🌱はじめに
封印が一つずつ解かれていくたびに、地上にさまざまな災いが訪れます。第四の封印が開かれたとき、そこに現れたのは青白い馬と、その上に乗る「死」。その後ろには「ハデス(よみ)」が従っていました。
剣、飢饉、疫病、そして獣たちによって、地の四分の一が命を落とすというこの幻は、私たちにとって恐ろしい現実の予告でもあります。
この原画を通して、終末の時代に何が起こるのかをやさしく読み解き、いま私たちが備えるべき「信仰の姿勢」についてともに考えてみましょう。
📝この記事を読むとわかること
- 黙示録の第四の封印に込められた意味
- 青白い馬と「死」「ハデス」が象徴するもの
- 終末に起こる戦争・飢饉・疫病のつながり
- いま私たちが備えるべき心と信仰
🖼️ 原画:『第四の封印と青白い馬』(らけるま作)

🛩️やさしい解説
第四の封印が解かれると、青白い馬に乗った「死」が現れ、その背後には「ハデス」が従います。これは、地上に未曾有の災いが訪れることを表しています。兵士たちは戦いを起こし、人々は飢えと疫病で倒れ、猛禽類や獣たちがその死体をむさぼる。そんな暗い幻が描かれています。
そして下段には、疫病で亡くなった人々が白い布にくるまれて葬られる様子が描かれています。これは死の現実とともに、なおも私たちが主に立ち返る機会が残されていることを暗示しているのかもしれません。
🌼こどもたちへのメッセージ
こわいえだけれど、イエスさまをしんじるひとは、まもられるんだよ。 せかいがたいへんなときでも、イエスさまはそばにいて、あなたのことをちゃんとみていてくださるよ。 こまったときは、「イエスさま、たすけて」といってね。
🎺 信仰のことば
「わたしの民よ、行け、あなたの奥まった部屋に入り、あなたのうしろの戸を閉じよ。憤りの過ぎるまで、しばらく、身を隠せ。」(イザヤ書26:20)
このみことばのように、神の怒りの時にも、信じる者には「隠れ場」が備えられています。それが携挙であり、主にある平安のうちに守られるという約束です。
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】 青白い馬に乗る「死」と、その後ろに従う「ハデス」の姿。兵士たち、飢えた群衆、猛獣、そして白布にくるまれて葬られる死者たちが描かれ、黙示録6章7-8節の幻を象徴している。
【キャプション】 小羊が第四の封印を解いたときに現れる青白い馬。その騎士は「死」と名乗り、「ハデス」がそれに従います。地上の四分の一に、剣、飢饉、疫病、獣による災いが訪れる幻です。下絵には疫病で亡くなった人々が白布に包まれて埋葬される様子が描かれています。
📌原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。
🎨らけるまの創作メモ|死と希望を描こうとした日
この絵を描くとき、手が震えるような思いがありました。あまりに恐ろしく、重い幻だからです。でも私は、あえて描きました。
なぜなら、これはただの恐怖の絵ではなく、「警告」であり「呼びかけ」だからです。 この絵を見た人が、ほんとうの恐れに目を覚まし、神に立ち返るきっかけになりますように。
どんなに恐ろしい時代が来ても、イエス様を信じる者には避け所がある――その希望も、そっと込めて描きました。
📝この記事のまとめを箇条書き
- 第四の封印では「死」と「ハデス」が地に現れる
- 剣(戦争)、飢饉、疫病、獣による死が地の四分の一に及ぶ
- これは単なる恐怖ではなく、神からの愛の警告
- 主を信じる者は携挙によって守られる
- いま信じることで、まだ間に合う
❓Q&A:携挙と大患難について、よくある質問
Q1:もう携挙(けいきょ)は起きてしまったのですか?
A:いいえ、まだ起きていません。
いまは「携挙の前の時代」と言われる時期です。けれど、聖書に記されたしるしは、すでに多くが現れつつあります。主イエスの再臨と携挙は、いつ起きてもおかしくない段階に入っています。
Q2:大患難時代とは何ですか?
A:携挙のあとに訪れる、7年間の非常に苦しい時代です。
反キリストが現れ、戦争、飢饉、疫病、そして迫害が広がります。
聖書では「地上の歴史の中で最も厳しい試練の時」とされています。
Q3:どうすれば大患難時代を避けられるのですか?
A:イエス・キリストを信じ、受け入れることです。
神の子イエスさまを信じて心にお迎えすると、携挙のときに天へと引き上げられ、地上の患難から守られます。これは「天に避難すること」とも言えます。
Q4:なぜ、携挙に与ることがそんなに大切なのですか?
A:それは、神さまがご自身の民を、怒りの日から救い出すためです。
携挙は、神の愛の計画の一部です。信じる者が天に引き上げられることで、地上のさばきに巻き込まれず、神とともに安全な場所で守られるのです。
Q5:いま信じれば、間に合うのですか?
A:はい、今ならまだ間に合います。
イエスさまは、今日この瞬間にもあなたの心の扉をノックしておられます。
「だれでも主の名を呼ぶ者は救われる」(ローマ10:13)という約束は、いまも生きています。
🕊️ 結びの祈り
主よ、 あなたが語られる警告を、私たちの心がまっすぐに受けとめることができますように。 この絵を見たすべての人が、ただの恐れではなく、あなたのあわれみの呼びかけに気づきますように。
死とハデスが支配するように見える時代にも、あなたの救いの道は閉ざされていません。 どうか、今、あなたの名を呼ぶ者が起こされ、携挙の恵みにあずかることができますように。
恐れではなく、信仰をもって歩めるよう、私たちを導いてください。 イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
🔔次回の予告
第五の封印では、「殉教者たちの叫び」が天の祭壇の下から聞こえてきます。彼らの涙と祈りに、神はどう応えるのでしょうか。 次回は、「神の正義」と「報い」のテーマに触れていきます。
📘 ヨハネの黙示録をもっとくわしく知りたい方へ
🔎 黙示録とはどんな書?終末の預言と希望のメッセージをやさしく解説しています。
🕊️ 聖書の最後に記されたこのヨハネの黙示録は、
恐れではなく、備えと希望のために与えられた、最も祝福された預言書です。
読む者、聞く者、心に留める者に祝福があると、はじめから約束されています
この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。(黙示録1:3)。
どうか心を静めて、神の御声に耳を傾けてみてください。
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