる神の平安が宿っています。

🪷やさしい解説

ヨハネの幻の中で、まずイスラエルの12部族から選ばれた144,000人が神の印を押される場面が語られます(7:1-8)。
彼らは神のしもべとして患難期に福音を宣べ伝える特別な存在です。

その後、ヨハネが見たのは、あらゆる国や部族から集められた、大勢の異邦人たちでした(7:9)。
彼らは白い衣を着て、シュロの枝を手に、神と小羊を賛美しています。
これは、患難の中で福音を聞き、イエス・キリストを信じて救われた人々の姿です。

彼らの白い衣は、キリストの血によって清められたしるし。
御座の前で神を礼拝する彼らには、もはや飢えも渇きもなく、
すべての涙は神によって拭われます(7:16–17)。

この場面は、患難のただ中にあっても、神の救いのわざはとどまらず、
異邦人にも恵みが注がれる
という、終わりの日の希望をあらわしています。


🌼こどもたちへのメッセージ

この絵の人たちは、むかしとてもつらいときをとおって、
イエスさまをしんじて、天にむかえられました。

イエスさまのちからで、心がきよくされて、
かみさまのまえで、うたってよろこんでいます。

イエスさまは、どのくにの人も、どんなことばを話す人も、
みんなだいじにして、すくってくださるおかたです。


🎚️信仰のことば

「彼らは大きな患難をとおってきた人たちであって、その衣を小羊の血で洗い、それを白くしたのである。」 ヨハネの黙示録 7:14(口語訳)

このみことばは、苦しみの中にも神の救いの道があり、
その愛は最後のときにまで及ぶことを教えてくれます。
信じる者は、どんな時代にあっても、主のもとに招かれているのです。


🖼原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
白い衣をまとった群衆が御座と子羊の前に立ち、シュロの枝を手に礼拝する光景。背景には虹と、御座におられる方と子羊が描かれている。ヨハネの黙示録7章9~17節の情景。

【キャプション】
「彼らは大きな声で叫んで言った。『救いは、御座に座っておられる私たちの神と、小羊にある。』― ヨハネの黙示録 7:10」
患難期に144,000人のユダヤ人の宣教を通して救われた異邦人たち。
彼らの礼拝には、涙のあとに訪れる神の平安が宿っています。

📌原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。


🎨らけるまの創作メモ|患難の中の礼拝を描こうとした日

この絵を描いた日、わたしの心には「苦しみの中にも、救いの光が差し込む」ことを描きたいという想いがありました。
苦難をくぐりぬけた人たちが、イエスさまの血によって白くされ、
御座の前でひとつとなって礼拝している姿は、天の希望そのものです。

彼らの背中に、今を生きる私たちの姿が重なるように感じました。
どんなに時代が暗くても、神のわざはとどまらない――
その真実を、静かに届けたくて描きました。


🔆らけるまの想い|携挙の希望を今、手にしてほしい

この絵を描きながら、心の奥底から願ったことがあります。
「どうか、できる限り多くの人が、患難を通らずに、携挙の希望にあずかってくれますように」と――。

神さまは、忍耐深くすべての人が救われることを望んでおられます。
患難の時代にも救いはあるけれど、それは大きな苦しみをともないます。

いま、この恵みの時代に、
イエスさまのことばに耳を傾け、
信じて、救いに入ることができる――
その扉はいま開かれています。

この絵に描かれた大群衆は、たしかに救われた者たちですが、
その前にもっとたくさんの人が、主とともに雲に引き上げられ、
患難を通らず、御顔を仰ぐことができるのです。

このページに出会ってくださったあなたが、
その希望に招かれていることを、どうか感じていただけたら幸いです。

🌿 携挙の希望をさらに知りたい方へ
携挙に関する記事はこちら」から、やさしく解説した記事をご覧いただけます。


📝この記事のまとめ

  • 黙示録7章には、イスラエルの12部族からの144,000人と、異邦人の大群衆が登場する
  • 異邦人の大群衆は、患難期に福音を聞いて救われた者たち
  • 彼らは白い衣とシュロの枝を持ち、神を礼拝している
  • すべての涙は、神ご自身によってぬぐわれると約束されている
  • 原画は、天における慰めと礼拝の希望をやさしく描いている

🕊️結びの祈り

主なる神さま、
終わりの日にあっても、あなたのあわれみは絶えず、
異邦人の私たちにも、救いの道を開いてくださることを感謝します。

患難の中であなたにすがり、救われた大群衆のように、
私たちも、どんな時代にも御子イエスを信じ続けることができますように。

この記事を読んでくださったすべての方の心に、
主の平安と希望がそっと降りそそぎますように。

イエスさまの御名によって祈ります。
アーメン。


🔔次回の予告

次回は、ヨハネの黙示録8章1〜6節より、
「第七の封印」――すべてが静まり返る天の一瞬と、
神の裁きの前にささげられる祈りの場面をテーマにお届けします。

静寂の中に響く神の正義と、
聖徒たちの祈りが香のように天に上る、
深く荘厳な原画と解説を予定しています。


📘 ヨハネの黙示録をもっとくわしく知りたい方へ

🔎 黙示録とはどんな書?終末の預言と希望のメッセージをやさしく解説しています。

🕊️ 聖書の最後に記されたこのヨハネの黙示録は、
恐れではなく、備えと希望のために与えられた、最も祝福された預言書です。
読む者、聞く者、心に留める者に祝福があると、はじめから約束されています

この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。(黙示録1:3)。

どうか心を静めて、神の御声に耳を傾けてみてください。


✨感謝のことば
最後まで読んでくださって、ほんとうにありがとうございます。
あなたの心に、今日も小さな光が灯りますように――
またいつでもお越しくださいね🕊️
ヨハネの黙示録
著作権
本作品は、聖書に忠実に、神様との対話の中で心を込めて描いた原画です。文化庁に著作権登録済みであり、無断使用・転載はご遠慮くださいますようお願いいたします。 This artwork was prayerfully created in faithful reflection of the Bible and through a personal dialogue with God. It is registered with the Agency for Cultural Affairs, Japan. Unauthorized use or reproduction is not permitted.
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