🌱 はじめに
エルサレムの祭りの日、イエス様はある場所に足を運ばれました。そこには、38年もの間、癒しを願い続けてきたひとりの人がいました。誰からも助けてもらえず、ただ池のそばで時を待っていたその人に、主は静かに近づかれ、たったひとことを語られたのです――「起きて歩きなさい」。この出会いを通して、私たちも主のあたたかなまなざしと、神の御子としてのイエス様の深い権威に心を向けてみましょう。
📝 この記事を読むとわかること
- ペテスタの池での癒しの出来事(ヨハネ5章)
- イエス様の癒しのことばとその力
- 安息日と律法に対するユダヤ人の反応
- イエス様が神の御子であることの意味
🖼️ 原画:『起きて歩きなさい』(らけるま作)



🪷 やさしい解説
ペテスタの池のそばには、さまざまな病を抱える人たちが集まり、水が動く瞬間を待っていました。そこに38年もの間、動けずにいた男性がいました。
イエス様は彼に「起きて、床を取り上げて歩きなさい」と語られます。その瞬間、彼は立ち上がる力を与えられました。信仰の有無を問うこともなく、ただ憐れみによって癒されたのです。
ところが、その日は安息日。律法を厳格に守るユダヤ人たちは、癒されたことよりも「床を持ち上げた」ことを問題視しました。
そして、イエス様が神を「自分の父」と呼び、御子としての権威を語られたことで、彼らはさらに反発を強めていきます。
🎚️ 信仰のことば
「わたしの父は今に至るまで働いておられる。わたしも働くのである。」
(ヨハネによる福音書 5章17節)
イエス様は、父なる神と同じように、今もなお人々のために働かれる御子です。私たちの痛みも、主は見過ごされることなく、心を向けてくださいます。
🖼 原画アイキャッチ情報
【代替テキスト】
イエスが、38年間病気に苦しんでいた男性に語りかけ、「起きて歩きなさい」と癒す場面。男性は床から立ち上がろうとしており、律法学者たちが見守っている。
【キャプション】
「あなたに言う。起きて歩きなさい」
――主の言葉は、絶望の中にも命を吹き込む光です。
📌原画には、パブリックドメイン口語訳が入っています。
🎨 らけるまの創作メモ|ひとことが変える日を描こうとした日
この原画を描いていた日、私は「変われなかった長い時間」に思いを馳せていました。誰にも気づかれず、助けてもらえずにいるようなときでも、イエス様は近づいてくださいます。
「起きて歩きなさい」――その一言で、人の人生は動き出すのです。神様の言葉が、今日も私たちを立ち上がらせる。そんな光を感じてもらえたらと願っています。
📝 この記事のまとめ
- ペテスタの池で38年癒されなかった人にイエス様が声をかけた
- 「起きて歩きなさい」との言葉で彼は癒された
- その日は安息日であり、律法学者たちは癒しに反発した
- イエス様は神の御子であり、父とともに働かれる方である
- 主は今も、私たちの痛みと願いに目をとめてくださる
🕊️ 結びの祈り
主イエスさま、
あなたは38年もの間、希望を失いかけていた人を見つけ、近づき、癒されました。
どうか今、重い心を抱えているすべての人にも、同じように近づいてください。
立ち上がれずにいる私たちに、「起きて歩きなさい」と語ってください。
御言葉の力と、あなたのあたたかなまなざしに、今日も心から信頼します。
主よ、
「起きて歩きなさい」――
あなたのそのひとことで、
今日も私は、もう一度立ち上がることができます。
弱いままでも、信仰が小さくても、
あなたがそばにいてくださるから、
この歩みを続けていけます。
今日もこのみことばが、私の心を支えてくれますように。
この祈りを、主イエス・キリストの御名によっておささげします。アーメン。
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