新しい天と新しい地――涙も死もない世界へ(黙示録21:1–8)

星がまたたく朝焼けの空の下、湖と緑の丘に囲まれた静かな風景を、ピンク色のローブを着た人物が背中を向けて見つめている。中央上部には白い文字で「新しい天と新しい地」と書かれている。 ヨハネの黙示録

🌱はじめに

私たちが今生きているこの世界には、涙や苦しみ、別れがあります。
けれども、聖書は語ります――すべてが新しくされる日が来る、と。
黙示録21章のはじまりは、神がご自身の民と共に住まわれる「新しい天と新しい地」のビジョンです。
その場所には、もはや死も悲しみもなく、ただ神の愛と平安が満ちています。
この約束を、いま私たちの心に静かに受けとめてみましょう。


📝この記事を読むとわかること

  • 黙示録21章1〜8節の概要と背景
  • 「新しい天と新しい地」の意味
  • 神の慰めと救いの約束
  • 信仰に生きる者への励ましと警告

🖼️ 原画:『新しい天と新しい地』(らけるま作)

黒い背景に、金色の立方体(聖なる都・新しいエルサレム)が天から降りてくる様子。中央にはそれを見上げる人の後ろ姿が描かれ、下部には黙示録21章1〜8節の聖句が記されている。
「見よ、神の幕屋が人と共にある。」――新しい天と新しい地。神の住まいが人の間にあり、涙も死もない永遠のやすらぎがここにあります。

🪷やさしい解説

ヨハネが見た幻には、すべてが新しくされた世界が描かれています。
今ある天と地、海は消え去り、神の臨在と栄光に満ちた「新しい天と新しい地」が現れます。
そこでは、もはや死も悲しみもなく、涙を流す必要もありません。
神ご自身が人と共に住まわれ、私たちを慰めてくださるのです。

6節では、神が「わたしはアルパであり、オメガである」と語られます。
これは、すべての始まりであり終わりであるお方、永遠の存在である神の自己宣言です。
そして、「渇いている者には、いのちの水の泉から価なしに飲ませる」と約束されます。
神の恵みは、求めるすべての人に無償で与えられる――それが神の愛のかたちです。

7節には、「勝利を得る者はこれらのものを受け継ぐ」と書かれています。
信仰に生き、希望を持ち続ける者に、神は「わたしの子」としての関係を与えてくださいます。
それは、ただの報酬ではなく、深い愛と永遠の交わりのしるしです。

一方、8節では、信仰を持たず、悪に身を委ねた者たちへの厳しい警告が語られます。
ここに出てくる言葉は重く感じられるかもしれませんが、それは神が私たちに対して真実であろうとする愛のあらわれです。
私たちが本当に命に生きるようにと、主は真剣に語られているのです。

このように、黙示録21章1〜8節には、
「すべてを新しくされる神の愛」「命の選択に対する私たちの応答」が、静かに、そして力強く語られています。

このように、黙示録21章1〜8節には、
「すべてを新しくされる神の愛」「命の選択に対する私たちの応答」が、静かに、そして力強く語られています。

☁️携挙の希望をあなたにも

この新しい天と地に入れられるのは、携挙された者たちです。
「携挙」についてはこちらからどうぞ ➡️ [携挙の希望 ― 主と永遠に共にいる約束]


🌼こどもたちへのメッセージ

かみさまは、さいごにすばらしい あたらしいせかいを つくってくださいます。
そこには、なみだも、かなしいことも、ぜんぜんありません。
かみさまと ずっといっしょにいられる、しあわせなばしょです。
イエスさまといっしょに あるく おともだちでいましょうね。


🎚️ 信仰のことば

「見よ、神の幕屋が人と共にある。」(黙示録21:3)
この約束は、神がどんなときも私たちを見捨てず、
永遠に共に住まわれる方であることを思い出させてくれます。

「わたしはアルパであり、オメガである。」(黙示録21:6)
すべての始まりと終わりを治めるお方――
その御手の中に、私たちの命も歩みも守られています。
「渇いている者には、いのちの水の泉から価なしに飲ませる」
そのことばは、疲れた魂に注がれる神の無償の愛そのものです。


🖼 原画アイキャッチ情報

【代替テキスト】
黒い背景に、金色の立方体(聖なる都・新しいエルサレム)が天から降りてくる様子。中央にはそれを見上げる人の後ろ姿が描かれ、下部には黙示録21章1〜8節の聖句が記されている。

【キャプション】
「見よ、神の幕屋が人と共にある。」――新しい天と新しい地。
神の住まいが人の間にあり、涙も死もない永遠のやすらぎがここにあります。

📌原画には、パブリックドメイン口語訳が含まれています。


🎨らけるまの創作メモ|光の都を描こうとした日

この絵を描いたとき、心にあったのは「完全な光の中に生きる」というイメージでした。
神の臨在がすべてを照らし、もはや夜も必要ない――
そんな、私たちの知っている世界とはまったくちがう、まばゆい静けさ。

イスラエルの民と教会が一つに迎えられること、
歴史が一つの都に結ばれることの深さを、
一つひとつの門や宝石の色に込めて描きました。

都を見上げる人物には、希望のまなざしを宿すように。
やがて迎えられるその日を、信じて待つすべての人の姿です。

🌠 辛いことがあっても、この原画を見たとき、
「希望はある」と思えるように――そんな願いを込めています。

📝この記事のまとめ

  • 新しい天と新しい地は、神の約束された永遠の世界
  • 悲しみも死もなくなるという慰めが語られている
  • 神は人と共に住まわれる方である
  • 信じる者には永遠の命の希望がある
  • 神の言葉はまことに成就する

🕊️ 結びの祈り

主よ、あなたが「すべてを新しくする」と言ってくださったことを、
今日あらためて心に受けとめます。
涙の中にある者、痛みの中を歩む者に、あなたの慰めを届けてください。
わたしたちもまた、あなたの国を待ち望みながら、
この地上で忠実に歩む者でいられますように。
イエス・キリストの御名によって。アーメン。


🔔 次回の予告

次回は、神の栄光に輝く「新しいエルサレム」の姿をお届けします。
聖なる都の美しさと、そこに込められた神の計画を、一緒に見つめていきましょう。

👉 詳しくは「新しいエルサレム――神の光が満ちる都」 をご覧ください。


📘 ヨハネの黙示録をもっとくわしく知りたい方へ

🔎 黙示録とはどんな書?終末の預言と希望のメッセージをやさしく解説しています。

🕊️ 聖書の最後に記されたこのヨハネの黙示録は、
恐れではなく、備えと希望のために与えられた、最も祝福された預言書です。
読む者、聞く者、心に留める者に祝福があると、はじめから約束されています

この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。(黙示録1:3)。

どうか心を静めて、神の御声に耳を傾けてみてください。

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